4月17日 (木)  『一生懸命』幻の議員日記 第107弾! 2008.4.17   たかやん

『一生懸命』幻の議員日記 第107弾! 2008.4.17   たかやん

学級通信の話
新学期になり、いくつかの学級通信との出会いがあった。担任の先生の意気込みが伝わるものもあれば、単なる連絡で終わる形だけのものもあった。先生達も大変だと思う。本当は子ども達に伝えたいことは山ほどある。だけど、モンスターペアレントや管理職の目を気にして、本当の気持ちを書けないことが多いからだ。

校長にも色々
中村敞一郎、村山惣一、鈴木彰、宮腰東海、木下保則、遠藤・・(下の名前が思い出せない・・・失礼)僕は6人の校長の下で働いてきた。彼らの中には僕の『一生懸命』のファンもいれば、僕を校長室に呼びつけ、「なんなんだこれは!」と説教した校長もいる。怒る校長に限って、「学級通信は必ず校長に提出するように!」と職員会議で言うものだ。勿論、僕は「楽しみにしているよ」という校長以外には『一生懸命』を見せるようなことはなかった。結論から言うと、校長など気にしないことだ。学級通信を読むのも、それから何かを感じるのも、お嫁に行くまで家に保管しておくのも、みな子ども達(保護者達)なのだ。毎日書けば、失敗もあるさ。それこそ、突っ込まれることもあるだろう。だけど、何も書かないより100倍ましだ。学校便りは校長が責任を持って発行する。学級通信は担任が責任をもって発行する。それでいいんじゃないか・・・。
そりゃあ、校長にもファンになってもらう方がいい。校長に応援してもらうほど心強いことはない。でも、そういうタイプじゃあなかったら、相手にしないで書けばいい。
学級通信を沢山書いた経験のある校長は学級通信には温かいアドヴァイスをくれるものだし、反対に経験の無い校長は否定的になることが多い。そんなものなのですよ・・・。

だから・・・
校長先生。書いている先生をもっと誉めましょうよ。毎日書いている先生がいたら、誉めてあげましょうよ。そして、いいのがあったらみんなの前で誉めましょうよ。そして「学校便り」を書くときに参考にすればいいんです。先生達の中には、校長より遥かに上等な文章を書く先生もいるはずです。そういう時は、盗ませてもらうんです。「朝礼」のお話に使わせてもらうのもありです。子ども達の笑顔が浮かび上がってくるような、そんな通信もあるでしょう・・・先生の笑顔が、泣き顔が見える通信があるでしょう。そういう通信が本物なんですよ。先生達が「学級通信」に燃え、校長達が「学校便り」に燃える。そういう学校の子ども達は幸せです。ご飯の時に、そういう通信が話題になって、子ども達の心と一緒に、親の心も成長できるから・・・・校長がどんなに頑張っても、各クラスの子ども達の表情までは見えない。でもね、いい学級通信があると、それが可能になるんです。学級通信にはそういう力があるんですよ。「なこたあ分かってらい!」という校長もいるでしょうが・・・・。校長が最高到達点だと勘違いしている人達が沢山いますよね。努力していない校長には魅力がないものです。そういう人がトップの学校の先生と生徒は本当に可哀そうです。

夕刊
何で学級通信かというと、朝日の夕刊にこんな記事があったからだ。「学級通信続けた元教師」「がん病床発 命の教え」すい臓がんで余命数ヶ月と医者に宣告された元先生が、毎日葉書に「通信」を書いているというのだ。それをホームページで公開して、その反響が凄いらしい・・・。そりゃあそうだ。命がけで書いているのだから、その言葉には重みがある。命がけの言葉には力がある。その先生の何かを伝えたいという思いの強さに脱帽する。さっそく、そのホームページにアクセスしようと思う。
http://www29.atwiki.jp/yamabikokai/pages/23.html
山田暁生の教育子育てメッセージ
子どもにとって、安らぎの場となる家庭 10のタイプ
1  明るく、つねに冗談が飛び交う家庭。
2  子どものユーモアに上手につき合える親であること。
3  本当のことを言ったとき、たとえそれが悪いことでも、頭ごなしに叱ったり、罰したりしない。
4  みんな健康で、それぞれが好きなことを思いっきりできている家庭。
5  隣の芝生を気にしない。マイペースのわが家。
6  家族が、あいさつや感謝、ねぎらいの言葉を互いによくかけ合っている。
7  時には夫婦げんかがあっても、基本的には仲が良く、楽しい会話が行き交っている。
8  きょうだい、親子、みんながよく助け合い、支え合う家庭。
9  深刻にならず、家族みんなが、真剣に、力を合わせて、やる時にはやる家庭。
10 楽天的。開けっ広げ。時には大笑い。温かい言葉のかけ合いがある家庭。
             「中学生を持つ両親へ」より あすなろ書房

* 山田暁生さんの「中学生を持つ両親へ」のメッセージは「家庭」は勿論、そのまま「学校」にも通じる。凄い先生がいるものである。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/        たかやん