4月5日 (土)  『一生懸命』幻の議員日記 第95弾! 2008.4.5   たかやん

『一生懸命』幻の議員日記 第95弾! 2008.4.5   たかやん

春の野に出て・・
母さんと朝の散歩をする。「あの鳥は何かしら?」「あの花は何かしらねえ・・・」まるで中学生のように質問してくる。昔、理科の授業で「春の野に出て」という野外観察をやったことがあった。学校の周りや黒目川へ出かけていって、徹底的に植物の名前を調べていく授業だった。シロツメクサ、ムラサキツメクサ、レンギョウ、ユキヤナギ、カタバミ、モクレン、ナズナ・・・・・・・・僕が理科を教えた子ども達は、今も草花の名前を覚えているだろうか・・。

3年2組
最後の卒業生、二中の三年二組の子達が遊びに来てくれた。
知子・・ひとまわり大きくなって登場。引っ込み思案だった子が、いっぱい喋ってくれた。
くるみ・・旦那様のけんちゃんと一緒に登場。9月には出産の予定だと聞いて、びっくり!おめでとう!
佳代・・学校の先生になって登場。笑顔いっぱいの佳代に空はノックアウト。空は大はしゃぎだった。
めぐ・・名古屋から駆けつけてくれた。亡くなったお父さんの話になって、泣き出すめぐ。本当に素敵なお父さんだった。
舞・・アメリカに留学している間にも、メールでやりとりしていた舞。日本を離れた経験が舞の考え方を大きくしたのは間違いない。

考えられなかった・・・
「たかやんが来て、掃除の時間にラジカセで音楽かけたの、考えられなかった!」
「そうそう、そんでもって、ベランダに出たんだよね。覚えてる、覚えてる。○○先生に怒られるって私が言ったかも知れない!」
「学校を出たのも信じられなかった。学校を出て散歩に行くなんて、考えられなかった!」
もう10年経っているのに、出てくる、出てくる・・・。兎に角子ども達にとっては、僕は異質の存在だったらしい。

異装
始業式にルーズソックスを穿いてきた女の子のことが忘れられない。ナミというその女の子は「異装届け」が出ていない!という理由で学校から追い出された。3月までいた6中の3年1組ではルーズソックスを穿いてなかった女の子は一人だけ。後は全員ルーズソックスだった(らしい。僕は気にならなかったので見てもいなかった)から、靴下で学校に入れないという学年の方針にビックリ!「折角学校に来たのだから、入れてあげましょうよ。」と主張するが、「一人を許すとどんどん拡がって行くんです!」という腐ったみかん理論で受け入れられなかった。結局その子は不登校になり、その後、彼女を見ることは無かった。僕には、そういう学校の方針こそが考えられなかった。

人は見かけで見てはいけない!
小さい頃から、父さんにそう言われて育った。小さい頃に植えつけられたものは大きくなっても自分の考え方の基礎になっている訳で・・・服装のことで子ども達を学校に入れないという発想そのものが、僕には考えられなかったのだ。今から10年ほど前のお話・・・。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/     たかやん