5月12日 (月)  『一生懸命』幻の議員日記 第132弾! 2008.5.12   たかやん

『一生懸命』幻の議員日記 第132弾! 2008.5.12   たかやん

月曜日
車で舞ちゃんを迎えに行くのに家を出るのは7時50分。8時には舞ちゃんの家に着くから、楽ちんである。舞ちゃんの家から石神小へ行く間に教え子達に会うのも楽しみの一つだ。
いつものように車の中で猛烈に喋る舞ちゃん。女の子は本当にお喋りだわ・・・。

六中
今日はその後、ディックンの付き添いがあり六中へ行った。校長室でお茶を頂いた後、校庭に・・・。「たかやん!」「おうたくや!」「おうかずよし」去年1組だったたくやとかずよしがベランダから声をかけてくれた。「1時間目は何ナノ?」「体育」「何やってんの!早く降りてこいよ!」「うーす」
校庭にはラインが引かれている。このラインは1500m走だ!(危険だけど、一緒に走るか・・・)と思っていたのだが・・・ディックンのお母さんに呼ばれ・・・色々話し込んでいる間に1500m走は終わってしまった。ホッ。
それにしてもトップで走っていたR君は速かった。運動神経の塊という感じだったねえ。

英語
二時間目の英語の時間はディックンを気にしながら、後ろで3年5組の子達の名前と顔を覚えていた。1年1組と2年1組の子達は全員覚えていたので、初めて会う子達だけを必死に覚えた。その中にテニス部のキャプテンだった「たいち」の弟がいてびっくり!昔は本当に小さかったのに・・・・嬉しい再会である。

騎馬戦
「先生!何で騎馬戦ないの?」「こんなの体育祭じゃねえじゃん!」授業中に今年の体育祭のことで不満をぶつける子ども達。今年の体育祭は大規模改修工事の影響で5月にやることになったらしい。その為に去年までの体育祭とは違う体育祭をやるらしいのだ。

工事
「なんで工事なんかするんだよ!」「俺たちこのままで十分だよ!」3年生にとっては最後の体育祭。教室が綺麗になることより、力いっぱい燃え尽きたいと言う気持ちはよく分かる。「たかやんの力で何とかならないの?」「議員なんでしょ?」「ちゃんと説明してよ!」彼らは僕にもぶつかってきた。
「工事が夏休みを過ぎるかも知れないなんていう話は議会では聞いていないよ。夏休み中に終わるという話になっているよ。」「おかしいじゃん!」「9月にやらしてよ!」普段の授業では集中しない子達も、実によく自分の考えを言っていた。体育祭のことが気になって、授業に身が入らないのかも知れないが、彼らの発言にはちょっと感動した。

署名
昔も似たようなことが六中であった。僕が3年4組の担任だった時の話だ。その年の体育祭の原案が職員会議に出たとき、僕はひっくり返りそうになった。「応援団は廃止する」となっていたのだ。五中でも六中でも応援団の担当をずっとやってきた僕には信じられない提案だった。(応援団があるから生徒指導が楽になるということを知らない人もいたのだ。)
子ども達は怒った。そして直ぐに行動に起したのだ。三年生の男女が全校生徒に呼びかけ、あっという間に全校生徒の署名を集めたのだ。そしてそれを校長室に持っていったのだ。その時の校長も偉かった。子ども達の熱意に負けたのである。そして応援団は復活した。職員会議の決定が子供たちの熱に負けたのは初めてのことだった。その年の体育祭は燃えに燃えた。最後に紅白の応援団と3年の教師達が肩を組んで校歌を歌ったのだが・・・・全員が泣いて、それを見ていたお母さん達もみんな泣いてしまった。今回のパターンとは違うだろうが、何とか知恵を出し合って、子ども達が燃えるような体育祭をやって欲しいものだ。中学生のパワーはもの凄い・・・・。勉強でも運動でも真っ直ぐな方向に向って欲しいと思う。あの時15歳だった子達はもう29歳。今年は30歳になるはずだ。体育祭で燃えた子達は受験にも燃え、そしてもちろん泣いて卒業していった。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/       たかやん