7月19日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記第200弾!  7月19日(土)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記第200弾!  7月19日(土)  たかやん

札幌日記3
5時半に目が覚めた。ルカの家はみな早起き。僕が起きると、茂男君もルカも起きていた。茂男君はテニス部の1年後輩。二人で久しぶりの会話を楽しむ。

BM
2年前の茂男君の車は赤いBMだったのだが、今回来るとトヨタのウィルサイファという車に変わっていた。色は赤だけど、えらい違いだ。真帆がロゴに乗って、手稲の病院に勤めているので、ルカが運転できる車を買ったのだそうだ。僕はあのBMが好きだったので、ちょっとショック。

東北戦
「歩いていく」と言ったのだが、ルカが許してくれず、茂男君に大学まで送ってもらった。いよいよ東北戦が始まるのだ。

8時15分
「いち」「にー」「さん」「しー」大声が聞こえてくる。東北大庭球部のストレッチの声だ。今年も東北大は元気がいい。男子には僕が好きな、仙石・渡辺がいるし、水戸という東北NO2の選手もいる。そして女子は七大選優勝チームなのだ。

8時半
北大の練習が始まる。男子は硬さが見える。ホームコートでの応援のプレッシャーに耐えられるか、心配になる。女の子は去年より格段に進歩しているのが分かる。脈ありである。

9時15分
上田部長の挨拶があり、優勝カップの返還が行われた。僕らの時代よりもかなりでかいカップが2個、東北大のキャプテンから返還される。

ダブルス
男子のNO2ダブルスの東・石田と水戸・堀田の試合は0−6でスタートした。石田の視線がコート外をさまよい、明らかに集中できていないのが分かる。東も足が動かないまま強打を繰り返し、Iフォーメーションも毎回では相手に通じない。ところがセカンドセットになり緊張が解けたのか、少し足が動いてきて6−3。テニスはやはり足なのだ。そして勝負どころのサードセット。3−3から相手のサーブをブレイクし、乗っていくところで石田がダブルフォールとを続け・・・逆に相手のペースに。5−7で落とす。そして0−6。東・石田は力がありながら、メンタル面の強化不足で完敗したのだった。攻めと守りの切り替えができず、悪い体勢のまま強打するというダブルスでは勝てない。

ファイナル
ところが、土手の向こうのNO3ダブルスが頑張った。和泉が抜けたことで急遽出場が決まったらしい丸山・小橋だったが、頭脳的な作戦で東北大の田中・遠藤と互角にわたりあったのだ。スコアーは6−3、1−6、2−6、6−3、、、ファイナル入ったところで、松浦さんが「たかむら、あのダブルス勝たせてこい!」と命令が入り・・・僕と大久保、高田さんの三人がコートの後ろに陣取った。北大にはホームの応援、東北大にはアウェーの応援が始まった。僕らは3年前の仙台での東北戦、ダブルスNO3の大久保・桑野の試合を思い出していた。あの時もファイナル。同じメンバーが揃っていたせいもあるだろうが、同じ雰囲気に、勝てる雰囲気になってきた。途中お互いにチャンス(マッチポイント)を2回ずつ逃し迎えた11−11の東北大のサービス。ここをブレイクし、最後は丸山がサービスエースを決めて勝利したのだった。僕は「丸山!ゆるくていい、センターにファーストを入れろ!」と大声で叫んでいた。もしかしたら、東北大の遠藤はそれが聞こえた分、センターに意識が集中していたかも知れない。団体戦の面白いところである。

ファイナル2
女子の方も七大戦優勝の東北大に大善戦。ダブルスNO2の堂腰・内田がまず1勝。そしてNO1の安藤・小川もファーストを取り、セカンドも5−2に。誰もが勝った!と思ったあたりから、東北大が意地の反撃に・・・逆にタイブレークで落としてしまう。そしてファイナルも0−3に。そこから僕が大声で応援をはじめ、安藤も小川も聞こえてると頷きはじめ・・・3−3に。それに桑野も加わり、遂に5−3・・5−4となるが、最後は6−4で勝ったのだった。OBの声に現役が反応してくれる。飛行機に乗ったかいがあるというものである。これで女子は2勝。堂腰のシングルスNO3に運命はかかっていく。明日も勝たせなくては・・・。一方の男子は1−4の状態で明日に繰り越し。厳しい状況だが、明るい材料もたくさん見つけた。明日も精一杯応援しよう!     たかやん