8月15日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第227弾! 2008.8.15(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第227弾! 2008.8.15(土)   たかやん

靖国
今日8月15日、福田さんは靖国へ行かなかった。結構なことである。靖国を外交の切り札にされてはいけない。中国も韓国もオリンピックに忙しく、あまり靖国のことは話題にならなかったようだが、それでいい。国のために死んでいった軍人達の英霊が祀られているという靖国。戦争で殺された人たちの魂はどこに祀られているのだろう。18歳で死んだ登叔父さんの魂は靖国にあるのなら、死んだ父さんや一夫伯父さんの魂と会えないではないか・・・・。

「靖国で会おう!」と若者達は死んでいった。そう考えないと、どうしようもなかったのだろうし、そういう教育を受けていたのだと思う。そして残された人たちも、そう考えるしかしょうなかったのだと思う。戦後63年。だけど、あの戦争はまだ戦争は終わっていないのかも知れない。

レイテ決戦
オリンピックを見ないで、NHKの「レイテ決戦・生存者が語る地獄絵」を見た。97%の日本兵が死んだとされるレイテ戦。補給路を絶たれ、餓死者が続出したレイテ戦。「現地調達」という言葉で略奪を繰り返すしか生きていくことができなかった日本兵達。あの島で餓死した日本の若者達の魂は本当に靖国まで帰ってこれたのだろうか・・・・。「おかあさん!」って言って、泣いて、死んでいった若者の魂は、日本に帰ってこれたのだろうか・・・。

戦争とオリンピック
それにしても作戦を間違えると何百万の国民の命を失うことになるのだから、戦争は恐ろしい。作戦を間違えなくなって、他国民の沢山の命を奪うのだから、戦争は恐ろしい。状況判断ができない阿呆なリーダーがいるとこういう悲劇が起きる。作戦なんていうレベルでは無かったレイテ戦。僕らも今、この国のリーダー達の言動に気をつけなくてはいけないのだ。
それに比べてオリンピックの平和なこと。確かに命がけで戦う若者達がそこにはいるけれど、それで死ぬわけではない。国の名誉のために戦って、負けたとしても許される。小さな国が大きな国に勝つこともある。兵器の力比べではない。肉体と精神の力比べなのだ。オリンピックは戦争だ。4年に1度の楽しい戦争だ。

負けられない戦い
テレビでは「負けられない戦い」が溢れている。サッカーも野球も「負けられない戦い」らしい。そりゃあ勝って欲しいけれど、負けられない戦いなどスポーツの世界ではない。星野ジャパンが負けたって、反町ジャパンが負けたって、これからも応援する。それでいい。死に物狂いで応援して、死に物狂いで戦って・・・心が一つになることが大事なのだ。
そして負けた相手にも勝った相手にも拍手を送る。それが大事なんだと思う。
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