10月10日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第282弾! 2009.10.10(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第282弾! 2009.10.10(土)   たかやん

最後の運動会
今日は空の片山幼稚園での最後の運動会。全身筋肉痛でも7時45分には幼稚園に着いた。そう、今日は駐輪場係りだったのだ。ところが、ママの調子がおかしい。「眩暈がして起きれない・・・」というのだ。僕は駐輪場の係りが終わると同時にダッシュで空を迎えに・・・そして何とかギリギリ、開会式に間に合ったのだった。

長淵
その駐輪場係りのお父さんの中に、六中の卒業生がいた。「青ジャージだったんですよ」「テニス部でいうと中君の代ですね」六中が初めて全国優勝したときの学年だ。その彼が、「先生が長淵を歌ったのを覚えてますよ。それで長淵ファンになったんです!」というから驚いた。僕の学年でない子たちまで、僕の歌を聴いていたのだ。理科の授業は覚えてなくても、僕の歌は覚えているという子が多いのは、嬉しいような悲しいようなである。

ビデオ&カメラ
ママが倒れてしまったので、独りで撮影隊をやって大変だった。独り会派には慣れてはいるのだが、一人撮影隊には慣れていないのだ。全身の筋肉痛の上に、一人撮影隊・・・男はつらいよ状態だった。

友達
それでも今日一日で友達が増えるのだから人生は面白い。同じマンションに住んでいるjさんや、3年間同じ学年だったKさん。そして六中卒業生のS君など・・・新しい友達が増えたのが嬉しかった。


今日の運動会で泣いたシーンがあった。卒園児によるリレーである。トップランナーに障がいのある女の子が先生と手を繋いで走ったのだ。明らかに不利なスタートである。ところがそのクラスは後半、足の速い子が走り、どんどん追いついてきて・・・そして、最後に1位になるのだ。その時の担任の先生と子どもたちの喜びようといったら・・・・僕は六中の3年2組のことを思い出していた。

マー君
3年2組にはマー君という男の子がいた。運動機能障害、そして知的障害・・・体育祭でマー君がいることは学級対抗には明らかに不利だった。しかし、3年2組は練習に練習を重ねた。最初はまったく走れなかった二人三脚をいったいどれだけ練習しただろう。怖がって、手ぬぐいを捲くことさえ拒んでいたマー君と僕はどれだけ一緒に走っただろう。そして体育祭の本番。マー君はクラス一の秀才と二人三脚のアンカーを務めた。3年2組はぶっちぎりだった。ところが・・・二人の手ぬぐいが切れた!のだ。必死になって結びなおそうとする二人。しかし、切れた手ぬぐいはなかなか繋がらない・・・次々と後続チームに抜かれ・・・3年2組は悲鳴をあげた。それでも僕らにとっては優勝だったのだ。僕らは間違いなく1位だった。今日のリレーでその時の記憶がよみがえってきたのだ。クラス全員の力で戦うことの意味を・・・今日のあのクラスも、3年2組の子どもたちも感じてくれたと思うのだ。僕は周りに気づかれないように涙をぬぐった。カメラのシャッターを押しながら恥ずかしいくらい、涙が出てきたから・・・

今日の写真
その時のリレーの様子。小学校1年生達が必死に走っていた。そして優勝したクラスの万歳!たまらなかった。

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