11月4日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第307弾! 2009.11.4(水)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第307弾! 2009.11.4(水)  たかやん

腹痛
空が「おなかが痛い」という。幼稚園を一度も休んだことがない空が、「お休みする」と弱気になった。滝山小児クリニックに電話で予約を入れ、「寝てなさい・・」とお休みを決める。子どもが病気になると、代わってあげたい・・・親はそう思うものである。

ライターとゲンコツ
陵平が学校に持っていったものはライター。そして、央侑君が学校に持っていったものもライター。タバコでもなければ麻薬でもない。ただのライターだ。花火遊びをした後に、家に寄る時間がなくて、ライターを持ったまま学校へ行った央侑君。「本当に付くの?つけてみてよ」と友達に言われ、付けて見せたところを教頭に見つかって取り上げられる。それが文化祭を中止させるような出来事だろうか。それが、学年集会で反省文を読ませるような出来事だろうか・・・俺たちだったら、ゲンコツを一つで終わりである。俺はゲンコツを体罰だとは思っていない。ゲンコツで怪我をした奴など見たこともない。ゲンコツで心が傷ついたという話も聞いたことがない。僕らは先生によくゲンコツを食らった。思い切りのゲンコツもあれば、軽いゲンコツもあった。休み時間にハイチュー程度のことだったら、軽いゲンコツだろう。学校にライターだったら、中くらいのゲンコツだろう。央侑君も陵平もものを盗んだ訳でもないし、弱いものいじめをした訳でもないし、人を傷つけた訳でもない。平川市立尾上中学校も当時の新座二中も共通していたことは「最初が肝心」「小さなことも見逃さない」という考え方だった。その上、二中には「共通理解」「共通行動」という金科玉条があったのだから、子どもたちはたまらなかっただろう。
学校の常識は世間の非常識とよく言われるが・・・僕らはその非常識の世界に愛する子どもたちを通わせているのだ。

先生の言うことを聞きなさい!
僕らはそう習ってきた。先生にビンタを食らっても、ゲンコツを食らっても文句を言う親はいなかった時代だ。そして、それだけ先生にも魅力があった時代でもあったのだ。一人一人に個性があって、それだけでも学校という場所は子どもたちに魅力的なところだった。今は違う。「共通理解」「共通行動」とかで、どこを切っても金太郎飴みたいな先生が多いのである。そしてそういう校長が多いのである。

先生の言うことなど聞いてはいけない!
極端かも知れないが、場合によってはそう教えないと央侑君や陵平のようにならないとも限らないのである。昔なら、先生の中に「そんなこと気にするなよ。」「俺は信じてるよ」という先生が必ずいた。そしてゲンコツ一つで解決する先生が必ずいたのだ。ネチネチと説教し、学年集会で謝罪させるような「いじめ体質」の教師は皆無に近かったのである。ゲンコツ先生がいないとしたら、親が代わりにゲンコツをくれたり、「たいしたことないよ」と励ましてあげなければいけない。それが子どもたちの命を救うのだ。央侑君の両親はそれすらできなかった。学校から帰ってきた央侑君と会うこともできなかったのだから・・・

学校公開週間
31日と4日5日で学校公開週間である。たった3日なのに公開週間というところが新座の学校らしい。たくさん見て回りたい人間には3日という時間はあまりに少ない。本当に大忙しの一日だった。

今日の写真1
4年前の11月1日にあっちの世界に行ってしまった和彦。大学時代の親友である。青森に行っていて、すっかり命日を忘れていた。時々思い出しているのに、命日をスルーするとは・・・でも、きっと和彦は笑っているはず。「高邑、俺のことは気にするな。奥さんと空君を大切にするんだぞ」ってきっと言ってくれるはずだ。あんなにいい奴が、俺よりはるかに頭のいい奴が先に行っちまうんだから神様も人が悪い。(人じゃないけど)亮と空のためにあと50年ほど生きることにしたよ、和彦。もう少し待っていてくれよな。たかやん

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