12月18日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第351弾! 2009.12.18(金)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第351弾! 2009.12.18(金)  たかやん

最終日
自転車を飛ばし、一番で控え室に入る。着替えているとノックをして、佐原さんが「おはよう!」と顔を出し、挨拶をしてくれた。

議案第104号
平成21年度新座都市計画事業新座駅北口区画整理事業特別会計補正予算(1号)について、反対討論をした。これは北口の事業そのものではなく職員の配置や給与の関係なので、事業そのものには反対している共産党も賛成している議案だ。それでも僕は無理矢理反対討論をしたのである。「北口に反対だから、その全てのことに反対する」という理屈で、財政難を理由にできない事業を上げ、北口以外の道路の問題まで取り上げ、反対討論をしていると「北口のことを言えよ!」という野次が最前列から飛んだ。(どうやら年賀状は書き終わったらしい。)自分より一まわり以上若い議員にそういう言葉遣いをされると流石に頭にくるのだが、僕の目を見ることなく、下を向きながらの情けない野次だったので、完全に無視をする。品のない野次に付き合っている暇はないのだ。

賛成討論
それに比べて傑議員は、「高邑議員が反対討論をしたので、僕は賛成討論をします」と堂々と自分の意見を言っていた。そうじゃなくっちゃ!しかも、共産党の朝賀議員も「われわれも北口の事業そのものには反対しています。でも、この議案は事業そのものではなくて・・・」と共産党の立場をしっかりと語ったのである。僕は少しこじつけて反対討論をしたのだが、それに乗っかってきれくれた二人に感謝である。みんな原稿なしで、パッと反応してくれたところがいい。原稿なしの討論と下品な野次。月とスッポンである。

追加議案
今回追加で提出された補正予算がマレットゴルフ場の改修工事の196万と新座中学校の借地取得の1億4411万。この議案に対する僕の質問で分かったことは、今新座市が抱えている借地の総面積は29万1051.45uという途方もない数字とその内の学校関係が残り3万9237.55uだということだ。今回の新座中と同じ地価で計算すると、学校関係の借地買取だけで28億6430万・・相続が発生すれば、およそ30億も必要になるのだ。勿論、今回の1億4411万の内1億2940万は市債(借金)である。この29万平米の借地問題はこれからの新座市の財政を考えていく上で忘れてはいけない問題なのである。

意見書
本議会後半になり議員提出議案(意見書)で急に忙しくなった。まず、「子ども手当」財源の全額国庫負担を求める意見書に対して質問したのだ。「提案者は子ども手当そのものに賛成した上でこの提案をしていますか。それとも、実は反対だけれども、実際に支給されるのであれば地方に負担させないでよ。という考えなのか。どちらですか?」という質問をしたのだ。僕自身は子ども手当に大いに疑問を持っている。子ども手当は配偶者控除、扶養控除廃止と一体となっているからだ。詳しくは議会報告で書くことにするが、僕はここで「子ども手当そのものに反対なので」と反対討論をしたのである。それに対して、共産党のカサジ(笠原議員)が「私は子ども手当てそのものにも賛成です」と賛成討論した。これまた自然な成り行きで、面白かったのである。結局ここでも1対25という構図だったなあ・・・。つづく

今日の写真
休憩中の榎本会計管理者。刷新の会時代、榎本さんの講義を受けたことが、今の自分の基礎になっているかも知りません。いつも笑顔で、分からないことがあると「一人会派」の僕にも優しく教えてくれます。もう直ぐ退官。この笑顔がいなくなると思うと、本当に寂しくなります。

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