12月25日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第358弾! 2009.12.25(金)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第358弾! 2009.12.25(金)  たかやん

プレゼント
4時半過ぎ、目覚ましなしで起きる。母さんがもう起きていて、「おはよう!今朝は寒いわよ」「おはよう。そう・・でもスーツで行ってみるわ。」と着替え始める。サンタのプレゼントを待っている空はぐっすり。ママの作戦は昨夜から練られていたようだ。

たまごっち
空の枕元に置いてあったのはただの「卵のチョコレート」。たまごっちを期待していた空はガッカリして、また寝てしまったらしい。余りにもガッカリしていたので、ママが「あれ、サンタの人形が何か持っている!」と教えてあげると、空は飛び起き手紙を読んだ。「ママ!サンタさん、慌てて庭に落としちゃったんだって!!」と庭に飛び出した。そして、木の間に隠してあった“たまごっち”を発見したのである。本当は緑色のたまごっちがよかったらしいのだが、「いいの、男の子は青でいいの」と嬉しくてしょうがない様子。こうしてサンタのプレゼント作戦は成功したのだった。

プレゼント2
その頃、僕は新座駅でたくさんの笑顔をプレゼントしてもらっていた。空のサンタのように慌てていたので、いつもの小さな幟を忘れてしまい、どこの誰だがわからない状態での駅立ち。しかも、僕は自分の名前を絶対に言わないから・・・どこのおっさんだか分からない訳で・・・そんな僕なのに、大勢の人が笑顔というプレゼントをくれたのだから嬉しい。駅立ちの前と後に、駅前を掃除したからかなあ・・・・クリスマスということで神様が見ていたのかな。

コロ
二中最後の卒業生のコロにも会えた。「たかむら先生!」とコロ。僕らは駅の改札で抱き合った。西友でコロがバイトしていたとき以来である。「これから福島に出張なんです!」とコロ。元気でなによりだった。

美恵
六中テニス部の美恵ともハグ。寒さが吹き飛んだ。美恵ももう28歳。本当に綺麗になった。もう卒業して13年も経つのか・・・。

学童
いつも学童保育のことを僕に教えてくれるAさんの笑顔にも会えた。子どもたちのことを考えている人は、みんないい顔をしている。駅で沢山の人の顔を見ていると、そういうことがよく分かる。

記憶
兎に角、まずはチラシを貰ってくれた人の顔を必死に記憶している。次回にも渡せるように、しっかりと記憶しないといけないのだ。ひばりが丘と東久留米は大体覚えてきたのだが・・・志木は半分以下。新座は60%といったところ。もう少し右脳を鍛えないといけない。

ユニセフ
夕方、東久留米の駅前でユニセフの募金をしてた。小さな女の子たちが声を合わせて「おねがいしまーす!」と言っていた。お財布の中を見ると、千円札がない。五千円と一万円しかないのだ。流石にそれは無理・・・と、銀行へ。ところが銀行のATMの前は30人以上の列。その時気づいたのだ。免許証入れの中に千円札があることを・・・・そして、僕は千円札を一枚握り締め、募金箱へと向かった。そして一番小さな女の子の前の募金箱にお札を入れた。それを見ていた女の人が「そんなにたくさん、何十人分も!」と目を丸くしたのだ。僕はお札を入れてから、それが千円札ではないことに気づいた。オーマイガッ!!ひっくり返りそうになったが、笑顔で堪えた。だって、今日はクリスマスマス。恵まれない子どもたちの為に役に立つなら、それが一番の使い道。きっとまたいいことがあるさ。

三姉妹
18時頃、ドアを開けると上の階に住むKさんの子どもたちが三人笑顔で立っていた。「いつもうるさくしてごめんなさい」「メリークリスマス!」とプレゼントをくれたのだ。僕はもうただただ感激して・・・三人の頭を撫でながら、「大丈夫だよ!いくら走り回っても、おじさん平気だからね。」「元気でいいなって、思っているから大丈夫だよ。」と言ったのだった。子どもたちが走り回る音は本当に心地よい。米軍機の騒音とは訳が違うのである。世の中、静かならいい訳ではないのだ。赤ん坊の泣き声や小さい子達の歓声のように、子どもたちが発する音は心地よいものなのだ。

最高のプレゼント
それは今朝の6時過ぎに起きた。僕の目の前にラケットを背負った中学生の女の子二人が現れたのだ。(まだ6時過ぎだぜ・・・)しかも、彼女たちが着ていたのは六中のジャージのように見えた。ウィンドブレーカーの背中にはRではなくてSの文字が見える。(違うのかなあ・・・でも六中だよなあ)そう思って見ていると、4人の女の子たちがそれに加わった。僕はチラシを配りながら、彼女たちの様子を観察し、話に耳を傾け、そしてどんどん笑顔になっていった。兎に角、会話が爽やかなのである。僕は服装にはこだわらない方だが、だらしない子は一人もいない。雰囲気がピリっとしていて、気持ちがいいのである。(これは六中のソフトテニス部だな)僕は直感した。近所のおじさんは普段の練習から見ているからだ。六中のソフトテニス部には熱がある。顧問の若い先生の熱が子どもたちに伝わり、子どもたち全体がピシっとしているのだ。暫くすると、改札から先生が登場した。(やっぱり六中の先生だ!!)彼女たちの背中のSは“SAITAMA”のSだった。そう、SAITAMA NIIZAYの文字だったのだ。彼らは明らかに全国を目指している。僕らが昔、日本一を目指したように彼らも今、夢に向かって燃えているのだ。六中はどんどんよくなっている。今、地域の人たちはそう感じ始めている。彼女たちのような爽やかな子達が六中には沢山いるのだろう。熱い先生の指導のもと、そういう子どもたちが育っていくことが僕たちの夢でもある。頑張れ!六中、頑張れ!六中ソフトテニス部。僕らが何ヶ月もかかって桜の木を移植して作ったEコート。君たちが使ってくれているんだね。役に立てて嬉しいよ。今日は本当にありがとうね。応援しているよ! たかやん

今日の写真1.2
空のプレゼントです。サンタさんからはたまごっち。僕からは辞書。ママからは本のプレゼントでした。その辞書を使って、早速分からない言葉を調べる空。多分、たまごっちのほうが先に飽きるでしょう。本が大好きなDNAというのは遺伝していくようですから。

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