3月27日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第85弾! 2009.3.27(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第85弾! 2009.3.27(金)   たかやん

消費税の話
この3月議会で共産党が提出した意見書「食料品の非課税化など内需拡大策を求める意見書」に賛成討論した。残念ながらこの意見書に賛成したのは共産党と語る会だけ。自民・公明・民主(刷新の会)は反対に回った。ヨーロッパの消費税は20%で高いと言われているが、イギリスなどでは食料品にかかる消費税は0%。つまり非課税なのである。そして日用品も0%か、かなり低い税率になっているのだ。消費税は誰も同じ税率であることから「公平」だと思っている人もいるようだが、それは大間違いだ。金持ちのボンボンからも年金暮らしのお年寄りからも、寝たきり老人からも、幼い子供たちからも同じ税金を取ることこそ「不公平」だという感覚がなくてはいけない。最近“応益負担”という言葉が流行ってきたが、この言葉は危険な言葉だ。金持ち用語だと言ってもいい。金持ちにはたいした負担ではなくても、ギリギリの生活をしている人にとっては、とんでもない負担になるのだ。北欧のように消費税が20%程度と高率であっても社会福祉や保健サービスは誰でも公平に受けることができ、その料金は、無料または、かなり低く設定されているのであれば話は違う。フィンランドなどは、教育費が小学校から大学まで無料なのだからビックリする。日本の場合は、一人の子供が大学をでるまでに、600万円から1000万円の教育費がかかるといわれているのだから大違いである。今の政府は北欧の逆をいっている。国の社会保障費を減らし、企業の法人税だけは税率を下げ、消費税を上げて庶民から税金を毟り取ろうというのだから困ったものだ。仕事もなく、家も同時に失う・・・そんな人たちが大量に出ているのだから、せめて食べ物くらいは非課税にしたいものである。

消費税の話2
1989年4月、消費税導入の際、政府は「高齢化社会の福祉のため」と大宣伝した。しかし、この20年間に、健康保険本人の医療費自己負担は1割から3割に引き上げられ、年金の支給開始年齢も60歳から65歳におくらされ、また介護保険制度の創設で、保険料の負担に加えて利用者負担など、社会保障は衰退の一途なのである。消費税導入が「福祉のため」ということは真っ赤な嘘だった訳だ。この20年間で我々から集めた百数十兆円の消費税はどこへ行ったのか・・・消費税の税収は、そのまま法人税の税収減の穴埋めにされたことが数字に表れている。つまり・・・これから消費税がいくらあがっても、それは社会福祉には使われないということなのだ。要するに、貧乏人からも病人からも子供たちからも税金を搾り取り、社会保障はボロボロ・・・自殺者はさらに急増・・・そんな国になってしまう可能性があるのだ。そう言えば国立大学の授業料も高くなった。僕らの時代は入学金が12000円。授業料は月に3000円。入学時に30000円あれば大学に行けたのだ。それだから貧乏でも大学に行けたのである。年間18000円の授業料、それこそ国立大の一番の魅力だった。今の日本は病気になるのも、学校へいくのも大変な国になってしまった。昔の方が貧乏だったけど、政治は国民のほうを向いていた。アメリカにかぶれはじめてから日本はどんどんおかしくなってきた。僕はそう思うのだ。

二大政党制
アメリカのように二大政党が交互に政治をすることがいいことのように言う人たちが多い。今のアメリカのように貧富の差が酷く、軍需産業が国の方向を決めてしまうような国がいいのだろうか。アメリカという国は共和党だって、民主党だってずっと戦争をしてきた国なのだ。お金のない人は病院にもいけず、まともな教育も受けられない・・・そんな国がいい国な訳がない。アメリカの貧困率は世界一なのだ。二大政党ということは選択肢が二つしかないということ。それは危険だと思う。政権が安定することと国民生活の安定は別ものだ。フィンランドにはキリスト教民主党 - 緑の同盟 - 左翼同盟 - 国民連合党 - フィンランド社会民主党 - スウェーデン人民党 - 真のフィンランド人と色々な政党がある。政治の仕組みがかなり違うようだから一概には言えないが・・・アメリカよりは遥かにましな国だと思う。アメリカの年次要望書の通りになっていく・・・それだけは避けたいなと思うのである。

宿題
どうして中学校の先生達は「提出しないと成績を落とす」と直ぐに口にするのだろう。「この問題集を3回やっておけば、テストはバッチリ。テストができたら誰でも5をあげるよ」そう言えば、中学生はみんな勉強するのに・・・。どうしても言いたければ、「提出したらいいことが起こるかもねえ・・・」とプラスの言葉を使って欲しい。先生の言葉には力があるのだ。マイナス言葉はいけない・・・・おっと、僕も気をつけないと・・・。
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