4月13日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第102弾! 2009.4.13(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第102弾! 2009.4.13(月)   たかやん

5時
窓を開けると外はもう明るい。昨夜寝たのが遅かったので、少し頭がボーっとしている。顔を洗って、髭を剃って、台所のゴミを綺麗にして・・・ゴミだし。あっという間に5時45分になった。

5時55分
ダッシュでひばりが丘へ。朝だというのに風が暖かい。少し汗をかいて駅前に立った。

マスク
まだ花粉症が終わらない。例年、ゴールデンウィークが終わる頃に終わるのだ。それでも今朝はマスクをはずしてみた。くしゃみをしたらごめんなさい!だ。

完売
8時半、今日もチラシが完売?した。終わってから階段を上がり、捨てられているチラシがないか確認したが、「無し」。このところ、僕のチラシがゴミになることはなくなってきている。嬉しい限りである。

ゆりちゃんとるーちゃん・・・
久しぶりにゆりちゃんに会えた。中学生の女の子が、毎回僕のチラシをもって行ってくれるのだから嬉しい。そして高校生になったるーちゃんと駅で初めて会った。友達と楽しそうに会話しながらの登場だった。順子にも会えた。元気そうで安心した。宏美にも会えた。ちょっと疲れ気味だった。哲也にも会った。少し太った。淳一にも会った。秀和にも会った。・・・今日も数え切れないほどの教え子達と会えて幸せだった。

第十一歩 「怒るときは本気で」
ピグマリオン効果を信じるのは簡単だが、実践するのは結構難しい。「表情」に気持ちが表れてしまうからである。本当に信じていると思い込んでも、何かあると(ああ、やっぱりこいつは駄目なのかも…)そう思うことはある。そういう時に表情に出てしまうのだ。子供達は大人の表情を読む天才だ。子供達の目をごまかすのは簡単にはいかない。トレーニングが必要になってくる。人間、嫌なことがあった時に、嫌な顔をするのは簡単である。誰でもできる。プロは嫌なことがあった時に、上手くいかない時に、嫌な顔をしてはいけないのだ。だから表情を作る練習をしなくてはいけない。毎日鏡の前に立ち、自分の表情のチェックをするのだ。そして嫌なことがあった時のことを想像し、そしてその時にどんな顔をしたらいいか自分なりに考える訳だ。そういう意味では教師は「役者」だ。子供達の前で毎日教師を演じている訳だから・・・・。

1組で嫌なことがあったとする。一瞬の嫌な顔はしょうがないだろう。だけどそれを引きずってはいけない。次の授業は2組だ。1組であったことは忘れてしまうことだ。ニコニコ顔で教室のドアを開けるのだ。役者が違う番組に出演していると思えばいい。1組と2組では違う顔をしていいのである。子どもが違うのだから当たり前だ。勿論成績の付け方は同じ方がいいだろう。しかし授業のやり方や表情は違ったっていいのである。子供が違うということはそういうことなのだ。だから、家で何か大変なことがあってもそれを学校に持ち込んではいけない。子供達に会う前に心を決めて、「おっはーっ!」と先に挨拶しよう。

そしてこれは大事なことだが、怒る時は本気で怒らなくてはいけない。子供たちの心に響く怒り方をしなくてはいけない。少なくても本気で怒っていると感じさせなければ怒る意味がない。だからつまらないことで怒ってはいけないのだ。「スカートが短い。」とか「髪の毛の色が茶色い。」とかいうことで本気で怒る人達が沢山いる。困ったものだ。彼らは生徒達が弱いものいじめをしたり、危険なことをした時に本気を出せなくなるのだ。スカートや髪の毛がどうしても気になるのなら、「僕はそういうの嫌いだ。」と言えばいいのだ。自分が「好きじゃない。」ことを伝えればそれでいいのだ。それを職員室に呼び出したり、ひどい時は親を呼んだりするからおかしくなるのだ。親に会いたければ自分から出かけることだ。学校に親を呼び出して上手くいったことなど見たことがない。学校に親を呼ぶということは「学校では手におえません。」と宣言しているようなものだ。「貴方の育て方が悪かったからこうなったんだ。」と言いたいのだろうが、それは違う。学校に呼び出されるのは大抵が母親だ。母親だけに責任をなすりつけてしまってはいけない。母親だけで子どもを育てている訳ではない。父親もいるし、祖父母に育てられていることもある。それぞれの家庭で違うのである。どうしても親と話をしたければ自分の方から出向いていく。「家庭訪問週間」の家庭訪問では家庭のことは分からない。15分や20分でその家庭が見えたら超人である。何か問題が起きた時にこそ、じっくりと、本当の意味での家庭訪問をするのだ。そして決して嫌な顔をしないこと。それがプロとしての基本である。そして怒る時は子供たちがひっくり返るくらいの怒り方をしよう。

* ゴミ箱をひっくり返す。賞状をびりびりに破く。ラジカセを粉々に砕く。マンガ本をストーブに突っ込む。真冬に学生服の上からバケツの水を浴びせる。・・・どれもやったことがあるが、本気で怒ることが大事。掃除をしなくて、ゴミ箱。クラスがまとまらなくて、(いじめがあって)賞状。合唱コンクールで練習しなくてラジカセ。授業中の漫画でストーブ。学校で喫煙でバケツ・・・・・。どれも大声で本気で怒ったけれど、親には知らせなかった。こんなことでいちいち親に通報していたら、中学校ではやっていけない。細かいことは気にしない。大声で怒って、終わり。それが役者ってものさ。そんな先生ばかりでも困るだろうが、うるさいおばさん型の先生が多すぎると・・・学校は壊れていくものだ。

東久留米
明日は東久留米。5時55分から8時半までやります。みなさん、よろしくです。
takayanchan@jcom.home.ne.jp                              たかやん