5月4日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第123弾! 2009.5.4(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第123弾! 2009.5.4(月)   たかやん

須田健治
僕の目の前には困った表情の須田健治。「わかりました!応援します」と僕。それを聞いて喜ぶ星川一恵・・・・何なんだこれは・・・?おかしいと思ったら・・・やっぱり夢だった。

テニス
今日も親子三人でテニスをやった。駐車場のないコートへは自転車で・・・・。途中空が転んで大泣き・・・・「ママが押すからバランスくずれちゃったんだよ・・」と空。

姉妹
母さんは拝島の信子伯母さんのところへお見舞いに行った。帰りには福生の礼子叔母さんのところによってきた。三姉妹の若い頃の写真を持って帰ってきた。そこには僕が生まれる前の若い頃の母さんたちの写真が・・・

7000万
初めて住宅展示場なるところへ行った。最初に入ったのは「積水ハウス」なかなかの家で、かなり気に入った。2階ではしゃぐ空。「凄いねえ・・」とママ。「いくらですか?」と聞く僕。「建物だけで7000万です」という答えが返ってきた。今の家で十分満足しているのに、(いいなあ・・)と思った。1億円の宝くじを当てよう。

100円ショップ
7000万の世界から現実に引き戻された。鉢を7つほど買った。植物にとって大事なのは土と水と栄養と日当たり・・・鉢は100円で十分だ。

教育は愛だ!その2
西戸山中学校1年の担任は天野先生。数学の先生で僕は授業中に隣りの女の子とお喋りしては、よく叱られた。スバル360という小さな車に乗っていて、僕はその車に乗りたくてしょうがなかった。その夢は5月にあっさりと叶う。階段から飛び降りて、骨折したのだ。いつもおっかない先生だが、僕をおんぶして車に乗せ、そして病院に運んでくれた。先生がとても身近に感じた瞬間だった。
中学校2年生・3年生は河合隆慶先生。社会科の先生で、1年生の時から憧れていた先生だ。学芸大出身の先生の授業は滅茶苦茶面白くて、僕は試験前になるとまず社会からはじめた記憶がある。それでも成績は3.他の子達も先生の授業が好きで、みんな一生懸命やったから、どうしてもいい成績が取れなかったのだ。
僕たちが貨幣偽造をやって、戸塚警察が動いた時、警察に捕まる前に捕まえてくれたのが河合先生だった。僕達は職員室でお茶を出され、そしてこう言われた。「俺はジュンが好きだ。俺はタカが好きだ。」僕らはそこで泣きじゃくった。もう二度と悪いことはしない。心の中で先生にそう誓った瞬間だった。ジュンは今、都立高校の先生をしている。そして僕も、10年前までは中学校で子ども達と一緒にいた。みんな河合先生の影響である。
石神井高校1年生のときの担任は福富先生。国語の先生で、面白い話ばかりする先生だった。僕が授業中寝ていても、一度も怒ったことのない先生で、僕は安心してテニスにのめりこんだ。2年生のときの担任の先生は小野先生。地学の先生で「どこまでやった?」と生徒に聞き、その通りに授業をやる先生だった。僕らが3回同じ授業をやらせても平気でやる。そんな先生だった。東北への修学旅行のときは、夜先生の部屋に僕らを呼んで、一緒に麻雀をやってくれた。
3年の時の担任は川島正雄先生。学芸大出身の数学の先生で、僕に勉強する事の大切さを教えてくれた先生だ。僕は3年生になってから、急に勉強をやり始めた。受験には間に合わなかったが、先生のお陰で一浪ではいることができた。「北大一本で行きたいのですが・・」と言っても「おう、そうか。がんばれ!」先生は僕を信じてくれたのだ。
テニス部顧問の古川ひろし先生にはよく逆らった。教育大庭球部出身の古川先生に僕が誉められたことがなかった。1年生の時に先生に勝っても「松田はこの時期6−2だったな」とか強い先輩達と比較して言うのだ。「野崎、数学100点だったぞ!」と同級生の野崎の数学の点数をコートで発表する。そんな先生に僕は反発した。ところが卒業してからは違うのだ。僕をいろんなところで誉め、そして自慢してくれた。あんなに逆らった僕を、知らないところで誉めてくれる。自慢までしてくれる・・・そんな先生の愛というのは深いものだということを僕は古川先生に教えてもらった。

残念ながら大学1年のときから先生の記憶は殆どなくなる。授業に殆ど参加しなかったからなのか、どうかは不明である。つまり今の僕に影響を強く与えた先生達は幼稚園から高校3年までの先生だった・・・そういうことになる。僕は幸せなことに、出会った担任のすべての先生のことが好きだったし、尊敬もしていた。だから「先生に対する不信感」はゼロ。先生というのは子ども達をどこまでも愛し、そして子ども達も先生を慕い続ける・・。そういうものだと思って大きくなったのだ。
*臭いけれど、教育は愛なのである。愛は伝染する。僕は先生達から愛されたから、自然に子どもたちを愛せるような教師になった。そして、僕の教え子達もきっとそういう教師になってくれていると思うのだ。愛の連鎖は続く・・・永遠に続く。それが教育の素晴らしいところだ。