7月10日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第190弾! 2009.7.10(金)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第190弾! 2009.7.10(金)  たかやん

臨時議会
8時半、自転車で家を出発する。風が強かったが、追い風だったのでかなり楽に坂も登れた。市役所までもスイスイ。実に気分よしである。民主党の選挙も今は「追い風」。各陣営はかなり緩んでいるのではないだろうか・・・。大きなお世話だが・・・。

補正
今回の臨時議会のメインは「地域活性化・経済危機臨時交付金」と「地域活性化・公共投資臨時交付金」の活用である。その中には学校トイレの改修や学童保育の改修、公園遊具の改修、道路補修、保育園の改修、障がい者デイケア施設「けやきの家」建設等、市民の要望が強かったものが多くあり、反対する理由は見当たらなかった。

地デジ
ところが、学校や公共施設の地デジ化に関しては、全協でも多くの疑問点が指摘されたのである。刷新の会の柴崎さんは「将来を見越して、設備投資をしていかないと、地デジアンテナをつけるだけで終ってしまうんじゃないですか」と質問した。今回のようなアンテナ設置ではインターネット環境を整えることはできないし、お互いにケーブルで結んでの一斉学習もできない。教育長は「電子黒板や実物投影機」として活用すると言っていたが、電子黒板として使うにはソフトも必要だ。要するに今の段階ではテレビとしての活用がメインになりそうだということが分かった。

質問と討論
全教でも質問したが、本会議でも僕は3つの質問をした。まず第一に「現場の先生方に大型テレビを導入することに対して、意見を聞いたのか。」ということだった。今回の地デジ対応テレビは「50インチを超える大型テレビをすべての普通教室に入れる」計画なのだ。普通教室は思ったよりも狭い。その普通教室に50インチを超えるテレビを入れると、どうなるか・・・・しかも、キャスター付きで移動可能にするというのだから大変だ。掃除をする時はどうするのだ。あんなに重たいものを移動させれば事故だって起きるだろう。プラグが抜けて壊れることもあるだろう。「各教室に本当に50インチ以上のテレビが必要ですか、普通教室と職員室、そして視聴覚室に設置することになっていますが、本当に必要なのは特別教室ではありませんか。少なくとも理科の授業に関して言えば、教室よりも理科室に必要です。現場の先生方の意見を取り入れる考えはありませんか。」と僕は質問した。

可哀そうな新座の先生達
それに対する教育長の答弁は酷いものだった。「必要だと認識しているので、聴く必要はない。」と彼は言ったのだ。教育長が必要だと判断したら、現場の先生方の意見はどうでもいいというのだ。こういう専制君主のような発言の下で働く現場の新座の先生たちは本当に可哀そうである。駐車料金は取られるし、その上現場の意見はまったく聞いてもらえないのだから・・・。議会というところは面白い。原稿なしでやっていると、思わず本音がでてしまうことがあるのだ。「必要だと認識しているので、聴く必要はない。」なるほど、そういう考えの人だということがよく分かったのだった。

討論
僕は賛成討論でこう言った。「大型のテレビ導入に反対しているのではありません。ただ、現場の声を聞くべきだ。と、言っているのです。全ての普通教室に大型のテレビが必要とは思えません。かえって邪魔になることになるでしょう。特別教室だけを大型にして、普通教室のテレビを小型のものにして、その分テレビのないその他の公共施設でテレビを設置したらどうなのでしょう。大型テレビを入れれば学力が上がるなどということはありません。使うのは先生方です。そして生徒たちです。」と。

共感
僕の質問に対しての教育長の答弁を聞いて「何あの教育長の答弁」「酷い答弁だったね」「本当に酷かったね」と僕に共感しれくれる人がたくさんいたことが嬉しかった。あそこで一人で喋っていると、時々自分の感性だけがおかしいのか・・・と思うことがあるからだ。権力のある側から見れば、僕などは「蟻」のような存在だろう。でも、その蟻に共感する蟻が増えてくれば、やがては「蜂」くらいにはなれるかも知れない。どうせ蜂になるのなら、「オオスズメバチ」になりたいと思う。権力を恐れぬ、堂々とした蜂に・・・・。

会議
今日は本議会・全協・本議会・代表者会議・議運と会議が延々と続いた。一人会派の僕はそのすべての会議に出席するのだ。疲れたが、充実した一日だった。明日は土曜日、朝練がある。気合いを入れて練習しようと思う。