8月26日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2009.8.26(水)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2009.8.26(水)  たかやん

幸せな一日
今日から空は幼稚園。インフルエンザが気になるが、元気に登園。空を幼稚園に送った後、僕らはテニスクラブに向かった。

9時30分
安孝が登場。篠田安孝。全日本のシングルスのチャンピョン2人を倒し、ダブルスのチャンピョンも倒した男だ。

165試合
僕は安孝が中学時代3年間で165試合やった。僕の150勝15敗である。当時の僕は31歳。並の中学生では勝てない強さだった。その僕に15回も勝つのだから、相当な素質だった。

サンプラス
安孝は高校2年生の時から国体の選手だった。埼玉選手権でも単複優勝している。18歳の時には国際大会で日本人でただ一人勝ち残り、あのサンプラスと戦っている。

時間
安孝と練習をしていたら、突然31歳の頃の自分が蘇ってきた。集中して、足が動く自分がいたのだ。

茜とこころ
安孝がテニスをするのは3年ぶり。茜とこころの埼玉県一般女子の優勝ペアーに挑戦する。茜やこころが中学生の時に、安孝は全日本クラスのプレーヤーを六中に連れて来てくれていた。六中テニス部が強くなった影には安孝の存在が大きかったのである。六中生の前で、僕を6−0で倒す安孝。とんでもないレベルのボールを打つのだから、中学生は目が点になる・・・「たかやんについていけば、俺のようになれる」安孝はいつもそう言ってくれた。茜達との試合は7−6(1)、6−2。こころが赤ちゃんを産んだばかりだったから、何とか勝てたのだった。

中2
安孝が中2の頃、遊び歩いた時期があった。テニスの練習はくるのだが、家には帰らなくて親が泣きついてきたことがあったのだ。僕は両親の前で安孝をひっぱたき、「暫く僕が預かります」と言った。それから半年以上、安孝は我が家で飯を食い、勉強して、寝ていたのだ。そして5時過ぎに一人でコートに行き、ローラーを引いて・・・朝練前に、僕とシングルスの試合をする、というのが日課だった。

夏季講習
午後は4時間ほど夏季講習があったのだが、安孝は我が家にいてくれた。そして、夏季講習が終わると0時過ぎまで飲んで語ったのである。安孝と同級生の満寿子も来てくれて、ママも空も大満足。本当に充実した一日だった。

サッカー
夏季講習の休み時間にサッカーをやった。近所の小学生を巻き込んで、走りに走った。小学生たちは大喜びで「もう一回」「またやろうね」「今度はいつやれる?」と可愛い。テニスもいいけれど、サッカーもいい。ボール一つでみんな友達になれる。

燃えてきた
眠っていたものが起きた気がする。自分の中に眠っていた、テニスに対する情熱が安孝によって起こされた気がするのだ。これから毎日「素振り」をしよう。「トレーニング」をしよう。中学生の安孝がやったように・・・・・55歳以上の全日本に出て勝つまで続けてみよう。テニスができなくなった亮の分も頑張ろう。