8月9日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第220弾! 2009.8.9(日)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第220弾! 2009.8.9(日)  たかやん

鰹節
今朝の鰹節は奇麗に削れた。その日の気温や湿度によって、削れ方が違うから面白い。どう削ってもスーパーで売っているような綺麗な形にはならないが、どう削っても味だけは我が家の方が上になるところも面白い。今朝の朝ごはんも美味しかった・・幸せ、幸せ。

芝刈り
庭の芝を刈った。草の匂いが気持ちよかった。そして汗をかいて・・・お風呂に入って、排水溝の掃除をした。分解できるところは徹底的に分解して・・・・清々しい気持ちになったのだった。

勉強
午前中は色々と勉強させてもらった。分からないことが、分かるようになるのはいくつになっても楽しいものだ。ありがとう。

3年1組
お昼過ぎには五中の4期生の子たちが我が家に集合した。大阪大学の先生になった「ごし君」が来ると言うので、数人が我が家に集合したのだ。ごし君は現役で東北大に合格しながら、一浪して京大へ行った秀才である。宇宙物理学を教えるごし君に「理科」を教えたのが若き日の「たかやん」という訳だ。当時の僕は25歳。今考えると「教師」と呼べるようなものではなかった気がする。ただただ、ひたすら子どもたちと一緒に勉強し、サッカーをし、大貧民をしていた担任だった。

女の子の話
男ばかりが、昼過ぎから6時間以上飲んでいたのだから、お決まりのように女の子の話になる。「ごし君は誰が好きだったの?」「道哉は誰よ」「たかやんは誰がいいと思ってた?」と、大変な騒ぎに・・・。その内ババツが「女の子呼ぼうよ!」と言い出し・・・担任は自宅に電話したり、携帯にメールを入れたり、もう大変。普段は「社長」や「部長」と呼ばれている男たちが、まるで中学生に戻ってしまった。

兄貴
そんな中、すぐ上の兄貴が遊びに来た。「お久しぶりです!」と子どもたち。「賢一は会ったことあったっけ」「何、言ってんの。富山まで行って、兄貴とお袋さんと麻雀やったじゃない」「え?みんな舟見に行ったことあったっけ?」「俺も行ったよ」「俺も」「俺も」・・・どうやら当時の僕は、子どもたちを連れて、富山に行っていたらしい。麻雀をやったというのだから、中学生の時じゃない訳で・・・高校生や大学生になっても、舟見に連れて行っていたらしい・・・

所沢
今日来た子たちの大半は所沢の我が家に居候していた子たちだ。受験の時に、偏差値がかなり足りなくて・・・みんなで我が家で合宿していたのだ。まあ、クラスの全員が我が家に泊まったことがあったのだから笑ってしまう。今じゃあ考えられないことだが、当時の僕には普通のことに思えていた。クラスだけではなく、生徒会も我が家で合宿。航空公園で肝試しをやったなあ・・・。昔、昔のお話。

朝勉
3年1組は他のクラスより1時間早く学校に来て教室で勉強したクラスだ。2年1組からの持ちあがりで、運動も勉強も1番だった。東大・京大・外語大・鹿児島大・・国立大学にも随分進学した。そういう優秀な子たちが僕と一緒に先生役をやってくれたのだから、学年でトップになるのは当り前だったかも知れない。「たかやん塾」の原型はこの3年1組の「朝勉」にあるのだ・・・今から30年前のお話である。

官僚の夏
飲みに飲み、語りに語り、最後は録画しておいた「官僚たちの夏」を見て、今日一日が終わった。政治の話もバンバンした。経済の話もした。宇宙物理学の話はできなかったけれど、本当に楽しい時間だった。「先生」にとって、一番幸せなこと。それは「こどもたち」が元気で戻ってきてくれることだ。「みんな、俺より先に死ぬんじゃないぞ!」僕はそう言って、子どもたちと笑顔で別れたのだった。