10月10日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第279弾! 2010.10.10(日)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第279弾! 2010.10.10(日)  たかやん

継続は力なり
「やめられない、とまらない、かっぱえびせん」というコマーシャルがあったが、学級通信を書き続けるコツはやめないことだと思う。そりゃあ書けない日だってある。書きたいことを書けない日もあれば、書きたいことがない日だってあるものなのだ。それでも、子ども達の表情を思い出して書く。子ども達の顔が思い出せない時には、読んだ本の感想を書いたっていい。兎に角、やめないで何でもいいから書き続けるのだ。

やめる理由
学級通信をやめる理由はいくつもある。物理的に時間がない。病気をして、高熱が出た。トラブルが発生してしまった。祖父母が死んでしまった・・・・二日酔いが酷い・・・寝不足・・・・などなど。そのどれも経験したが、それでもやめられなかったのは・・・それまで書き続けてきたという力が強かったからだ。1年間書き続けた力。5年間書き続けた力。10年間書き続けた力・・・その力が、やめるという誘惑に打ち勝ったのである。

11年間
21年間の学校生活のうち、最後の11年間は毎日「一生懸命」を書き続けた。やめられたのは、学校を辞めるという予想外のことが起きたからである。それがなければ、僕は今でも、毎日書いていたはずだ。11年間が21年間になっていたことは間違いない。しかし、人生ってやつは、本当に予想外のことが起こるわけで・・・

先生と政治家
小さい頃、絶対になりたくないと思ったのが先生と政治家。先生の方は21歳の時に、突然目覚めて、猛勉強・・・北大100年の歴史の中で「奇跡」とまで呼ばれた方法で教職を取った。そこまでしてなりたかった仕事だったし、子ども達との出会いは素晴らしいものだったから・・・どんなに管理職試験を受けるように校長達に勧められても、僕は「生涯一教師でいきます!」「校長になっても、クラスを持てて、授業が出来て、部活ができるのなら、やりますが」と、一度も受けることはなかった。

夢にも・・・
だから、自分が学校を辞める、教師を辞めることになるとは夢にも思ったことはなかったのである。僕の「一生懸命」は今も続いているはずだった・・・。でもね・・・「生徒と仲良くするな」なんていう管理職が威張る学校にはいられなかったのですよ。「さあ来い、子ども達!」と大改造した理科準備室に「私物を持ち込むな!」と毎朝、毎朝、職員会議で言われ続けたら・・・2ヶ月で僕はギブアップ。「来年の春は、一緒に卒業しような!」と自由人になる決心をしてしまったのだ。


結局は、その勘は正しかったのだと思う。僕にとっては・・・・。陵平にとっては間違いだったかも知れないが・・・。僕一人で命を救えたかどうかは分からない。でも、あの時学年が違っても、それを知っていたら・・・「気にすんな、陵平!」と声をかけていたに違いない。人生は終わってみなけりゃ分からないが・・・進学も、就職も結婚するのも、一番大事なのは勘なのかも知れない。そんなことを考えていた、連休の二日目であった。

今日の写真1
今月の川掃除の一こまです。川掃除を始めて、今月で丸2年になります。最初は3人だけの寂しい出発でした。それがいつの間にか若い人たちが集まってくれて・・・いい「気」がどんどん僕の方に流れてきたような「気」がします。

今日の写真2
若い人たちは、黒目川の悪い「気」をどんどん取って、捨ててくれているのでしょう。タバコを吸わない集団が、ところかまわずタバコを捨てる集団の後始末をしている。そういう構図ですが、もしかしたら得をしているのは我々の方かも知れません。そりゃあ、タバコアレルギーの僕にはうんざりするような作業なのですが・・・どうも、この川掃除をするようになってから、神様が僕らの味方をしてくれているような気がしてならないのです。我々の周りで、いいことが次々と起こっているのです。

今日の写真3
川掃除が終わった後の気持ちは格別です。地域の方たちに「ありがとう!」と言われた時は、本当に嬉しい気持ちになるものです。だから、みんな笑顔になれるのだと思います。掃除をすると、自分の「気」の質が高まっていくというのは本当のことです。きっと、自分の心の汚れも一緒に綺麗にしてしまっているのでしょう。そういうことに気づくのに、僕は2年かかりました。川掃除もやめられないものの一つになりそうです。たかやん

20101010-1.jpg 20101010-2.jpg 20101010-3.jpg