10月4日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第273弾! 2010.10.4(月)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第273弾! 2010.10.4(月)  たかやん

5時
外は真っ暗・・・そして霧雨。どうするか・・悩みに悩む。天気図を見る限りではいけそうな感じだったから・・・。それでもいつ降ってくるか分からないというテレビの情報に納得し・・・5時30分、ひばりヶ丘での駅立ちは、明日に延期することに決めたのだった。

7時45分
空と一緒に家を出る。雨は降っていない・・・。交通指導員さんのIさんがお休みなので、子ども達を置いて、先回り。でも、そこにはM教頭先生の笑顔があった。僕は安心して、東門に。そこには純一の笑顔があって・・・さらに安心したのだった。

Tさん
交通指導員のTさんは、空たちが予定時間になっても帰ってこないと・・・・迎えに行ってくれるのだそうだ。僕はそのことをこの間初めて知った。自分の持ち場にいるのではなく、子ども達に何かあったら大変だ・・・と、迎えに行ってくれる。お母さんのような交通指導員さんと会えたのも、空たちの「縁」である。先生たちとも「縁」。交通指導員さんとも「縁」。友達も勿論「縁」。空は「縁」に恵まれている。

8時20分
僕と純一と順子は4教室の見守りを始めた。なかよしの教室で泣き出してパニックになる子がいたので、優しい言葉で解決する順子。1年生の教室もちょっとしたことで大声を出す子も・・・そこは空父が落ち着かせる。何もなければそれでよし。何かあった時に、役に立てればさらによし。中学校では「担任のいない時間帯、特に休み時間が危険」と言われているが、小学校でもそれは同じだろうと思う。外部からの侵入者に対しては勿論、緊急事態やいじめに対しても大人は知恵を出し合って、対応しなければいけない。

お喋り
東門の前で三人でお喋り。「それにしても、温かいクラスだよねえ。子ども達の言葉が優しいよね。」「そうですね、表情が明るい。」「クラスの雰囲気がいいもの」「先生の力って凄いねえ」「ですよねえ・・・」お喋りは暫く続いたのであった。

めだか症候群
僕は子どもたちに「めだか症候群になるんじゃない!」と、よく言っていた。弱いめだかは群れてもいいけれど、ある程度強くなっても群れるようとするめだかが多いからだ。そんなメダカには魅力を感じないどころか、危険な匂いを感じるのである。それは教師も同じこと。昨日、五中の1期生と話していて思い出した。
「あの頃の先生ってさ、みんなバラバラだったよね。」「1組は甲神先生のルール、2組はカサジのルール、3組は帯刀先生、4組は俺、5組は神さん、6組は原さんのルールがあったよね。」「はい、随分あたし達も反抗しました」「嘘!甲神嵒に反抗したの?」「しましたよ。女子は大変だったんですよ。」「そうなんだ・・・知らなかった。」「だから、先生の理科の授業が楽しみだったのかも知れない・・・」「えーっ!」

そう、1組では許されないことが4組では許されたり・・・その逆があったり・・・そんな馬鹿な・・と、思うかも知れないが、当時の子ども達はそれはそれで納得していたのだと思う。僕は靴下の色や長さには拘らなかったが、靴の踵を踏む子には厳しかった。太いズボンを履いてきても、長いスカートを履いてきても、ルーズソックスを履いてきても、怒らなかったが、弱いもの苛めや卑怯なことは許さなかった。僕の原点は、やはりあの最初の学年なのだ。いいんだか、悪いんだか分からないけれど、新任の僕に救いの手を差し伸べる先輩はいなかった。僕が助けを求めなければ・・・・。でも、「ちょっと相談があるんですけど・・」というと、みんな優しくアドバイスをしてくれたのだ。みんなこころの端っこに僕のことを気にかけてくれている。そんな先輩達だったと思う。

あの学年で、陵平が休み時間にハイチュウを食べたとしたら・・・21人の子達が食べたとしたら・・・
1組の甲神嵒。全員の胸をつまみあげて、終わり。2組の笠原進。学級会で解決。3組の帯刀俊雄。帰りの会で大説教でおしまい。4組の高邑朋矢。「俺にも食わせろ!」で何事も起こらず。5組の神宮司久子。勿論、神宮司チョップで21人全員ダウン。6組の原日出夫。不明。(何をしているか1年間分からなかったので)

いずれにしても、そんなことでの親を呼び出す確立は0%。学年集会を開くなどは論外というところだ。誰かがそんなことを提案したら「俺達はそんなに暇じゃないだろ」と帯刀先生が一喝して終わり。陵平がどこのクラスにいたとしても、死ぬ確率は0%。当たり前の話だが・・・当時の二中の失敗は、誰もが同じことを言ったこと。表面だけならよかったかも知れないが、子ども達の側に立つ教師が誰もいなかったことが悲劇だった。勿論、僕らだって、下らない事ではバラバラだったが、ここ!と言うときにはみんなで一致団結したものだ。二中の悲劇、央侑の尾上中学校の悲劇は「ここ」を間違えてしまったこと。さらにはその対応が余りにも人間味の無い対応だったことによるものだ。

メダカ症候群のメダカの悲劇は・・・自分がメダカだと気がつかないことだ。周りと同じだと安心することが全てだから、気がついていても気がつかないふりをすることもあるかも知れないが・・・おっとっと、明日は東久留米での駅立ち。愚痴っている場合ではないか。

調整
よしのり事務所、神風事務所、共産党市議団と調整した結果。明日は東久留米に、木曜日はひばりヶ丘ということにした。明日のひばりヶ丘は神風さんに、水曜日のひばりヶ丘は共産党に、水曜日の新座は神風さんに譲ったのだ。来年は統一地方選がある。解散総選挙もあるかも知れない。駅立ちにも調整が必要なのである。

今日の写真1
昨日の反省会の写真です。圧倒的に五中人が多い中、六中人もいますねえ。五中は1期生、4期生、8期生、11期生、14期生と揃いました。昨夜は体育祭の話でも盛り上がりました。

今日の写真2
空が作ったお弁当です。最初見たときにビックリしました。「なんでこんなん作れるん!!」
「えへへへへ」友達に見せるんだ、と張り切る空でした。

今日の写真3
お弁当の中身です。ハンバーグに野菜、エビフライにウィンナーソーセージにパスタのお弁当。裏にはバーコードまで付いていました。「ハンバーグ触っていいよ」と空が言うので、触ったら・・・「うわっ!」まだ絵の具が乾いてませんでした。とほほ。

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