4月2日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第93弾! 2010.4.2(木)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第93弾! 2010.4.2(木)  たかやん

お兄さん
そうそう昨日の話。亮の病院の看護婦さんに「お兄さんですか?」と言われて、亮と大笑いした。「え?お父さん?随分若いお父さんですねえ」と看護婦さん。40代だと思ったらしい。なかなかいい勘違いである。

コ・ウンソン
「絢爛たる遺産」の最終回に泣いた。あのチェ・ジュウよりも好きな韓国女優ができるとは思わなかった。それ程、ハン・ヒョジュには魅力がある。目に輝きと力があるのだ。

甲神嵒
僕には心から尊敬できる先輩がいる。涙が出そうなくらい好きな先輩達がいる。最初の校長中村敞一郎、最初の学年主任神宮司久子、僕をいつも優しく叱ってくれた校長山口常義、いつも子どもと一緒だった教頭の大矢桂三、囲碁と担任のライバル川島勝治、スイマー木下保則、音楽家望月秀夫、優しいお姉ちゃん宮下博子、おっかない姉さん鈴木松江・・・そして、僕の兄貴甲神嵒。僕は嵒にどれだけ世話になったかわからない。教師としての1から10までの内、6までは嵒に教わったような気がするのだ。その嵒の心臓の手術をしたのが、秦先生。そう、亮の心臓を手術した先生なのである。嵒の手術の時は、神社にお参りに行ったり、神さんにお願いしたり・・・ありとあらゆることをしたが・・・どこかで繋がっているのだと思う。今日も電話で嵒と話をして、そう思った。甲神嵒・・僕の生徒指導の方法をみんなの前で認めてくれた人である。

退院
亮の退院が明日に決まった。午前中には池袋の関野病院に転院するのだ。そこで本格的にリハビリをして、2週間後に退院する予定である。秦先生の話では、どうやら運動ができるようになるらしい。11歳の頃に運動することを諦めて、清瀬の小児病院の駐車場で泣いたあの日から16年の月日が経った。亮は毎日毎日饒舌になっていく。それだけ苦しかったのだと思う。その苦しみを分かってあげられなかった僕は、父親失格かもしれない。どうやらもう一度、亮とテニスの勝負ができそうである。12年前に終わった父子の対決が数ヶ月後には再開するかも知れないのだ。こんなに幸せなことはない。感謝の気持ちで一杯である。

今日の写真1
亮と執刀医の秦先生です。この方のお陰で亮は生まれ変わりました。秦先生の師匠は亮を最初に見てくれた原田先生です。本当に縁を感じます。「僕が生きている間は、君がいくつになっても僕が見るからね」と言ってくれた原田先生。亡くなってからも、その意思は多くの愛弟子に受け継がれているのです。

今日の写真2
今日の亮の胸の傷の様子です。よく分からないかも知れませんが、30センチくらいはあります。秦先生も凄いですが、亮もよく耐えてくれたと思います。

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