5月10日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第131弾! 2010.5.10(月)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第131弾! 2010.5.10(月)  たかやん

教育実習
東門に立っていると、黒いスーツを着た女の子が笑顔で登場した。今日から4週間教育実習がスタートするのだ。(ああ、この娘はいい先生になるな・・・)そう感じさせる笑顔だった。

お父さーん!
空たちと一緒に学校に行き、東門に立った後のお話。昇降口の前を歩いていると、「お父さーん!」という声と一緒に2年生の女の子が二人飛んできた。少し前にハイタッチして送り出したMちゃんとTちゃんである。「お父さん、まだいたの?」「何してたの?」「うん、向こうの門の前に立ってたんだよ。車が来て危ないからね。」「そうなんだ」「知らなかった」「バイバーイ!」「じゃあね!」集団登校を始めて一ヶ月。たかやんではなく、お父さんと呼ばれるようになったことが嬉しい。

教育実習2
僕の教育実習は函館中部高校の夜間部。名門進学校の夜間部だった。石神井高校にも定時制はあったが、交流したことはなく、定時制の雰囲気はそれまで知らなかった。生徒の大半は看護婦さんの卵。昼間は看護学校に通い、夜は定時制に通う女の子達だった。当然、眠くなるはずなのだが、彼女達は僕の授業を寝ないで聞いてくれた。思い出すだけでも恥ずかしい授業だったのだが、みんな笑顔で僕の授業に付き合ってくれたのだ。2週間の実習期間が終わるときに、僕の教員人生を決めるような言葉を中部の教頭先生から聞いた。「君達の授業は酷いものでした。でも、君達には僕たちにはないものがあります。それは言葉です。君達は彼らと共通の言葉を持っている。僕らが失ったものを持っている。どうか、その言葉をなくさないで欲しい。授業はいくらでも上手になるが、その言葉だけは失ったら、二度と話すことはできなくなる。」僕は実習後も遠足に呼ばれ、当時の生徒達と交流を続けたが、一番記憶に残っているのがその教頭先生の言葉なのだ。“生徒と共通の言葉”を失わないように、僕は21年間生きてきた・・・いや、もしかしたら今でもそうかも知れない。そう思うのである。

たかやん!
いなげやでKさんに声をかけられた。お嬢さんと一緒だった。「わたしも舞ちゃんのボランティアをしていたんです!」と聞いて、びっくりした。僕とお母さんはテニスつながり、お嬢さんとは舞ちゃんつながり・・・不思議な縁を感じた。「たかやんて呼んでいいのかなあ・・・」「ああ、みんなそう呼んでいるから大丈夫ですよ」お父さんもいいけれど、たかやんもやっぱりいいのである。

今日の写真
夕方、庭でサッカーをする亮と空です。手術後初めてのサッカーですが、「これくらいなら胸の痛みはないよ」と亮。どうやら傷口の痛みがやっと和らいできたようです。「テニスはまだ無理かな・・・」夏くらいにはできるようになっている気がします。

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