7月25日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第207弾! 2010.7.25(日)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第207弾! 2010.7.25(日)  たかやん

ICU
僕が今、これを書いている部屋は立川の災害医療センターの集中治療室。そうICUの中でこれを書いている。家族以外の人間は入れず、しかも面会時間が1時間と限られているこの部屋で、あと6時間はこうしていなければいけない。

書くこと
左胸の管を入れたところが痛い。この体勢も辛い。それでも、看護婦さんからペンと紙を貰い、痛みを堪えながらこれを書いている。


冷静になってみると、月曜日からの塾が困った。今週中には退院できそうな雰囲気は1%もないのである。子どもたちの顔が目に浮かぶ。最悪の事態にはならなかったけれど、この1週間のロスは余りにも大きい。


それにしても昭には悪いことをした。全日本のトップクラスのペアをあそこまで追い詰めたのに・・・ごめんね、昭。

安孝
ずっと応援してくれていた安孝にも悪いことをした。いつも、絶対勝てるよ!とメールを送ってくれる安孝。昔は僕が安孝を支えていたのに、今は安孝が僕を支えてくれている。

ひとみ
やっとひとみがICUに入れた。「テニスの試合でよかったかも・・」とひとみ。確かにそうなのかも知れない。運転中だったら大事故に繋がっていたかも知れないし、海で泳いでいた時だったら・・・溺れていただろうから・・・

子どもと親
こういうところにいると、子どもたちに会いたい・・・そう思う。逆に母さんには会いたいとは思わない。こういう姿を見せたいとは思わないのだ。母さんと電話で話しておいてよかった。母さんが元気ならそれでいい・・・。


夏ばてしたと言っていた亮は大丈夫だろうか。こうして寝ていると、亮の手術の大変さが分かる。大きな、大きな手術をしたのだ。亮はそれに耐えたのだから凄い。自信を持て亮。お前ならやれることがいくつもあるはずだ。あの手術に耐えたのだ。大抵のことには耐えられるはずだ。胸を張って、生きていって欲しい。

今日の写真
ICUに入ったときの僕のレントゲン写真です。左胸に管が入っているのが見えると思います。肋骨の間を通して管を入れます。そこから空気を吸引して、肺を元の形に戻そうというのです。気胸になったときも痛かったけれど、こういう状態になった時もかなり痛いものです。若くて、痩せていて、背が高い人がなることが多い気胸という病気。どうして僕がなるのよ・・・ねえ。

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