7月26日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第208弾! 2010.7.26(月)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第208弾! 2010.7.26(月)  たかやん

殺人
ICUから脱出したのはよかったが、真夜中の2時半頃に「殺されるー!!」と大声で叫ぶ人がいるのには参った。30分以上は騒いでいただろうか・・・看護婦さん達も大変である。

5時半
起床。2時間ほど本を読む。ICUと違って、いくらでも本が読めるのが嬉しい。同部屋の人は70歳くらいの方が二人。退院の話をしているので、「おめでとうございまーす!」とカーテンの向こうに言ってみたが、何の反応もなかった。

余命
どうやらその方は血液の癌らしく、「余命は○年」とお医者さんに言われたのだそうだ。もう一人の方も肝臓がんだとわかり・・・「おめでとうございまーす」と言った僕は、穴があったら入りたくなった。

8時05分
朝ごはんは味噌汁、魚河岸揚煮、おひたし、ナメタケ、牛乳に米飯220グラムというメニュー。

8時42分
NHKの「あさいち」を見ていたら、教え子の弘道がフレンチのシェフとして登場し、ビックリ!入院してなかったら、多分見ることはなかったと思うから・・・。

京大
同部屋の遠井さんと長話。京都大学から電通へ進んだ遠井さんは、あの「岡ちゃん」とも古川電工時代からの知り合いで・・・面白い話を山ほどしてくれた。僕の担当の岡山先生は九大の医学部。旧七帝国大学の七大戦の話で大いに盛り上がったのだった。

家族
午後になって、突然兄貴(達矢)が顔を出してくれた。そして、その直ぐ後に雪と亮も来てくれた。家族っていいなあ・・・ふと、そう思った。雪が携帯の充電器を持ってきてくれたので、携帯からメールを打つことができた。雪も亮も兄貴もみんな笑顔で、楽しいひと時だった。

土曜の丑の日
夕飯には何と鰻が出た。「嘘でしょ!」と雪達。でも、帰りに兄貴に鰻をご馳走になったらしく・・・みんな幸せな土曜の丑の日であった。

今日の写真1
兄貴の達矢です。小さい頃はかなり苛められたのですが、今はとっても優しい兄貴です。僕のスーツやYシャツは全部兄貴から貰ったもの。ネクタイの半分もそうです。ミミズや毛虫を食わされたけれど・・・いい兄貴です。はい。

今日の写真2
長女の雪と長男の亮です。「あなたは世界一の先生かも知れないけれど、父親としては最低です!」と15歳の時、手紙をくれた雪がこうしてお見舞いに来てくれて、嬉しかったです。この春、心臓の手術をしたときに「気胸」の手術をした亮は終始笑顔でした。父子で同じ病気になったからかも知れません。妙に嬉しそうな亮でした。はい。

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