7月31日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第213弾! 2010.7.31(土)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第213弾! 2010.7.31(土)  たかやん

仮釈放
塀の中の暮らしは辛かった。丸々1週間も拘置されたのだから、たまらない・・・。同じ房に昨夜入ってきた新人は、夜中中吐き続け、余りにも可哀そうなので、僕は何度も看守を呼んだ。

長い夜
本当に長い夜だった。唸り声で真夜中に何度も目が覚め、時間がなかなか進まない。それでも房を出てはいけないので、シーツに包まって寝ているしかなかった。

傷跡
左胸を刺された傷跡が夜中中痛んだ。兎に角痛いのだ。しかし、痛いなどと言ったら出して貰えなくなるので・・・「痛くありません!」といい続けていた。

快適
丸々1週間入っていたのだが、環境はかなり快適だった。冷房は効いていたし、トイレにはウォッシュレットがついていたし・・・思ったよりご飯も美味しかった。

牛乳
僕には牛乳を飲むという習慣がないので、「牛乳飲めません」というと「じゃあ、ヤクルトにしますね」と言われた。牛の赤ん坊の飲み物を人間の大の大人が飲むのはおかしいので、僕は毎朝、ヤクルトを飲んでいた。

ほうれん草
「すみません、ほうれん草大好きなんですけど、尿管結石をやったことがあるので、食べられません」というと、それもちゃんと除外してくれた。

冗談は・・・
これくらいにして、この1週間、本当にご心配をおかけしました。先週の土曜日に昭島昭和の森コートで試合中に倒れ、救急車で運ばれました。最初はICUからのスタートで「1週間での復帰は不可能に近い」と言われていたのですが、予想を裏切って、見事に1週間で外出許可を貰ってきました。空白の1週間は病床で書き綴った日記を元に、徐々に埋めていきたいと思っています。何もできなかったICUでもペンと紙を看護婦さんに貰って、日記だけは書き続けたのです。左胸の激痛はまだ残っていますが、明日の川遊びが終わってから、ゆっくり書いていきますので、よろしくお願いします。たくさんのお見舞いと励ましの手紙、そしてメール・・・ありがとうございました!      たかやん

今日の写真
今日の午前中、僕とずっと話をしてくれた恵美子さんです。彼女はマラソンランナーなのですが、脳出血で今右半身が動きません。そんな彼女と一瞬で友達になり、3時間近くも話し続けました。彼女の病気に比べたら、僕の気胸など“屁”のようなものです。でも、ずっと話をしていたら、彼女の右足がいつの日か動くような気がしてきました。僕の母さんが復活したように、恵美子さんも復活することを祈っています。

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