8月25日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2010.8.25(水)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2010.8.25(水)  たかやん

28回目の誕生日
今日は亮の誕生日。いつも夏休み中なので、小さい頃から殆ど祝ってあげたことがなかったような気がする。田舎のお袋のところにいたり・・・部活でそれどころじゃなかったり・・・。でも、今回の誕生日からは別だ。新しい命を頂いた訳だから・・・これから毎年、そのことを忘れないためにも、色々な人への感謝を忘れないように、祝っていきたいと思う。

キッカーズ
亮はたけしのキッカーズというサッカーチームに所属していた。小さい頃から怖いもの知らずで、虫が好きで、サッカーが大好き。だけど、長く走るのは苦手だった。「根性がないだけだろ・・」と笑っていたのだが・・・よく「胸が苦しい」と訴えていた。僕は親なのにそれに気づかないでいたのだ。

小学校6年
僕はついこの間まで「小学校5年生のときに病気が見つかった」と思っていて、そういう風に書いていたが・・・本人から「6年生だよ!」と訂正された。どうやら僕の思い込みだったらしい・・・。6年生の時に、学校の健康診断で「心雑音」が見つかり・・・精密検査の結果、「大動脈弁閉鎖不全」「大動脈狭窄」という二つの病気が見つかった。

離婚と病気
本人に言わせると、「親が別れたことより、病気の方が遥かに辛かった。」らしい。両親が最後まで仲良かった僕には想像できないショックだったろうが、それ以上というのだから、物凄いショックが小学校6年生を襲ったのだ。

感謝
一番感謝したいのは、28年間生きてくれた息子に対してだ。丁度、僕の半分の歳になった亮。その28年間のうちの14年間は苦しいことばかりだったはずだ。思うように体が動かないもどかしさ・・・そして無理して動かした時の、胸の苦しさと未来への恐怖。同じような子どもたちが世の中には沢山いるのだとしても、どうして自分のところにやってきてしまったのか・・・悩みに悩んだはずだ。そんな亮が我慢して生きてくれたことが、諦めないで生きてくれたことが嬉しい。陵平や央侑(ひさゆき)君のように絶望して、命を絶たなかったことに感謝している。


亮は頭のいい子だった。21年間で僕が教えた全ての中学生と比べても、何本かの指には入ると思う。頭の質は僕より遥かにいい。あの病気が見つからなければ、どこかで爆発的に勉強したはずだ。運動も勉強も100%でぶつかれなかった亮。これからは、思い切って、色々なことに挑戦して欲しいと思う。体も頭も思い切り使って・・・・。

卓球とうどん
そんな亮の新しい誕生日に僕はうどんを打った。亮も空も大好物なのだ。そして、空は亮にプレゼントを作り、卓球をして遊んだ。空の可愛いところは、自分で作るということだ。久しぶりのうどんに、息子二人は「おかわり」と言った。6人前のうどんはあっという間になくなった。

今日の写真1
卓球をする亮と空です。21歳上の兄と21歳下の弟。親子のような年齢差ですが、二人にとって兄弟は世の中に一人だけ。上の娘の雪と亮が物凄く仲がいいように、空と二人の兄、姉もずっと仲良しでいて欲しいと思うのです。

今日の写真2
僕の手打ちうどんです。今度作るときは8人前くらい作らないといけないかなあ・・・。手打ちうどんは「安くて旨い」料理の見本みたいです。

今日の写真3
今の僕があるのは、この二人の息子たちのお陰です。僕の心の支えはこの息子たちなのです。三人とも、今、健康でいられることに感謝、感謝です。

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