8月30日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2010.8.30(月)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第237弾! 2010.8.30(月)  たかやん

塾日記から
『一生懸命』幻のたかやん塾日記 第830弾! 2010.8.30  たかやん

背中
最近、思うのです。「読書好きの子どもを育てたい」のなら、自分が本を沢山読むのが一番簡単な道だ。「大きな声で挨拶できる子を育てたい」のなら、自分がいつも笑顔で挨拶するのが一番の早道だ。「勉強が好きな子に育てない」のなら、自分も常に勉強して輝いていれば、子どもは勉強に違和感がなくなる。自分にやれないことを子どもに押し付けるのは、子どもからしてみたら・・・「そりゃあ無理だよ」な訳で・・・。やはり「子どもは親の背中を見て育つ」のだなあと痛感するのです。そして、一番大事なことは、人生を楽しんでみせることだと思うのです。人生って、面白くてたまらない。家族があるって、本当に幸せなことだ。子育ての楽しさも含めて、自分の生き方を毎日子どもたちに伝えていくことが、一番大事な「家庭教育」なのではないか・・・そんな風に思えてならないのです。

孫は優しい
さて、「孫は優しい食事を!」と書き続けてきましたが、塾の感想を見ていると・・・なかなか実践は難しいようですね。子どもたちが食べてないとすると、親もまたそういう食事になっていない。そんな気がしてなりません。子どもたちの健康の為には勿論、自分達の健康の為にも、是非「孫は優しい」食事をお願いしたいところです。

朝は忙しい
早起きが得意でない方には「朝は忙しい」ものです。そういう方は夜が強い訳ですから、夜に準備すればいいのです。まさか、夜は飲んだくれて、朝寝坊ってことはないと思いますから、夜に仕込んでおく。それが大事ですね。昆布や煮干のダシなら、それで簡単にとれるし・・・きんぴらの胡麻和えあたりなら、夜のひと手間でどうにでもなります。みなさん、夕飯のメニューに悩んでいるようですが、朝のメニューはいつも同じでいいんです。味噌汁の具をちょっと変えてあげるだけで十分。我が家のように給料日前は「もやしの味噌汁に限るねえ」というのもありです。ほうれん草、小松菜を茹でておくのだって、悪くありません。要は習慣です。栄養たっぷりの食事を考えるという習慣が、元気な子どもを育てていくキーポイントになるのではないでしょうか。それでも、面倒くさいのなら、子ども達にも少し手伝ってもらう。それも手かも知れませんよ。どうせやらなきゃいけないことなら、楽しんでしまう。それも、子ども達に伝えていきたいことですね。

* 「アメリカには親子三代、料理を作ったことのない人がいたんだ。ばあちゃん、母親、娘・・・誰も料理を作れない。缶詰を開けることしか知らないんだ。」と、アメリカの研修旅行から帰ってきた先生が言っていた。流石、貧困大国アメリカである。勿論、大金持ちの中には、自分で料理をしたことのない人もいるだろう。いずれにしても、料理という文化を伝えていかないことは、子どもたちに対する“犯罪”に近いのではないか・・・と、僕は思うのだ。料理は智恵の塊である。“お袋の味”は金では買えないのだ。スーパーの惣菜のような人工調味料たっぷりの料理と、愛情たっぷりの料理では何もかもが違うのである。買ったものを並べるのは料理とはいわない。だから買ってきたパンには愛情はこもっていない。そんなものを朝から食べさせていい訳がない。違うかな・・・。

今日の写真1
今回の4組の幹事の智です。1年3組では賢一とクラス1位の座を競っていました。要するに秀才だったのです。この智と美香のお陰で今回のクラス会が実現したのです。28日の写真はいつまで続くのでしょう・・・。今日の写真でも何でもないですよねえ・・。

今日の写真2
僕と理子(さとこ)です。この子達が卒業した後、勉強が苦手な子がいると、僕は理子の話をしました。昔々、クラスで一番勉強が苦手だった女の子がいました。分数で躓いていましたから、かなり危険な状態でした。その子が理科準備室に来て言うんです。「担任、あたし看護婦さんになりたいんだ。無理かなあ?」って。僕は一瞬ためらいながら「理子ならできるよ!」と、言いました。その時の理子の瞳の輝きが忘れられません。「本当!」「頑張る!」と、言って彼女は帰って行きました。理子は努力して、努力して新座高校に合格しました。そして、ある時、みんなで僕の家に遊びに来ました。ところが、途中で帰るというのです。「あたし、今、手話ならっているから・・・手話教室に行かなくっちゃ!」。それから数年経って、20歳のクラス会の3次会は我が家。そのときも、理子だけが早く帰るというのです。「明日、手話教室があるんだ」そう、理子は手話教室で手話を教えるようになっていたのです。そして、理子は看護婦さんになって帰って来ました。「理子ならできるよ!」という、僕の言葉を理子は信じてくれたのです。
そんな理子と久しぶりに会ったら、こんなにだらしない顔になってしまいました。

今日の写真3
賢一とるり子です。二人とも3年間、僕のクラスでした。二人とも学年で10番以内に入っていたことがあったなあ・・・。賢一は僕のことを「父やん」と呼ぶ、数少ない生徒です。昔、我が家に住んでいたからかも知れませんね。るり子は3人の娘の母親。とっても素敵な女の子達です。

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