9月25日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第264弾! 2010.9.25(土)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第264弾! 2010.9.25(土)  たかやん

台風
朝5時、外はシトシト雨が降っていた。運動会をやるやらない、の決定は難しい。天気図を見る限り、午後には完全に晴れるのが予想できるからだ。台風がかするように北上するとなると・・・時間を遅らせて、決定そのものの時間を遅らせ、運動会の開始時間を遅らせるのがベストだ。沢山のテニス大会の決定をしてきたレフリーの経験から、僕はそう結論していた。そしてその限界は1時間だと・・・・

中止
どうやら練馬区の小学校では早々に延期になったらしい。判断は普通は早いほうがいいが、早すぎるのも問題なのである。その点、新座市の小学校の判断はなかなかだった。30分遅れで決行という判断だったのである。

バックパック
三脚、カメラ、ビデオカメラ・・・バックパックに詰めて、いつもの時間に集団登校。この時点で雨は降っていなかった。肌寒いが子どもたちの表情は明るい。妙にテンションが高いのである。兎に角、笑顔、笑顔・・・運動会を子どもたちがどれだけ楽しみにしているかが分かる。そのまま東門での見守りに入るが、やはり東門で会う子どもたちも笑顔が多かった。いつもは挨拶できない子が、笑顔で挨拶をしてくれたりしたのだ。

校庭
八石小の校庭は水はけがいい。それでも所々に水溜りがあり、早朝から先生達を中心に雑巾、バケツを持って校庭の整備をていた八石小であった。

駐車場係り
8時半分過ぎからは駐車場係りに・・・純一と五中の卒業生のカン君と3人で正門に立った。その間、車で来られた来賓の方は2人。トップバッターが栗原小の校長のK先生。そして教育委員のS先生。五中の教頭のT先生は自転車での来校。勿論、来賓用の自転車置き場(笑)に案内したのだった。

来賓
どうも議会からの来賓が誰も来ない様子なので、受付けをして来賓席に座った。小雨が吹き込んでくるので1番前の席は誰もいない。そこにカメラとビデオを持ち込んで座ることにしたのだ。駐車場の方はカン君達に任せて・・・(ごめんねえ)

30分遅れで・・
開会式が始まった。来賓の挨拶はあったが、来賓の紹介はなくホッとした。運動会や体育祭にそんなものはいらないのである。沢山の子達が来賓席の僕に気が付き、笑顔で手を振ってくれた。初めて聞く、運動会の歌にもちょっと感動して・・・開会式は終わったのだった。

競技
4年生の80m走で競技は始まった。「まおー!」登校班の女の子に声援をおくる。3年生の台風の目では「とわー!」とこころの長男の名前を叫ぶ。そして、いよいよ1年生の50M走の番が来た。お父さん達はゴールのところでビデオを構えて待っている。間違いなく、そこがベストポジションである。しかし、僕は来賓席から動けない・・・ギリギリのところに三脚をセットし、1年生が走ってくるスタート地点にビデオカメラを向けたのだった。

名前
1年生の子達は全員知っているので、名前を叫ぶのが大変だった。「ふゆちゃーん」「ゆうきー」「さきほー」「はるかー」「すずなー」「だいちー」「たくみー」そして空の順番が回ってきた。「そらー!」遅い、遅いと言っていたがそれ程でもないぞ・・・お、結構いい走りしてるじゃない・・・結果は3位だったが、少しホッとしたのだった。僕は1年生のときから大抵1位だったが、ひとみはペケ。でも2年生からはずっと1位だったらしいのだ。その内空も速くなるだろう・・・。2年生の50Mでも「ももー」「かのんー」と名前を叫ぶ。5年生の100Mでも「こうすけー」「ももかー」と声をからす。

ドラゴンソウル
1・2年生の踊りは可愛らしかった。兎に角表情が豊かで、テント内からは「可愛い」の連発・・・。特に、おじいちゃん、おばあちゃん達が喜んでいた。

騎馬戦
中学校の体育祭から騎馬戦が消えてしまったが、我が八石小学校では残っていた。女の子も入っての騎馬戦なので、壮絶な戦いにはならないが、それがまたいいのかも知れない。体のバランス感覚やチームワークを学ぶのに騎馬戦はいい種目だ。何といっても観客が沸く種目なのだ。

大玉トルネード
全校児童による大玉トルネードもなかなか面白かった。勝つためにはチームワークが必要で、焦った方が負ける。必死な子ども達。沸く観客席。校庭が一つになって盛り上がった。

体育館
昼食は体育館で・・。所沢のお母さんと4人で食べた。直ぐ後ろに岩手から飛んできた誠ちゃんの家族がいた。「よかったねえ・・決行で」「そうなんですよ。どうしようかとおもっちゃいましたよ。」と誠ちゃん。単身赴任のお父さんには火曜日の体育祭は厳しいのである。

応援合戦
午後のスタートは応援合戦。五中・六中の応援団を作ってきた専門家(?)の目から見ても、子ども達の応援は素晴らしかった。応援団の子達は勿論、全校児童の頑張りもあったのだろうし、先生たちの指導もよかったのだと思う。

綱引き
このままじゃ白が負ける・・・そんな時に、保護者と先生方の綱引きが始まろうとしていた。何となくまとまりそうな気配を感じたので・・・・「白組はちょっと作戦立てましょうか・・」と前後のお父さん達に声をかける・・・・これは六中でのクラス対抗綱引き大会の経験が役に立った。

逆転勝ち!
1本目はさあこれから引くぞ!と、いう時にピストルが鳴って負け。「えー!全然引かれてないじゃん!!」と納得できない白組。それが2本目のエネルギーになって、一気に引いて勝ち。そして最後の3本目はながーい戦いになった。「腰を落とせー」「ここ我慢だー」「いくぞー!」「そーれ!」最後の最後に引いて・・・白組の勝ち。僕らはまるで子どものようにハイタッチをしたり、抱き合ったり・・・僕の左の腕は縄で擦り切れ、真っ赤になっていた。大いに盛り上がった保護者種目だった。

エイサー
3・4年生の踊りも見事だった。あれだけ長い曲を間違えないで踊るのは大変だったろう。しかも、みんないい表情で踊るのだ。僕は子どもたちの太鼓に合わせて手拍子していた。

組み体操
大玉ころがしで沸いたあとの5・6年の組み体操もよかった。これも一歩間違えると大怪我をする種目だが、子どもたちの体を鍛え、バランス感覚を鍛え、チームワークを育てるのにはいい種目である。子ども達と先生達に大拍手!

紅白対抗リレー
1・3・5年生のリレーも2・4・6年生のリレーも凄くよかった。バトンを繋いで、走る・・・という単純な競技だが、選抜された子どもたちの走る姿は美しい。子どもたちの目の輝きは美しい。少し練習しないと勝てないかも知れない・・・そんな気にさせてくれた子ども達だった。

なかよし
どの競技にもなかよしの子達が当たり前のように参加して、そして頑張っていた。校長先生がなかよしの子どもたちが登場すると、テントの中から大声で名前を呼んでいたのが印象的だった。その度に僕は泣きそうになり・・・組み体操で泣き出しそうな子もいたし、応援で泣いていた子もいたけれど、「みんな違って、みんないい」のだ。そんな温かさを感じさせてくれる運動会だった。ありがとう、子ども達。ありがとう先生!!

片付け
閉会式が終わると、最後はテントの片付け。子ども達、先生方と僕達保護者が協力してあっという間に校庭を綺麗にした。「去年は先生方だけでやったので、大変だったらしいよ。」と聞いて、さらに嬉しくなった。A先生の「来年もよろしくお願いしまーす」にみんな笑って「うーす」先生達が頑張るから、子どもたちが頑張る。先生や子どもたちが頑張るから親も頑張る。そういう関係っていいなあと思うのである。

反省会
18時からは我が家で反省会。「いやあ疲れたね」「でも、楽しかったね」「綱引き、盛り上がったね」「最後は晴れてよかったね」「子どもたち頑張ったね」「先生も頑張っていたよね」「見えないところで動いていた先生もいたよ」語られる言葉はいい言葉ばかり。来年の運動会が今から楽しみな空父たちであった。

今日の写真1
いきなりこんなおっさん(失礼)達の写真ですみません。左から5中10期生のバシ君、14期生のカン君、そして純一です。運動会の競技中にもこうして目立たないところで働いている人がいるんです。写真には写っていませんが、お母さん達も頑張っていました。

今日の写真2
組み体操の最後はこの「塔」です。中学校の応援団では随分やりましたが、小学生には大変だったと思います。下に居る子達の頑張りと、真ん中の子達のバランスとチームワーク。一番上に昇る子のバランスと勇気に拍手です。そして子ども達をここまで育てた先生達にも大拍手です。

今日の写真3
エイサーの太鼓の音を聞かせられないのが残念です。子供達の掛け声を聞かせられないのが残念です。子供達の表情をお見せできないのが残念です。2学年で一つの演技をするのは大変だったと思います。(2回目で楽な場合もあるでしょうが)指導する先生達のチームワークがないと、絶対に上手くいかないでしょう。今回の運動会で、僕は先生達のチームワーク・・・連帯感を感じました。この運動会が最後・・という先生方の思いも感じました。よーし、もっと、もっと八石小を応援するぞー!!そんな気にさせてくれた運動会でした。

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