11月1日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第254弾!  2011.11.1(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第254弾!  2011.11.1(火)   たかやん

朝礼
久しぶりに朝礼を見た。(全校朝会というらしいが・・・僕にとっては朝礼)校長先生のお話に始まり、K先生の朗読があり・・・(これがまたよかった!)そのお話は「私の妹」という題だった。作者の妹が小学校でいじめられ、「汚い豚」と呼ばれ、みんなから口をきいてもらえず、一人ぼっちになって・・やがて不登校になり、引きこもりになり・・・食べ物を食べなくなり・・・それを、お母さんが毎日抱きしめて、抱きしめて・・・鶴を折るようになり・・・そして、ひっそりと死んでいった・・・というような内容の悲しいお話である。K先生の声はかすれ、感情が入って・・・僕は自然に引き込まれていった。K先生の授業を一度、栄小でも見たことがあるが・・・当時も、なかなか素晴らしい授業をしていたっけ・・・。

4年生の算数
授業にはリズムが大事だ。そしてテンポも・・・2年前は、どうしようもなかった学年が(失礼)見事に再生していたのには驚いた。そのクラスのK先生は、若いのだが、実にいいリズムで授業をする。3年生のK先生の授業と同じように・・・(俺もこの先生に習いたいなあ・・)そう思わせる先生であり、授業だった。

5年生の道徳
落ち着いていた。K先生も、子ども達も落ち着いていた。温かいクラスだなあと思った。僕は授業を見るときに、先生と子ども達のやりとり(先生と子ども達の表情。発言や指示の出し方や名前の呼び方や誉め方等々)をじっくり見る。それから子供たち同士のやり取りを見る。そして、授業が始まって何分でこの状態の授業なのかを見るのである。45分の授業を全部見るわけにはいかないが、数分でもいい授業だとわかるのは、そういう見方をしているからなのだ。

6年生の国語
見事に静かだった。N先生の語り口は優しく、決して大きな声は出さない。それでも、教室中が集中しているので十分なのである。きっと子ども達の気持ちをしっかりと掴んでいるのだろう。クラス全体の集中力が素晴らしかった。授業はああでなくてはいけない。

リズムとテンポ
ここからは僕の持論である。さっきも書いたが、授業にはリズムとテンポが重要だ。どんなにいいリズムでやっても、テンポが遅すぎたら・・・ぼんやりとした授業になってしまう。勿論、リズムも大事だ。先生が発問する。児童生徒がパッと答える。先生が次の質問をする、子ども達がさっと答える。これはリズム。どの小学校でも気になるのは、子ども達が答えるのに時間がかかるということ。一回、一回、椅子を中に入れ、「決まり文句の答え方で答え」また椅子を引き出して座る。中学校でも塾でもそういう間延びしたリズムで授業をやることはない。45分という限られた時間の中で勝負をするとしたら、もっとパパーンというリズムが必要だと思うのだ。そして、テンポ。「ゆとり教育の名残」なのかも知れないが・・・余りにも授業の進み方が遅いような気がする。できない子に合わせることは大事だが、一番できない子が60%のところだからといって、一番できる子まで60%のところしかやらなかったら・・・授業はつまらないものになる。僕はそういう考え方をする。一番の子は200%まで行ってもいいのだ。どんどんやらせればいい。でも、一番できない子は60%までは取らせる。それが味噌である。全員が60%だったら、それは授業ではない。子ども達はゴールデンエイジの真っ只中にいるのだ。「熱いうちに打て」ば、ぐんぐん伸びるのである。子ども達の伸び方は一様ではない。一番、伸びる子に合わせるのも無理ならば、一番伸びない子に合わせるのもまた無理があるのだ。どの子ども達もそれぞれの限界まで伸ばすことを考える。それが大事なのだと思う。難しいが、できないことじゃあない。教育新座復活の鍵はそこにあると思う。

計測の依頼
あれから、放射線量の計測依頼が来るようになった。みんな心配なのである。見えないからといって、放射能に全く気づかない振りをするのも疲れるのである。毎日、計測に出向いている。12万5000円は無駄ではなかった。

今日の動画
http://www.youtube.com/watch?v=_tf4xunvA5E 福島第一原発の3号機の爆発は核爆発だった。という映像です。怖いですよ・・・・。