2月19日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第50弾! 2011.2.19(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第50弾! 2011.2.19(土)   たかやん

結婚式の準備
朝から、華の結婚式の準備に追われた。20年前の学級通信を引っ張り出し、楽譜をノートに書き写し、ギターを弾いて・・・・10分間で何が伝えられるか、考えに考えた。今日は華にとって、一生に一度の日。いい結婚式にするかどうかが、自分にかかっているような気さえしていたのだ。

原宿
青山で生まれ、新宿で育った僕は・・・ある時期、毎週原宿へ行って遊んでいた。代々木の体育館で全日本の選手にバスケットを習い、冬はスケートリンクでアイスホッケーを習っていたのだ。ところが今日見た原宿は僕の知っている原宿ではなかった。あの頃からもう40年以上経っているのだから、当たり前なのだが・・・・異国の人は沢山いるし・・・異国の言葉が沢山聞えてきて・・・ニューヨークにいるのと同じような感覚さえしたのだ。

東郷神社
華の結婚式は東郷神社で行われた。神前結婚を見るのは初めてのことで・・・三々九度の意味がよくわかった。二礼、二拍手、一礼のところで一人間違えそうになって焦った。あぶない、あぶない・・・。

横チン
華のお兄ちゃんの横チンが僕を見て、駆け寄ってハグしてきた。昔から、そういう奴なのだ。まるで弟のような存在だったのだ。(いい結婚式になりそうだ!)そんな予感がした。

リハーサル
結婚式の後、歌のリハーサルが始まった。「横ちん!やるぞ!」「はい!」横ちんと段取りを決めていく。二人で軽く歌っていると・・・ビオラのいい音が聴こえてきた。BGMを流しているのかと思ったら・・・・生のビオラ演奏だった。演奏していたのは、秀美ちゃん。僕も横ちんも、秀美ちゃんのビオラに完全に心を奪われていた。

そして披露宴が始まった・・・。
僕のテーブルは殆どが六中生で、紀子、幸子、美香子、朱里、サユリと僕の6人。朱里ちゃんは五中生だが、色々とつながっていて・・・とても近い感じがしたのだった。

華からのメッセージ
「たかやんへ。愛があるたかやんが大好きです。一生懸命なたかやんが大好きです。私もそんな人間になりたいです。今日は本当にありがとうございました。たかやん、愛してる!!2011.2.19 善彦・華子」花嫁姿の華は綺麗だった。僕はメッセージを読み、華を見て・・・もう少し泣いていた。

お色直し
華がウエディングドレスを着て入ってきた時、秀美ちゃんのビオラの生演奏が始まった。みんなは勿論、華に集中していたが・・・僕の耳は完全にビオラの音に集中していた。(もう一度生まれてきたら・・ビオラを弾きたい)それくらい素敵な音だったのだ。

そして僕らの番がやってきた・・・
僕は20年前の学級通信を読み始めた。静まり返る会場・・・その中で、僕と横チンの「大空と大地の中で」が始まった。たった一度のリハーサルだったのだが、横チンががんばり1曲目は終わった。その後はまた学級通信へ・・・そして僕から華へのプレゼントが渡されて・・・・最後に会場のみんなと一緒に、「乾杯」を歌った。歌いながら会場を見渡すと・・・肩を組んで一緒に歌ってくれているテーブルがあった。そして・・・華は泣いていた。僕と横チンは、汗をかきながら・・最後まで歌いきった。みんなから大きな拍手が起きて・・・僕らはまた抱き合った。

ハグ
そして、最後に華とも暫く抱き合っていた。なんだか本当の娘を嫁に出しているような気になった空父であった。

秀美ちゃん
そして、秀美ちゃんともハグ。有名な音楽家から、歌を誉められて・・・本当に嬉しかった。横チン!やったね!!

11時過ぎ
色々あって、家に帰ってきたのは11時過ぎ。明日は日曜日。空の絵を見に行くことになっている。特選の授賞式があるのだ。水泳にも絵にも頑張る空。次はバイオリンかも知れないなあ・・・そんなことをふと考えてしまう空父であった。

今日の写真1
僕と横ちんと華です。当時の学級通信によると、僕が華の家に家庭訪問に行ったのは・・・1990年。5月11日の金曜日。最初の予定は14時半なのだが、どういう理由だか18時頃になったらしい。そして、横田家の夕飯はおでん。僕はおでんを食べた訳で・・・そこにお父さんが帰ってきて・・・お酒を飲んで大変なことに・・車できていた僕は、車を置いて、横チンと二人乗りで野寺の我が家へ。横チンとは朝まで語り・・・次の日、一緒に横田家に帰ってきて・・・そんな僕ら3人です。

今日の写真2
横チンは今札幌に住んでいます。お父さん、お母さんも札幌です。僕にとって、北海道は第二の故郷ですから、何かの縁を感じます。久しぶりの歌でしたが、みんなが感動してくれたようなので、よかったです。愛する華の為に・・・二人で歌えて本当に幸せな時間でした。

今日の写真3
今日初めて会ったのに・・・もう前から知っている。そんな不思議な感覚を久しぶりに持ちました。あと、20歳若かったら・・・間違いなくプロポーズしていた・・かも。一目ぼれをしたのか、一耳ぼれをしたのかは分かりませんが・・・兎に角、秀美ちゃんの音楽には参りました。絶対にコンサートに行かなきゃ!一瞬で秀美ちゃんファンになってしまった空父でした。

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