2月21日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第52弾! 2011.2.21(月)   たかやん 

『一生懸命』幻のたかやん日記 第52弾! 2011.2.21(月)   たかやん 

朝の1時間
選挙が近いのだから、駅に立つなり、ポスティングするなり、「やることをやりなさい!」と、応援団には叱られるのだが・・・・僕はどうしても小学校へ行ってしまう。子ども達の見守りをしないと、どうにもこうにもたまらなくなってしまうのだ。7時40分に家を出て、八石小を出るのが8時50分頃。その1時間も、僕にとって大事な時間なのだ。

1990年10月15日の学級通信から・・・

大きなお世話だ
昨日、ある小学校の先生との会話。「高邑先生の学級通信見せたんですよ」『誰に?』「先輩に。そしたら、“これは酷い、中学じゃあこんな通信書いているのか”って言うから、そうですよ。って答えたら、“私が親なら文句を言う”って言うんです。」『何だよそれ』「“こんな殴り書きでレイアウトも何も考えてなくて、周りの縁取りもしていない”って言うんですよ。」『馬鹿やろう、大きなお世話だ。何考えてるんだ、そいつ。男か?』「そうです」『頭痛え・・・。』「私なんか。楽しくやれそうだなーって、なーって引っ張っただけで、“なんだこれは”って叱られて・・:それから、もう書く気しなくなって、書いてないんです。」『昔から言うだろう、馬鹿につける薬はないって・・・』「高邑先生、小学校に来てくださいよ。」『馬鹿言ってんじゃないよ。そんなところに俺が行ってみろ。』「ノイローゼになります?」『ああ、他の奴らがな。』
* 学級通信が本物かどうか・・・それは10年後、20年後の教え子の結婚式で、その学級通信を読めるかどうか、そして泣かせられるかどうかで決まる。レイアウトなどくそ食らえである。周りの縁取りなどどうでもいいのだ。先生達・・・子ども達の心に残る学級通信を書いてください。自分の言葉で・・・子ども達を見て・・・毎日・・・それが学級通信の力になります。

マサ
昨日、マサが来て・・・我が家のエアコンをちょいと直して行ってくれた。持つべきものは、卒業して何十年経っても着てくれる教え子である。みんなが色々な世界で一生懸命、生きている。そのことが、今の子ども達を勇気づけるのだ。

通告5
生徒指導上の問題があったときに、学年全体や学校全体の前で「謝罪」するようなことは、それが教師主導であっても、生徒の発案であってもやるべきではありません。市教委が大貫陵平君の自殺から学んだことは何でしょう。同じことを繰り返さない為にも、しっかりと確認しておく必要があります。また、問題行動を起こす生徒にも学ぶ権利があるのですから、「別室指導」や出席だけ取って下校などという指導が日常化してはいけません。市内の中学校ではそういう指導は行われていませんか。
(資料要求 現在、別室指導や出席だけ取る指導が行われている学校。)

* 簡単に言おう。怒る時は誰にも気づかれないように・・・誉める時は、みんなに分かるように・・・それが教育の基本である。その反対は駄目だ。俺は何回かそれで失敗し、そして何度もそれで成功した。みんなの前で怒ることはない。みんなの前で誉めない手もない。毎日が子ども達を変えていくチャンスなのだということを忘れてはいけない。子どもを伸ばさない“教育”などあってはいけないのだ。それは“教育”ではなく、教師の自己満足でしかない。

今日の写真1
華が僕と横チン(華のお兄ちゃん)の歌で泣いているところです。僕は泣くのを堪えながら歌っていました。中学時代の華を思い出しながら・・・・。

今日の写真2
僕らの歌に合わせて、みんなが歌ってくれました。肩を組んだり、こうして体全体を揺らして歌ってくれたり・・・・。本当に感動しました。

今日の写真3
日曜日の池袋、芸術劇場です。空の絵は今回始めて入選しました。僕は絵のことはよくわかりませんが、感じるものはありました。最近は楽器の絵ばかり描いている空です。好きなことが沢山あると人生が豊かになります。空にも沢山のことに興味を持って欲しいと思います。明日こそ、バッハの弦楽四重奏を聴かないと・・・。おやすみなさい。たかやん

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