4月18日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第107弾! 2011.4.18(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第107弾! 2011.4.18(月)   たかやん

笑顔
今朝の東門は笑顔がたくさんだったなあ・・・。子ども達の笑顔もたくさんだったけど、先生達の笑顔もたくさんだった。僕が幸せな気持になるくらいだから、子ども達はもっともっと幸せな気持になるだろう。大人の笑顔を見て、子どもは安心するのである。そして、子どもの笑顔を見て、大人は元気になるのである。

勘違い
今まで色々な呼ばれ方があった。「ともちゃん」「とんちゃん」「とんすけ」「ともや」「ともさん」「ともやさん」「ぞうさん」「とっつあん」「たかむら君」「たかむらさん」「たかやん」「とうやん」「パパ」「お父さん」「空父」そして「先生」「議員」「理事長」。最低なのは勿論「議員」という呼び方である。これは役所の人しかいないが、本当に勘弁してほしい。おれの名前は「議員」じゃない!(本当にいやになるからやめてよね・・。)「理事長」というのも嫌だ。これは我がマンションの管理委託会社の人がそう呼ぶ・・・。
微妙なのは「先生」だ。何せ21年間も「たかむら先生」「先生」と呼ばれていたし、塾の子も時々「先生」と間違えて呼ぶので、それ程の違和感はない。定年退職した先生が教え子からは「先生」と呼ばれるのと同じである。しかし、この先生という呼び方は・・・時々人間に勘違いをさせる。25歳の大学を出たばかりの若い学校の先生と20年以上社会でもまれていきてきた45歳のおっさん。どっちが背中でものを教えられるかと言えば・・そりやあ、おっさんの方だろう。だけど、45歳のおっさんは、自分の子どもの担任の若造を「先生」と呼ぶのである。そこで勘違いが生まれるのである。勿論、僕も勘違いをした一人だ。2年目くらいから「俺はプロの教師なんだ!」と胸を張っていたのである。なーにがプロなものか・・・大学を卒業して直ぐにプロになれるような仕事だったら、大した仕事じゃあない。教師の世界だって、本来は職人の世界なのだ。大事なことは師匠から学ぶ・・・ということだ。どんな職業でもそうだが、師匠から学びがないところには成長がない。先生という仕事もそう。これでいい・・・そう思ったら、もう成長はない。成長がない人には魅力がない・・・。いくつになっても、学ぶ人に、魅力を感じるのだと思う。60歳になっても魅力のある先生はいる。素敵な先生はいる。だから世の中は面白い。勿論、魅力のないベテランもたーくさんいる。そうならないように、こんな俺でも、昨日の自分より、ちょっとマシな自分でいたいから、毎日人生の師匠から何かを学び続けるのである。

恐れていたことが・・・
クレーン車が小学生の集団登校の列に突っ込んだ。恐れていたことがおきてしまったのだ。集団登校の恐さがここにある。勿論、バラバラに歩いていても、事故に遭うことはあるだろう。でも、だ・・・集団登校の子ども達が、下を向いて歩いていることは多い訳で・・・こういう事故の場合、一瞬の判断が生死を分けるのではないだろうか・・・。その時に、集団の方が危険・・・相手が車の場合は特に危険なんじゃあないだろうか・・相手が人間の場合はどうなの?と聞かれても、相手が凶器を持っていたら・・・やはりバラバラの方がいいような気がする。車にしろ、人間にしろ、自分の本能で危険を察知するには・・・やはりバラバラの方が・・・・。今朝の事件は他人事ではない。現に東門を毎朝通る車の中にも、携帯を見ながら運転する阿呆がいるのである。

4月もあと少し
僕は「校長の仕事」の中でこう書いた。“あなたが校長を目指すなら、次のことは覚えていて欲しい。「校歌」は一日で覚えて、大声で歌えるようにする。「先生達の名前」着任前に完全に覚える。「子ども達の名前」は、最初の一ヶ月で全員覚える。”
勿論、校歌はもう覚えただろうが、子ども達の名前はどうだろう。優秀な先生達の中で何倍もの管理職試験に合格するだけの脳みそがあるのだから、1ヶ月もあれば子ども達全員の名前は覚えられるはずである。それ程難しいことではないが・・・普通の人は多少努力しなければできないかも。それができて、やっと「校長」になれる。僕はそう思う。それが校長の仕事の第一歩。子ども達の名前を覚えること。それが僕の基準・・・そんなところである。(まあ、市教委はそんなことは言わないだろうから、気にしないでください。あくまでも僕の基準です。)4月もあと少し。本物の校長がたくさん増えることが新座の学校のレベルを上げていくことになる。頑張って!

今日の写真1
古いほうからいきます。高校時代のテニス部の仲間との写真です。場所は全く記憶にありません。誰が撮ったのかも(多分ジブかな)分かりません。もう直ぐみんなで会う予定なのですが・・・

今日の写真2
父さんが、元気に笑っている最後の写真です。猛おじちゃんが雪を抱いてくれています。撮ったのは上野駅。勿論、僕のカメラです。

今日の写真3
僕が21年間で最も好きだった校長です。山口常義。本当に素晴らしい校長でした。僕はこの人が大好きで、大好きで・・・僕の「一生懸命」を愛読してくれました。僕が教師として、一番幸せな時代だったかも知れません。

20110418-1.jpg 20110418-2.jpg 20110418-3.jpg