7月11日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第191弾!  2011.7.11(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第191弾!  2011.7.11(月)   たかやん

姪からのメール

こんにちは
ブログに書いてあった不良の話を読んで、私の中学時代を思い出しました。 四中の一年生の時の家庭訪問で、担任の数学のY先生は、私のいないところで母に 「高邑は不良になりますよ。気を付けたほうがいい」 と言ったそうです。

それを聞いて、母はずっと心配していたと言ってました。 三年生になって、体育の増田先生(私の所属していた陸部の顧問でもあった)が担任になり、家庭訪問で母は一年生の家庭訪問でY先生に不良になると言われてずっと心配だと増田先生に言ったそうです。 それを聞いた増田先生は、 「高邑は絶対大丈夫。不良になんかならない。それは、お母さんが怖いから」 と断言してくれて、母はやっと安心したと言ってました。

母がこのことを話してくれたのは私が中学を卒業して、ずっと経ってから。 確かに中学時代は多感な時期で情緒不安定でトゲトゲした気持ちでいたけど、不良になる気なんてまるでなかったし、Y先生は私の何を見て不良になるなんて言ったんだろうと、信じられない気持ちでいっぱいになりました。

私には、口では理解した素振りを見せていたけれど、それを私が見抜いていたのか、今でも年賀状のやり取りがあるのは増田先生で、Y先生には一度も年賀状を出したことはありません。

生徒を信じない先生を、生徒が信じるはずもないなぁと実感しました。 私を信じられなかった母も母だけど、先生に言われたら心配になったんだろうなぁ、と。 先生は影響力が大きいからこそ、選ぶ言葉、話す言葉は大事だなぁと思います。

* 姪の弘美からのメールを読んで、僕は長兄の和矢のことを思い出した。西戸山小学校の2年生か3年生の時、北村という先生に「あなたの息子は非行青年になります!」と言われた母さん。通知表には1がずらーっと並び、音楽だけが2だったそうだ。そして生活と行動の記録は全てにCが付いていて・・・怒った父さんは、「担任を代えるか、子の子を転校させるか、どっちかを選べ!」と学校に怒鳴り込んだそうだ。「この子にはいいところが一つもないのか!」と言った父さん。訂正された通知表は全てがBがかわっていた。僕達3兄弟で一番、真面目なのが長兄なのは間違いない。それこそ馬鹿真面目なのである。ただ兄は目が悪かった。クラスで背が一番高かったので席は一番後ろ。ところが、生まれつきの弱視で黒板の字が全く見えなかったのだ。だから、授業で何をやっているのか全くわからず・・・大人しい性格だったので、先生に「黒板の字が見えません」とも言えなかったのだ。それを北村という先生は「非行青年になる」と言ったのだから、酷い話で・・・。兄貴はオール1のような成績だったが、悪いことをしたことは一度もない。次兄の達矢は中学時代から喫煙していたし、学校では頭のいい優等生でも外では立派な不良だった。三男の僕はありとあらゆる悪戯をした悪餓鬼で、貨幣偽造までやり・・・戸塚警察から手配されていたくらいだから、間違いなく本物の「非行少年」だった訳で・・・。長兄だけが、糞が付く真面目人間だったのである。長兄はその後、いい先生とめぐり合い、「東京海上火災」という会社に入って・・・無事定年を迎えた。将棋が趣味で、目隠しをした兄貴と指しても全く歯が立たなかったくらい強かった。そう、目は悪かったが頭は悪くなかったのである。兄貴には兄貴を信じる父さんと母さんがいた。だから、兄貴は真っ直ぐ馬鹿正直に生きたのだと思う。次兄の達矢も立派な不良だったが、「興亜火災」という会社に就職し、立派に働いている。この話は学活や道徳の時間に子ども達に何度か話をしたことがある。オール1に近い成績でも大きな会社に入れることはあるし、中学時代に不良や非行に走っても、いい先生に出会えば、いい友達に出会えば、そして努力すれば、ちゃんと社会では通用する人間になれるんだよ・・・そんなことを子ども達に伝えたかったのだと思う。先生という仕事は人生を教える職業である。子ども達の可能性を潰すのが仕事ではないのだ。何でも無い子を不良にしてはいけない。その子の人生を潰す権利は先生には勿論、誰にも無いのである。

横ちんからのメール
たやかん!
また、ホームページにボクのメールを無断添付しましたねっ!必要ならビシバシ使って下さいね。空くん。頑張ってますね。ピアノもいいけど水泳も続けて欲しいなぁ。ボクのブレスト50mのベストは36秒前半でした。五年生の時です。六年生で引っ越さなければ水泳を続けていたと思います。ただ引越していなければ、たかやんには出逢えていない訳で…人生はなんとも奥深いものですね。そちらは梅雨が明け、夏本番のよーですが体調に気を付け益々活躍して下さいね!期待しています。

たかやんのメールで幸せな気分になっている北の弟より愛を込めて・・

* 横チンはバスケット部で大活躍していたが、実は水泳でも札幌の小学生記録を持っていたスイマーだったのだ。小学校5年で36秒前半というのは半端ではない。空の平泳ぎのベストは54秒・・・あと3年で20秒縮めないと、5年生の横ちんには勝てない訳で・・・。そんな横チンからの応援メッセージが嬉しかった。今日も幸せな空父である・・・。

今日の写真1
六中最初の赤ジャージ。2年2組の真次郎です。彼は学校一のいたずら小僧でした。遠足にサングラス・・・はて、誰のサングラスだったのだろう・・・。僕のかなとも思ったけれど、3人で写っている写真もあったから真次郎が持って来たのかも・・。今の中学校じゃあ、怒られるんだろうなあ・・

今日の写真2
この子が僕の娘の古都です。内緒の話ですが・・・(誰にも言わないでくださいよ。特に・・・)古都は遠足の時に、アイスボックスにこっそりビールを冷やしてくるような子で・・・「たかやん、ほれビール・・冷えてるよー!」「あたし達はジュース、飲んでもいいよね!」と言葉巧みに担任を誘惑する女の子でした。勿論、心の弱い担任は古都の誘惑に負け・・・禁じられたビールを飲み、彼らは禁じられたジュースを飲むという塩梅で・・・今の学校じゃあ、大問題になるんでしょうねえ。休み時間にハイチュウで大問題になるんだからねえ・・・

今日の写真3
五中の4期生の1年3組の子達です。肖像権は大丈夫か?って・・大丈夫です。みんな息子同然ですから・・・このクラスのクラス会・・やってみたいなあ・・・。僕が出会った、最初の1年生だからです。学校へ行くのが楽しみで、楽しみで・・・しょうがありませんでした。空父24歳の頃のお話です。

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