7月16日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第196弾!  2011.7.16(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第196弾!  2011.7.16(土)   たかやん

教師を目指す人へのメッセージ4
授業は子供達の目を見ながらしなくてはいけない。先輩の先生の中には教室の天井を見ながらする人がいたが、そういう授業はいただけない。子どもが聞いていても寝ていても同じでは、プロが泣く。話をしていて、子供達が下を向きはじめたら自分の話しがつまらないと思わなくてはいけない。それを「ちゃんと前を向け!顔を上げろ!」というのは素人のいうことだ。生徒は当たり前だが生き物だ。調子のいい時もあれば悪い時もある。子供達の目、表情を見ないで授業をする教師は生徒の体の不調や「いじめ」を見逃してしまう。よく学校が「いじめは無かったと認識しています。」などと訳の分からないことをいうが、いじめがなかったのではなく見落としていたのだ。まず授業で生徒が理解しているのかどうかを、表情で判断する習慣をつけよう。首をかしげたり、つまらなそうな表情をしたら、それは授業の仕方に問題があるのだ。授業には「年間指導計画」があり、その通りに進めないとテストができないとかの問題が生じるが、生徒が理解できない授業を1年間も続けたらこれはもう「犯罪」に近い。生徒を理解させるには何でもしなくてはいけない。歌を作る。語呂合わせを考える。踊る。繰り返し、繰り返し質問する。クイズ形式で質問する…・やれることは何でもやる。子どもが体育の授業で疲れていると感じた時は「昼寝」を10分させたっていい。要はその時間に理解できるようにしてしまえばいいのだ。集中しない50分より、集中した40分の方が効果があるのは当たり前だ。
ものを覚えるにはリラックスした方が効率がいいのは知られているが、僕は授業の最初によく歌を歌った。教室にギターを置いておくのだ。「理科係」の生徒がそのギターを毎時間運んでくれる。子供達はそういうことが好きなのだ。歌を歌って、脳波をアルファー派にしてから授業に入るという作戦だ。理科の教師が歌を歌ってなんなんだ?などという批判には耳を貸さないことだ。理科嫌いを無くし、授業に集中させて、効果があがるのならそれでいいのだ。そして休み時間はなるべくどこかの教室にいることだ。子供達の話を聞けるから職員室に帰るよりもはるかに楽しい。僕の場合は「理科準備室」という部屋があったので、そこに子供達が毎時間遊びにきた。そこでももっぱら話を聞くのだ。聞き役に徹していると、子供達はなんでも話すようになる。「いじめ」や「喧嘩」、「事件」「授業」の情報など訳なく入ってくる。そして何より子供達の本音が聞けるのだ。「U先生の授業は本当につまらない。勝手にどんどん進んでいって、質問すると怒る。」「分からないっていうと、授業を聞いてないからだ!って怒るからもう質問したくなくなる。分からないから聞いているのに。」子供達の本音はそのまま自分の授業の反省になる。
そういう意味では毎回の授業の後に「感想」を書いてもらうのもいい。発言は出来なくても、「感想」を書く事なら出来る子がいるのだ。わかっていると思った子が理解できていなくて、寝ているのかと思った子がしっかり聞いていたりする。自分の目の不確かさを確認するのには丁度いい。50分の授業も5分前に感想を書いてもらえば45分。最初の5分で子どもリラックスさせて、授業は40分。子供達集中力の限界はそんなものだ。50分間、ダラダラと授業をするのだけはやめよう。

4時半
安静というのは結構辛い・・・。4時半には起きて、色々始めてしまった。それにしても背中も胸も痛い・・・こんな状態で試合ができる訳もなく・・毎日選手権のシングルスは棄権したのだった。10000円が無駄に・・・ああ、もったいなーい!!でも、また救急車に乗るよりはいいか。

学童野球
午後、空を連れて八石小へ行った・・・。そこには数十人の子ども達が野球をやっていて・・・僕は一輪車の練習をする空と野球をしている子ども達を交互に見ていたのだが・・・コーチの一人が近づいてきて・・・「たかむら先生ですよね!」「おお・・・久しぶり」彼は六中の軟式テニス部だったO君で、軟式テニスの世界では相当有名な選手だったのだ。僕自身、中学校時代は軟式テニスに燃えていた訳で(一応、新宿区では負けなし)・・彼の技術がどれくらいかは見ていればわかったのだ。僕はどんな競技でも一生懸命やっている子が好きで・・・0君のことは、しっかりと記憶に残っているのである。それにしても、子ども達が一生懸命ボールを追いかける姿はいい。僕も小学校時代は野球ばかりしていた。「3番、サード、長島」になりたくて・・・・。

メロン、トウモロコシ、かぼちゃ
夜、純一が我が家に果物と野菜を持ってきてくれた。「おすそ分けです」と純一。まるで長屋のような関係が嬉しい。八丈から卵がくれば、みんなにおすそ分け・・・誰かが、何かを貰ったら・・・それをおすそ分け・・・一人で食べるより、みんなで食べるほうが美味しいという感性・・・子ども達にもきっと伝わっていくだろうなあ・・・。

ぐい生
昨日の日記の写真を見て、快治からメールが来た。「懐かしい・・・ハイリキやぐい生をよく買いに行かされたよなあ・・」というメールだった。僕は当時、サッポロぐい生が好きで・・・よく飲んでいた記憶がある。ハイリキも言われてみればそうなのだが・・・子ども達はよくもまあ、そんなことを覚えているものである。我が家の居候時代の話なのだろうか・・・所沢時代かねえ・・・。それにしても、よく気がつくねえ・・ハイリキの瓶に・・

今日の写真1
八石小の校庭で一輪車の練習をする空です。何にでも挑戦するんですねえ・・・そして、何とかしてしまう・・・できることがどんどん増えていく・・・見ていて、楽しい限りです。

今日の写真2
いつの間にか両手を離していました。体育は5でしたが、一輪車には乗れる気がしません。ちょっとした努力が足りなかったのだとは思いますが・・・肖像権は?実の息子ですから、多分大丈夫でしょう。

今日の写真3
「日記に載せたら駄目よ」と念を押されていたのですが・・・僕の北大の先輩でダブルスのパートナーだった多喜志と奥様と息子のえいすけ君です。えいすけ君は僕達の大学の後輩でもあるんです。先輩なのに多喜志と呼んでいるのは一緒にいる時間が長かったからでしょうか。先輩というより親友に近いような気がします。奥様は手話でテレビに出るくらいの方で・・・来年の七大OB戦では久しぶりにダブルスを組むことになりそうです。

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