7月17日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第197弾!  2011.7.17(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第197弾!  2011.7.17(日)   たかやん

教師を目指す人へのメッセージ5
僕が大嫌いなものの一つに指導案がある。教育実習の為の指導案。研究授業の為の指導案。
この指導案にうるさい人がいる。「この指導案はなんだ!」「この指導案の書き方はなんだ!」と授業の前にケチをつける人達である。「授業というのは指導案がよければ誰でもできるものだ。いやそうでなければならない。」とまで言う人もいる。糞食らえである。
指導案の形式にうるさい人ほど子供達の表情には関心がないものだ。どんなに立派な指導案を作っても、子供達はそのとおりには反応しない。当たり前だ、生き物なんだから…・。事前に「打ち合わせ」をしていれば話は別だが。そういう作られた授業ほどつまらないものはない。子供達がどれだけ分かったかではなくて、教育委員会の「先生」達にどう思われるかが大事な授業。そんな授業は糞食らえだ。それは誉められる指導案が書けて、いい授業ができるに超した事はない。僕が言いたいのは、そういうものに時間をかけて欲しくないということだ。授業のポイントは一つでいい。それをクリアーできたかどうかを「生徒の感想」で判断して、次の授業でその反省を生かす。そのことの方が大切なのだ。僕の先輩には「私は毎回指導案を書いています。」という凄い人がいたが、彼女の授業は実につまらなかった。授業の達人になるのはいいことだが、指導案の達人になってはいけない。
導入…展開…まとめ。そういうパターンもあるだろうが、50分の時間を自分とそこにいる子供達で自由に使っていいのだ。子ども達が「分かった!」「できた!」と笑顔でいうことが大事なのだ。それさえ押さえていれば、あとは授業は生き物。脱線するのもいいではないか。これから「先生」になろうという人達にこんなことをいっては何だが、どんなに一生懸命授業をやっても、子供達はその内容などあまり覚えていないものなのだ。覚えているのは、楽しかった!とかやる気になった!とか授業中によく話が脱線したとか…何やったか覚えてないけど、理科の授業は好きだった!とかその程度なのだ。子供達が忘れないのは「先生」がどういう目で自分達を見てくれていたかということだ。どういう風に自分に声をかけてくれたかだ。どういう表情で自分達と接してくれていたかなのだ。それは自分自身で振り返ってみれば分かるだろう。どんなに好きな先生でも授業そのものを記憶している人はまずいないだろう。まあいくつかの授業は残っているにしてもだ。僕が忘れられない先生に兵藤鎮馬先生がいる。中学時代の数学の先生で教頭だった。そう昔は教頭も、時には校長も授業をしてくれたのだ。僕らは中3で初めてこの先生に数学を習った。先生は最初の授業でこういわれた。「僕の名前はひょうどうしずま。みんなヒョウチンと呼びます。だからみんなもそう呼んでください。」(ほんまかいな…)僕らは廊下で先生に会うと「ヒョウチン!」と呼んだ。すると先生は「はい、何ですか?」とこたえる。授業中でも「ヒョウチン!」すると「はい、何ですか?」そして、授業はべらぼうに分かりやすかった。僕らはあっという間にヒョウチン中毒になっていった。ヒョウチンは放課後も僕らの教室で数学を教えてくれた。時には高校の数学まで教えてくれたりした。僕のタカヤンというあだ名は実はこのヒョウチンがもとなのだ。「たかやん!」「あいよ!」僕はそう呼ばれる度に懐かしいヒョウチンが頭をよぎるだ。ほんのちょっとだけどね。あなた方もどうか子ども達の記憶に残る先生になって欲しい。

続指導案
研究事業で思い出すのは、指導案を前もって教育委員会に提出していたことだ。指導案の段階で指導を頂く訳である。「何なんだ!この指導案は!」と怒られたこともある。授業の上手な先輩に言われるのならわかるが、たいした授業もできない人にそう言われると、ムカっときた。(若かったのよねえ・・)どうも研究授業の為の授業。研究授業の為の指導案作りはやる気が起きなくて・・・時間も手間もかけたことがない。普段の授業が大事だからである。その名残は議員になってからもあって・・・通告書は書くが、質問の原稿つくりをしたことは一度もない。勿論、それを前もって執行部に見せることもしない。学芸会じゃあないからね。授業も議場も一発勝負。そういうスリルが楽しいのである。

痛み止め
背中の痛みは痛み止めで少し楽になった。楽になると・・動きたくなる訳で・・・今日はひとみと空と三人でお買い物。久しぶりに「買い物楽しかったねえ!」と空と二人ではしゃいだのだった。

今日の写真1
僕とひとみと空のラケットです。空のラケットはこれで2本目になります。黄色のヨネックスで大人のよりも少し短いですが、なかなか格好いいラケットです。ラケットですから、肖像権は大丈夫でしょう。

今日の写真2
調子に乗って靴も3足買ってしまいました。ボーナスが出たのと、入院しなくて済んだので、思い切って買いました。空のテニスシューズは初めてで・・・想像しただけで、ニヤニヤしてしまいます。亮は五中のコートで育ち、六中のコートで強くなりましたが、空が新座の中学校のコートでテニスをすることは多分ないでしょう。石神井高校や北大のコートでは大歓迎されると思いますが・・・・それもまた楽しみです。

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