7月18日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第198弾!  2011.7.18(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第198弾!  2011.7.18(月)   たかやん

教師を目指す人へのメッセージ6
「言葉」の持つ力を知らないで教師をしてはいけない。子供達には「いい言葉といい栄養で育つ権利」があると僕は思っている。心からでた言葉にはそれだけの力があるのだ。
朝から「おはよう!」ではなく、「何だお前そのスカートは!」「何でジャージなんだ!制服はどうした!」と叫ぶ奴がいる。彼らにはその言葉が子供達にどういう影響を与えるか考える力がない。それでいて、「挨拶」は大切だ。などというからちゃんちゃらおかしくなってくるのだ。「先生」は先を生きているのだから、何でも真っ先にやらなくては「先生」じゃあないのだ。こどもに気持ちのいい挨拶をさせるのは簡単だ。教師が自分から「おっはよーっ!」と笑顔で挨拶しつづければいい。勿論一日では駄目だ。最低2週間、子供達から挨拶が返ってこなくても笑顔つきでやり続ける。「継続は力なり」子供達は間違いなく笑顔つきの挨拶をするようになる。職員室の中には大声で挨拶しても何も返ってこない凄い奴もいる。さすがに大人だとむっとくるが、それでもし続けるとやっぱり返ってくるようになる。人間ってそういうものだのだ。学校は全ての時間が授業なのだ。廊下で会っても、校門で会っても、勿論授業中でも「言葉」には最大の敬意を払わなくてはいけないのだ。僕は教育実習を函館中部高校の定時制でやらせてもらった。僕はそこの1年生で生物の授業をしたのだが、ひどい内容だった。何しろ自分でも何をしているのかよく分からなかったのだから。それでも生徒達はみんな真剣に聞いてくれた。眠い目をこすりながら、真剣に聞いてくれた。8割以上が看護学校の生徒だったと思う。本当にありがたかった。最後の日にそこの教頭先生から僕らはこういう言葉をもらった。
「君たちの授業は確かに下手です。ひどいものです。しかし、君たちには僕らにはないものがある。それは言葉です。彼らと共通の言葉です。その言葉をいくつになっても失わないでください。お願いします。」
その言葉のお陰で僕は教師をやってこれたのである。「彼らと共通の言葉」それは上からものをいう「言葉」ではない。もちろん子供達と対等の言葉だ。別にこどもたちのいうところの「タメ語」で話せという意味ではない。ではどういう言葉なのか。それは子供達と何でも一緒にやっているうちに分かってくる言葉である。苦しい事も楽しいことも一緒になってやる。やらせるのではなくて、一緒にやる。それが味噌である。大きな声で校歌を歌って欲しかったら、自分も一緒に大声で歌う。一生懸命勉強して欲しかったら自分も一緒に一生懸命勉強する。そうすると彼らの言葉が聞こえてくるのだ。言葉はまず耳から覚えなくてはいけない。彼らの言葉が聞こえるようになったら、自分がしゃべるのは時間の問題なのだ。大学卒業してすぐの新米教師は特にその能力が高いはずだ。何しろちょっと前までは文字どおり「学生」だったのだから…・ところが「先生」になった瞬間にその言葉を忘れてしまい、二度と話せなくなる教師がたくさんいるのも事実である。彼らは残念ながらプロの教師にはなれないのである。言葉が話せないということはコミニュケーションができないということだ。それこそ最初が肝心である。言葉の力は恐ろしいのだ。笑顔つきのいい言葉より強いものはない。大丈夫。貴方ならきっとできる。
なでしこ
今朝はなでしこを見るために3時おき。流石に外も暗く・・・夜中という感じだった。3時半、決勝がスタート。前半の0−0はどうみても奇跡としかいいようのないくらい、アメリカに押し込まれ、好き放題にシュートを打たれていた。アメリカの選手はみな背が高く、足が速く、テクニックがあり、しかも綺麗な選手が多かった・・・。特にゴールキーパーのソロ選手はもの凄く綺麗で・・・(いやいや、ここはなでしこを応援しなければ・・・)一瞬、アメリカを応援しそうになった程だった。

諦めない
試合は奇跡としかいいようのない結果に終わった。前半を0点に抑えた軌跡。1点リードされて、追いついた奇跡。また1点リードされて追いついた奇跡。そしてPK戦での奇跡・・・でも、その奇跡を起こしたのも彼らの実力なのかも知れない。PK戦の前の監督の笑顔が忘れられない。一番、緊張する・・・どうしても勝ちたい時に、あの笑顔が出せる人は本物である。あの笑顔で選手達はかなりリラックスできたはずだから・・・・。先生と生徒もなでしこのような関係にあると、伸びるだろうなあ・・。

ワンバック
僕が感動したのはなでしこだけではない。アメリカのエース、ワンバックが負けた後、日本チームにやってきて、みんなに声をかけた姿が印象的だった。アメリカで誰よりも勝ちたかった選手のはずだ。その彼女が勝った日本を称えたのだから・・・・。朝からいいものを見させてもらった空父であった。

痛み止め
飲んでいる間は効くのだが・・・時間が経つと、痛みはぶり返す。「気胸」でなかったら、いったい何の痛みなのだろう・・・。筋肉痛にしては長すぎるのである。

今日の写真1
この3連休で久しぶりにゆっくりできた亮が「将棋やろう!」と言ってきました。亮は道路に寝転ぶような子で、兎に角やんちゃでした。試しに将棋を教えると・・・ちゃんと正座して何時間でも集中できるようになったのです。お風呂の中でもいつも将棋でした。頭の中の将棋盤でやるので、僕の方が先にわからなくなって負けていました。今日も大接戦になりましたが、最後の最後で負けました。空は亮の隣でグランドピアノの絵を描いていました。今日の肖像権も多分、大丈夫だと思います。実の息子達なので・・・。

20110718-1.jpg