6月22日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第175弾!  2012.6.22(金)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第175弾!  2012.6.22(金)  たかやん

大雨
今朝は大変だった。兎に角、酷い雨で、子ども達も僕もずぶぬれになったのだ。傘を差していても濡れることはある訳で・・・特に、遠くから通う子達にとっては辛い訳で・・・それでも、元気な松村さんの笑顔とハイタッチで、みんなテンションが上がったのだった。

印刷
午前中、PTA役員の緊急連絡網が回り、急遽八石小へ。その時間空いていた3人で協力し、ダッシュで印刷をして、30分ほどで終わらせる。チームワークよし・・・印刷機の音を聞いていたら・・・テストを作っていた時代を思い出したのだった。テストは勿論なんだけど・・・何しろ毎日、印刷室で学級通信を刷っていた訳で・・・どんな印刷でもお手の物である。

学級通信
今の様にパソコンでプリントアウト・・・何ていうことはなく、常に直筆の「一生懸命」だった。では、久しぶりに昔の「一生懸命」から・・・

新宿
昨日、テニス協会の会議で久しぶりに新宿に行った。西武新宿で降り、朝日生命会館まで歩いた。歩いている人の顔を見て(なんか違うなあ)と思った。新宿は俺の育った街である。青山で生まれて、直ぐ新宿に越して・・小学校も中学校も新宿区立の学校である。中学校2年生からは中野に越して、電車で通うようになったが・・・山手線に乗り、新宿で降りて、デパートをはじめ、ありとあらゆるところに冒険に行き・・それから地下鉄で帰るというパターンが多かった。池袋は品が悪くて、ちょっと怖かったが・・新宿は好きな街だった。あれから20年・・・新宿は余りにも変わってしまった。それとも、もしかして、自分が変わったのだろうか・・・新宿の街を行き交う人達を見て、ふと、そんなことを思った俺であった。1989年5月11日 3年2組より
* これは勿論、その日の一生懸命の一部なのだけれど・・・この文章のどこが学級通信なんだろうねえ・・・。今でも僕の議会報告を読んで、「どこが議会報告なんだ!」と怒る人がいるらしいが・・・確かに校長が見たら、「これは出すな!」と言うかも知れないなあ。でも、子ども達は、どんなに騒いでいても、この「一生懸命」を配ると、急に静かになって・・・真剣に読んでいたっけ。当時の子達も、もう37歳になる。

取材
夕方にフリーライターのSさんの取材を受けた。とっても感じのいい女性で、共感能力が高い方だと思った。2時間の取材はあっという間に終わったと感じるくらい、充実していた。うちの奥さんを見て、「若いですねえ!」「30代の前半だと思った」・・と、言うのには笑ったが・・・

チャランポラン
9月も終わりだというのに、いつまでもクソ暑さが続き、おまけに文化祭やらテストやら、明日などは3.4.5.6カットで体育祭の練習とくれば、そりゃあダラダラしたくなる気持ちは分からないでもないけれど・・・今の2組、あのチャランポラン時代と何も変わっちゃいない気がする。

授業の時の“目”。みんな鏡は持っているようだから、一遍見てみたらいい。どっから見たって、あれは年寄りの目だよ。ジジババの目だ。そりゃあ、つまらん授業もたくさんあるかも知れない。(いや、確かにある)でもねえ・・、あれじゃあ、どんな人が授業をやったって、うまくいかないじゃないかなあ・・それ程、いい加減な目をしているよ、今のお前達。「勉強は塾でやるからいいんだ」といういい訳もあるだろう。でも試験は夜やる訳じゃないぜ。習慣っていうのは怖いものだよ。無意識のうちに、ふっと出るものだよ。文化祭結構、体育祭も結構、遊びも結構、でもね、昼間っから、トロンとした目をするなよ。なんか今のお前達・・好きになれないなあ・・・。チャランポランの4弾!を出したいくらいだ。

しかし、待てよ・・俺はいったい何をやっているというのだ。やることはやっているのか?チャランポランじゃないのか?朝練は毎日出ているのか。ノン。
授業は常に気合を入れてやっているのか。うーむ・・ノン。
何かに熱中していることがあるのか。「・・・・」
思わず鏡で自分の目を見た。何のことはない、お前達と同じ目だった。
あ〜あ、昼間から飲みたい気分だ。頭もボーっとしているし・・・何もやりたくない。
大人はいいよね。こういう時、酒を飲んで寝ちゃえばいいんだもの。子どもはこういう時、どうするんだろう・・・。
「やる気の無い時、どうしたらいい?」『簡単さ、やる気のある人の傍にいけばいいんだ!』自分が言った言葉を頼りに、俺も誰かの傍に行きたくなった。  1989、9月18日
*これも当時の3年2組の「一生懸命」の一部で・・・何書いていたんだかなあ、って不思議な気持ちになる。子ども達のチャランポランに頭に来て、「一生懸命」を「チャランポラン」という名前に変えて配ったら、女の子達に泣かれて・・・「一生懸命」に直したことを思い出した。今の自分の顔も鏡で見ないといけないかな。病気に負けて、情けない顔をしているんじゃないかな・・・2組の子ども達に笑われないようにしないとな。