7月29日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第212弾!  2012.7.29(日)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第212弾!  2012.7.29(日)  たかやん

川遊びのお知らせ
今年の川遊びは8月5日になります。川掃除を兼ねた一日がかりのイベントになります。みなさん、よろしくお願いします!同じ日の17時から、たかやんの議会報告会を石神集会所で行う予定です。

試合前1
僕が神宮球場に着いたのは11時前。試合開始は13時だから2時間前に着いたことになる。いつものように、野球部員の応援団の直ぐ隣に座る。一般の高校生達とずっと一緒に応援してきたのだ。ところが、先生らしき人が登場し、「ここは一般生徒の応援席ですので・・・」と移動するように求められる。正しくは「一般生徒が隣に座りますが、よろしいでしょうか」だと思うが・・・自分も教師だったので、気持ちは分からなくはないし、「分かりました」とワンブロック移動する。ところが、暫くすると、また別の先生が来て、「一つ向こうに移動してもらえませんか」という。「さっきの先生にここで大丈夫って言われたんですけど・・」と言いながら、また一つ外野方向に移動する。そこに、また別の先生がやってきて、「今日は全校応援なので、移動して頂けませんか?」仏の顔も三度までという諺があるが、「こっちは駒沢からずっとこの場所で応援してきているですよ。11時に来て座っているのに、もう2回も移動しているんですよ。」と言った。その若い先生は、何も言わず・・・生徒に「詰めて座りなさい」とだけ言った。ずっと気持ちよく応援してきたのに・・・縁起が悪いなあ・・

試合前2
試合前の練習を見ていると、緊張しているチームが分かる。帝京戦の前の練習でも伸び伸びやっていた国士舘の選手たちが、今日の決勝戦の練習は硬かった。それに比べて、成立の子達はリラックスしていた訳で・・・今日は苦戦するな!という予感がしたのだった。

試合前3
国士舘は全校応援なので大応援団。一方の成立の応援席はガラガラ。「応援は勝ったかもね」と隣の高校生と話をしていたのだが、生徒がいなさすぎだ・・・・・(うーむ、おかしいなあ・・)そう思っていると、試合開始直前になって成立の生徒たちが応援席を埋め始めた。

試合開始
その秘密は直ぐに分かった。成立の生徒達は、応援の練習をしていたのだ。その応援は実に呼吸があっていて、声が重なって、リズムがあって・・・成立の選手たちを奮い立たせ、国士舘の選手たちにプレッシャーをかけるのに十分だった。そして、国士舘は初めて、先制点を許したのである。僕の周りの生徒達は応援の仕方が分からず、メガホンを叩いているだけで、声が一つになることはなかった。

8回
それでも・・・生徒たちが必死に応援している8回、先生が登場し、「試合が終わったら、メガホンは外で回収するからな」と大声で伝えにきた。「空気読めないねえ」「試合はまだ終わってないぞ」と呟く応援団。応援に水を差すとはこのことだ。全校で応援しても気持ちが一つになってないと・・・選手に与える影響は大なのに・・・先生は試合よりも試合後の事が重要らしい。

9回
0−2から1−2。そして1−3となり、土壇場の9回。国士舘は怒涛の攻撃で3−3の同点に追いついた。ところが3−3で1アウト満塁の勝ち越しのチャンスを逃し・・・その裏、さよなら負けを喫するのである。そのバッターは準決勝で偵察した時に、要注意に上げていた選手だった。盗塁を警戒せずに許したのが痛かった。

そんな訳で・・・僕の初めての甲子園は終わった。僕は龍一の背番号11を追い続け・・・そして、応援し続けた。甲子園には行けなかったけど、テレビの前のオリンピックより遥かに興奮した時間だった。龍一、そして国士舘高校野球部の諸君、本当にありがとう。国士舘と戦って散っていった野球部員達も、ありがとう。そして、成立の野球部員と応援席には敬意を表します。ありがとうございました。甲子園でも応援席と一体となった野球をしていってください。応援しています。

今日の写真12
決勝戦が始まりました。背番号11が見えます。僕はビデオを撮ったり、カメラを構えたり、自分の目に焼き付けたり・・・メガホン片手に校歌を歌ったり、叫んだり・・・そんな時間がスタートしました。

今日の写真3
成立の応援団です。彼らの応援は本当に素晴らしく、練習の成果が出ていました。声が揃った応援は味方を奮い立たせ、敵を萎縮させます。野球をするのは選手たちですが、応援の影響は小さくないことを実感した決勝戦でした。

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