8月12日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第226弾!  2012.8.12(日)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第226弾!  2012.8.12(日)  たかやん

サッカー
結局、サッカーの決勝も見てしまい・・・殆ど寝ないで朝。ポスティングをするも、体が動かず・・・早々に帰宅。出かける準備をする。今日は空のスイミングもお休みで・・・有明の「空スタジオ」に行くことになっていたのだ。

有明
懐かしい道だった。関東中学や全国中学で何度あの道を走ったことだろう。東久留米の早稲田の運動場を通り、青梅街道を走って、皇居から銀座に出て、築地を通り、有明へ・・・・

早大グランド
高校時代、工芸の時間だったかなあ・・・友達と学校を抜け出して、早大グランドで昼寝をしながら、人生や恋を語った記憶がある。授業を抜け出すというスリルと友達と語る未来の不確かさが、僕らには堪らない時間だった。当時の石神井は先生達ものんびりしていて・・・そんな僕らを大目に見ていてくれていたのかも知れない。

石神井
そもそも石神井に行ったのは、テニスをするのが目的で、勉強をする気はこれっぽっちもなかった。テニスウエアーで学校に通い、授業を受け、部活をして、そのままの格好で家に帰った。学生服を着たのは入学式と卒業式の二日だけ。当時の都立は学生運動の後で、私服が当たり前の時代。テニスウエアーでいても、文句を言う先生は殆どいなかった。そんなのんびり高校だったから、現役で大学に入るのはかなりの秀才で・・・僕ら、学年でペケグループのメンバーは浪人という、これまた不確かな選択をするしかなかったのである。

浪人
テニス部の先輩達も大抵の人が浪人して慶応、早稲田、上智、立教などに進学していたので、まあ僕らの行き先もそんなものだろう・・・と、僕らは早大グランドで自分たちの未来を想像していた。我が家の経済状況をみて、僕は予備校に行かないことを決め、自宅での勉強を始めた。何せ、高校で勉強をしたのは3年生のインターハイ予選が終わってからの僅かな時間しかなく、1・2年生のところは皆目検討もつかない状態で・・・1日に13時間という途方もない時間を受験勉強に費やすしか方法はなかったのである。

インターハイ
15歳の僕の計画ではインターハイと国体に行き、推薦で早稲田か法政に行き、インカレで優勝して、デ杯の選手になり、ウィンブルドンで優勝する・・・そういう作戦だったのだが、その最初のステップのインターハイに行けなかったのだから、人生は甘くない訳で・・・インターハイ前に交通事故に遭わなくても・・・多分、行けなかったと思うのだ。まあ、僕のテニスはそんなレベルだったという訳で・・・

推薦
そもそも、そんな甘い夢を持ったのは、中学時代に早稲田高校と早実高校の両方から「推薦で入学しないか」と誘われたことが原因かと思われ・・・俺のテニスは凄いんだ!と思ってしまったのかも知れない訳で・・・まあ、早稲田に行っていたら・・・全く違う人生になっていただろうなあ・・・そんな話も早大グランドでしたような気がする。

テニス部
高邑、榊原、石田、天野・・・テニス部で、この4人は馬鹿だった。学年でケツから30番以内に常に名前を連ねていたのだ。野崎、大杉、辻、田口・・・同じテニス部でもこの4人は秀才で、学年の上位30名に入っていて・・・・都立大、早稲田、東工大、電通大へ行った。一方の僕らも浪人して北大、武蔵工大、日大、法政に行ったのだが・・・・自分たちが「馬鹿だった」という過去は消えることがなく、同窓会の度に「お前、馬鹿だったよなあ」「いや、お前はもっと馬鹿だった」という話で盛り上がるのだ。そんな馬鹿な俺たちだったが、後輩達には夢を与えたらしく・・・「そんな馬鹿な先輩達でも、一浪すれば大学に入れるんだ」と後輩達は喜んだらしい。

脱線
おっと、脱線してしまった。そう言えば、21年間の理科の授業(数学や国語もあったけどねえ)で僕はよく脱線をした。(実験ではしなかったけど)まあ、人生そのものが脱線だらけだったから・・・脱線は得意なのだ。線路に乗っかって、走ること自体が苦手なのかも知れない。それでも、何処かへは向かっていて、ちゃんと着くような気がするから不思議だ。そう、脱線はしても、何処かにはちゃんと着くのである。

今日の写真1・2
空は大喜びでジャンプし、回転していました。後転は勿論、前転も軽々とこなし、「オー!」と拍手を浴びていました。空の嬉しそうな顔を見るだけで、幸せになれるのだから不思議です。そういう家族連れがアチコチにいました。疲れきって、寝ているお父さんもいましたが・・・・

今日の写真3
空は高いところも強いようです。これもDNAでしょう。僕も空の前に飛び降りたのですが・・・結構な高さでした。大丈夫だと分かっていても、本能が「危ない!」と躊躇させる・・・そんな高さでした。高所恐怖症の方が、自分の身を守る力が高いのかも知れませんね。

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