3月22日 (金)  『一生懸命』 幻のたかやん日記  第81弾!  13.3.22(金)   たかやん

『一生懸命』 幻のたかやん日記  第81弾!  13.3.22(金)   たかやん

東門
今日は八石小の卒業式。空達と学校に向かっていると、6年生がいつもとは全く違うお兄さん、お姉さんになって歩いているのと遭遇した。そして、東門でも沢山の卒業生達と最後の挨拶・・・随分、大人に見えたのだが・・中学校に入ると、超可愛い1年生にしか見えないから不思議だ。

挨拶
困ったのはPTA会長の挨拶だ。昨日まで議会のことで頭が一杯で・・・だからと言って、紙に書いたものを読むのは主義に反するし・・・目の前の子どもたちに何かが伝わればいいのだが・・・何をどう話すか、全く決めてなかったのである。

6年1.2組
スーツに着替えて、2階の教室を覗いた。「あ、たかやんだ・・・」「よっ!おめでとう!」「ありがとう」前の黒板には先生からのメッセージが書いてあった。それを読んでいたら、自分のクラスの卒業式を思い出して・・・ちょっと泣きそうになった。1組の安部先生も2組の鎌苅先生も本当にいい先生なのだ。子どもたちへのメッセージからそれが伝わってきた。

将来の夢
卒業証書を貰う前に「僕の、私の将来の夢は・・・」と大きな声で叫ぶ子どもたち。その子どもたちを見ていて・・また涙が出てきそうになった。

八石小の64人の卒業生達へ
卒業おめでとう!君達は本当に素敵な先生と出会いましたね。6年1組と6年2組の黒板のメッセージはきっと昨日の夜、先生達が教室を掃除し、机を一つ一つ並べた後に君達への思いを込めて書いたものだと思います。僕も五中や六中で卒業生を送り出すときに、必ずやっていたことです。
今日話をしたように、僕は中学校1年生までは全く勉強ができない子でした。PTAのおばさん達には「たかむら君とだけは遊んじゃ駄目!」と言われていた程、悪がきで、そして勉強もできない少年だったのです。それが中学校2年生の時に隣に座ったりえさんに「勉強しようよ」と言われ、燃えに燃えました。りえさんは頭がよくて、とっても綺麗な人だったからです。担任の先生にも恵まれて、僕の成績はグングン伸びていきました。偏差値が42から63まで伸びたのですから、その伸びは本物でした。きっと僕の脳からはドーパミンがドパっと出ていたのだと思います。3年生になって偏差値は75までいきました。でも高校1年生の時はテニスしかしていないくて・・・たった1年で
学年で最下位に・・・
それからの僕の人生は成功と挫折の繰り返しだったことはお話した通りです。五中の先生になり、みんなに紹介した理子と会って・・・彼女の頑張りに感動してからは、教え子達が僕の夢になっていきました。「日本一になろう!」と誓ったテニス部は練習して練習して2回も全国制覇しました。中学生になって初めてラケットを握った子達でも小さい頃からやっていた子に勝てることも、子どもたちに教えて貰いました。
64人の将来の夢・・・もしかしたら、意外にかなうかも知れません。僕の教え子には大学の先生になった子もいれば、小中高の先生になった子たち、警察官、看護士、保育士、ピアニスト、デザイナー、料理人、通訳、プロのサッカー選手、プロ野球選手、なでしこジャパンまであと一歩の子もいるからです。夢の実現の為に、楽しく努力して欲しいです。そして、ある夢を諦めたら・・また別の夢に向かって歩き出して欲しいのです。大事な事は、いつも何かを夢見ていることです。キラキラしていることです。君達がキラキラしているだけで、君達の周りの人は幸せな気持ちになります。だから、どうか先生や親より早く死なないでください。子どもは親の死に耐えられるように出来ていますが、親は子どもの死には耐えられないのです。これから、どんなに辛いことにあっても、先生や親が倒れたとしても・・・君達は生き抜いて欲しい。それが君達に伝えたかったことです。君達は僕たちの夢・・・君達の夢がかなうことを祈っています。そして、中学校に進んでも安部先生や鎌苅先生のような素敵な先生に会えることを祈っています。
                                   たかやん

ハイタッチ
卒業式が終わり、PTAのことで先生達と打ち合わせていると・・・校内放送がかかり、先生達と一緒に職員室前の廊下で卒業生を送った。八石の先生達は本当に仲がいいのが直ぐに分かった。その笑顔の中に僕も紛れて・・・卒業生達とハイタッチしたのだった。

腹が減った・・
それからPTAの来年度の役員との打ち合わせ・・・それが12時から3時くらいまで続き・・・お腹がペコペコになった。その後もまた先生達と打ち合わせをして・・・

阿部整骨院
疲れ果てたときは・・・阿部整骨院へ行くことにしている訳で・・・たっぷり1時間、体をほぐしてもらったのだった。


8時からは塾。丁度僕が劇的変化をした時期の子ども達との勉強は実に面白い。どうしたら、自分達の海馬が喜ぶか・・・そういう授業をがんがんやるのである。静かだった教室があるところを境目に・・・大きな声が響き渡るようになる。大きな声で繰り返すことの重要さを子どもたちが実感したのだ。今まで「覚えられねえ・・」「無理だあ・」と言っていた子たちが、全問正解に自信をつけていく。表情がどんどん自信に満ちたものになっていく・・それを見るのが楽しくてしょうがない。