3月11日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第70弾!  2017年3月11日(土)たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第70弾!  2017年3月11日(土)たかやん

3.11
今日はあの大震災から6年経った日であり、僕が愛した教え子の命日でもある。晴れ渡る空の下で、多くの命の尊さを改めて感じる日・・・それが3.11。

『一生懸命』幻のたかやん日記 第70弾! 2011.3.11(金)   たかやん

幸せ
5時過ぎ、目が覚める。(ああ、今日も生きていた・・・)最近、そんな風に思うようになった。今日も幸せに生きられる。本当に自分は幸せだって・・・そう思うのだ。

最後
空は来週から通学班が変わる。折角慣れたのに、かわいそうな気もするが、新しい友達ができる喜びもある。基本的には「集団登校」には賛成できない空父であるが、ちょっと楽しみにしているところもある。みんなに「ありがとう!」を言った空父であった。

シュワッチ!!
東門での見守りが終わり、2組へ。みんなが「空父!」と挨拶に来てくれた。そこへ、1組の子達が乱入。4〜5人が何故か戦闘モードで、足を踏むわ、蹴とばすわ・・・応戦に忙しい空父。ま、いくら集団と言っても1年生な訳で・・・空父の強さを十分に見せつけてしまったのだった。おほほほほ。

読み聞かせ
今日は金曜日なので読み聞かせ。先生もいるし、読み聞かせのお母さんも来るので、早々に引き上げた。今日も足に重りを付け、ダッシュで坂道を登る空父であった。

親子丼
午前中の一般質問が終わり、昼食休憩。今日はお弁当がなかったので、清さんと二人で外に食べに行った。二人で食べたのは親子丼。なかなか美味しかった・・・。

そして・・・
工藤さんの質問の最中に地震が起きた。どうしたらいいか分からないという顔が多い中、「外へ出た方がいい!」と、議場の扉を開けて、外に出る。市役所の1階玄関は外へ逃げ出す人で溢れそうだった。若い職員が「押さないでください」「落ち着いて!」と、冷静に対応していたのが嬉しかった。

携帯
我が家に電話するも携帯が繋がらない。メールは飛ぶが、返事がこない。空のいる八石小は大丈夫だろうか・・・新座市の学校は23校全てに耐震補強工事をしているから、学校が一番安全なのかも・・・そんなことを考えながらアイフォンで自信速報を見る。「震源は宮城県沖で、宮城は震度7だって!」とみんなに伝える。

災害対策本部
直ぐに災害対策本部が立ち上げられ・・・議会は解散。月曜日に延期になった。着替えて、ダッシュで石神へ。八石小経由で行こうか悩んだが、兎に角我が家へ向うことにした。我が家に着くと、みんながいてほっとした。こういう時は職場が近いのがなによりだ。歩いてでも帰れる距離というのがいい。

連絡
太平洋沿岸にいる友達に電話をしたり、メールをしたり・・・ツイッターを覗くと、色んな情報が飛び交っていた・・・。友だちは停電に見舞われていたり、家に帰れなかったりはしているが、みな無事の様子・・・少しホッとする。

8.8
マグニチュードが8.8というのは凄い数字だ。まあ、理科の教師だったから・・普通の人よりは地震に詳しい訳で・・・関東大震災が確かマグニチュード7.9だったから、約30倍近いエネルギーがあったことになる。それにしても・・・自然の前に人間の力の小さいこと・・・
*6年前、空は八石小の1年生でした。議場もパニックになり、動けない人が多かった・・・上からパラパラと破片が落ちてきたし、議場のある棟が一番地震に弱いということは知っていたので、揺れが落ち着いた瞬間、議場の仲間達にも、議会事務局の人達にも「外に出てください!」「外に出ますよーっ!」とみんなを誘導したことを思い出しました。

ター坊
夕方、ひとみと一緒にターに会いに行った。すると、ター坊のお墓の前で手を合わせていた女性が・・・「たかやん!?」と声を掛けてくれました。(ん?誰だ・・・)「上原です」「え?多恵ちゃん?」中学時代のイメージしかない担任だったが、当時の多恵ちゃんの顔と結びつけるのに、それ程の時間はかからなかった。栗小、五中、総合高校と小中高が一緒だったター坊と多恵ちゃんは高校でも大の仲良しだったのだ。僕らはター坊の前で、昔の話に大いに盛り上がり、多恵子は時々涙を流し・・・「おばちゃん」や「ともちゃん」話になって、また泣いて・・・
ター坊にはビリジストンのニュー缶をプレゼントしました。「ター坊、テニスやりながら、待っててね!」と書いて・・・いつか、空の上で・・・ター坊とテニスができる日が来るでしょう。たーにも練習しておいて貰わないとね・・・

絶対に打ってはいけない!子宮頸がんワクチン1195
29年度の新座市一般会計の“予算書には「子宮頸がんワクチン」があります。”あれだけ重大な副反応を引き起こしたのに、予算をとってあるのは何故か”という質問に対する答弁は「国の定期接種になっています」というものでした。そうなのです。あれだけの事故を引き起こしながら、厚生労働省は「副反応」を認めていないのです。子どもたちに寄り添うのではなく、製薬会社に寄り添っているとしか思えません。そういう意味では全ての予防接種を疑ってかかる方がよさそうです。特に、「無料」という名の税金投入には注意が必要です。

打つまでは健康そのものだった女子中高生達の苦痛の叫びが届かないようでは人間ではない!「精神的なものじゃないの?」「摂取により健康被害が生じたとは言えない」という医者や国は、「いじめがあったとは認められない」という、どこかの教育委員会と同じで、被害者に寄り添う共感能力に欠けている。僕はそう思うのです。

今日の写真1
五中のテニスコートです。今は武道場が建っています。この1面のコートでター坊は練習しました。五中一の運動神経の塊の女の子はラケットを握って1年4ヶ月後には全国大会に出場したのです。

今日の写真2
ター坊の五中卒業式の時の写真です。真ん中の男子は五中テニス部キャプテンの哲也です。女の子達だけで撮っていたところに乱入してきたのだと思います。3年8組・・・いいくらすでした。1年2組、2年6組、3年8組・・五中7期生の僕のクラスの全てにター坊はいました。

今日の写真3
84年の4月1日の写真ですから、ター坊が高一の時の写真です。多分、我が家だと思います。自分の子どものような、妹のような・・・そんな大切な存在でした。誰からも愛される存在でした。ター坊は長女だけど甘えっ子で・・・よく「たかやん!」と笑顔で寄ってきて、僕と腕を組んで歩いていました。そんな貴子が僕より先に逝ってしまうなんて・・・運動神経の塊が脚を失うなんて・・・娘二人を残して逝くなんて・・・どれだけ辛かったのだろう・・・今日は愛するター坊の為に泣く日にしましょう。

この日記を読んだ全ての人が、幸せな気持ちになりますように。    たかやん

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