8月17日 (木)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第229弾! 2017年8月17日(木)たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第229弾! 2017年8月17日(木)たかやん

夏休み27日目
五中の屋上の掃除。用務員さんと僕と次郎の三人で掃除。その用務員さんが凄いのである。兎に角、英語に強いのだ。例えば、掃除をしながら僕が「operate」と言うと 「操作する」「perceive」と言うと「知覚する」「require」「要求する」「extinct」「絶滅した」僕が何を言っても、全て答える訳で・・・・次郎も「凄え!」と驚いていた。
そして、同窓会。「久美ちゃん、久しぶり!」「たかやん、元気だった?」「お、先生」「昭・・・元気なのか?」「とうやん!」「賢一!久しぶり!」「先生!」「道哉」
「よっ!」「オタンコ!」「ひさしぶり」「英樹!」「先生」「ババツ」「うーす!」「正美!」よくもまあ、これだけ集まったものだ。所沢チーム、全員集合じゃないか・・・
てか・・・何で久美子がいるの?!そこで目が覚めた。今朝の3時過ぎのお話。

9月号
午前中、9月号の作成に取りかかった。8月号はほぼ完成したので、9月号に取りかかったのである。駅立ちをいつにするか・・・それが問題である。

7キロ
今日もジムで7キロ走ってみた。ベンチと腹筋・背筋。お風呂で世界一周のトレーニング。これで8月に入って59キロ。100キロ行きそうな気がしてきた。

教師を目指す人へのメッセージ
第二十三歩 「僕の失敗」
最初に担任した五中の3年4組でのことだ。何月頃だったか、女の子達4人(美春・里美・恵子・きよみ)が授業をサボっていなくなったことがあった。僕は空き時間に子供たちを捜しに行った。彼女達は戸田建設のアパートの屋上にいた。『何やってんだ!心配したぞ!』と僕。すると彼女達からこういう言葉が返ってきたのだ。「あたし達のことを先公が心配する訳ないじゃん!」「なんであんたがあたし達の心配するわけ?」
『俺は・・・・俺はお前達の担任だー!馬鹿やろーっ!』僕はどうしたらいいか分からず、彼女達を置いたまま学校に帰ってきてしまった。
そして隣に座っていた3組の担任の帯刀先生に『こういう時、どうしたらいいんですか?』と聞いたのだ。そうすると帯刀先生はこう言った。「あんたに分かったら俺達やあ飯の食い上げだよ。」そしてニヤッと笑って僕に煙草を差し出したのだ。僕は煙草をやめていた。
中学生に「煙草を吸うな!」という以上、自分が吸っていたらしめしがつかないと思っていたのだ。だけど・・・僕はその一本を吸ってしまった。一服すると確かに少し落ち着いた気分になった。
 それがきっかけで、僕はハイライトを一日50本吸うようになってしまった。人間は弱いなあって思う。僕は彼女達のことはそれから先もずっと分からなかった。考えて見れば当たり前なのだ。23年しか生きていない男が、それも男だけ3人の兄弟の中で育った男が15歳の女の子達の気持ちが分かるわけがないのだ。それでも卒業式の日にみんな泣いて抱き合えたのも、彼女達が結婚式に僕を呼んでくれたのも、あの時、彼女達から逃げなったからだろう。全然分からなくても、分かろうとするエネルギーがその時の僕にはあったのだ。
 同じクラスの話だ。掃除の時間に2階の僕の教室から雑巾が落ちてきたことがあった。それを見て激怒したのが、4組の副担の大熊先生。この大熊先生は恐くて有名な英語の女の先生だったのだが・・・・「誰だーっ!雑巾を落とした奴は!」と叫び、僕のクラスまで職員室掃除の生徒を行かせ、落とした子を職員室に連れて来させたのだ。そして僕の目の前でいきなり訳も聞かずにバシッっと本で文子の頭を叩いたのだ。(助けて!)という目の文子。  だけど・・・僕は情けないことに、大熊先生が恐くて何も言えなかった。僕が担任なのに、僕の前で行われている理不尽なことから自分の生徒を救うことができなかった・・・。その時の文子の僕を見る目を僕はずっと忘れられないでいる。そして今でも後悔しているのだ。
自分のクラスの子を救えなかったら担任の資格はないと。
 それから僕は戦うようになった。どんなことがあっても担任している子達の側になっている自分がいた。勿論悪いことしたときは一緒に謝った。職員室前に一緒に並んで正座もした。文子の時のように後悔したくはなかったのだ。もう自分の子達に二度とああいう思いをさせてはいけない。僕はそう思ったんだ。
*1年目は何もできなかった担任だった。出来たのは子どもたちと一緒に勉強して、一緒に遊ぶことだけ・・・2年目からは、子どもたちを守れる担任になれたと思っている。最初の4組の子達は、本当に弟、妹のような存在だった。彼らのお陰で今の僕がいる。それだけは確かなことだ。

アルファベット
今までアルファベットが書けなかった子が、遂に全部書けるようになった。もう泣きそうになった。計算が全くできなかった子が・・・出来るようになった。また泣きそうになった。出来ないことが出来るようになる・・世界陸上や甲子園の感動よりも感動している自分がいる。子どもたちの笑顔が眩しかった。

階段
「あのね、学年によって通っていい階段が決まっているのね」「それさあ、マジで本当の話なの?」「マジだよ」「うちの学校もそうだよ」「それさあ・・・おかしいよ。間違ってるよ!」「でも、そうなんだもん」「俺がいた時代には五中も六中も二中もそんなルールはなかった。三中も四中もなかったと思うよ」「新座中は?」「うーん、多分ないんじゃないかなあ・・・俺たちの時代にはね」「いつから、そんなになったのかなあ・・・」「ってか、そんなことやっていたら、学校が荒れるだろう・・・」「もう荒れてるよ」「だろうねえ」「え?そういうものなの?」「ああ、そういうものだよ」「へえ・・そうなんだ」「ああ、そうなんだよ」「階段も廊下も学年に関係なく自由に歩けない学校がいい学校な訳がないだろう!」「そっかあ・・」「先生達に自信があったら、そんな糞ルールは作らないだろうが・・・」「へえ・・」「自信がないのかなあ・・先生たち」「いや、誰かがそういう糞ルールを作ったんだよ。それを破る根性がないだけじゃないの?」「たかやん、面白いね」「面白くねえよ。俺は本気で心配なんだよ。そんなことに神経使っている後輩たちが・・・馬鹿じゃねえのか!!」「馬鹿?」「ああ、いい先生一杯いるのに・・・勿体ない・・・」「いい先生いるんだ」「いるさ!」「いるの?」「ああ、俺が習いたいくらいの先生もいるよ」「そうなんだ」「誰?」「例えば・・・」「例えば・・・」
階段の話から、盛り上がる中学生達。マジで階段は勘弁だぜ。そんな糞みたいなルールより、もっと授業に力を入れて欲しいものである。部活では3学年混ざってやっているのに、階段や廊下じゃあ禁止?・・・その理由を誰か教えてくれ!!ってか、そんな糞ルールを作ったのは誰?そいつの名前を教えてくれ!!

子宮頸がんワクチン1353 
痛みのある人生を生きるのは辛い。打つまでは健康そのものだった女子中高生達の苦痛の叫びが届かないようでは人間ではない!「精神的なものじゃないの?」「摂取により健康被害が生じたとは言えない」という医者や国は、「いじめがあったとは認められない」という、どこかの学校や教育委員会と同じで、被害者に寄り添う共感能力に欠けている。自民党の人相の悪い国会議員達と同じだ。副反応に悩む子達は運動もできなければ、学校にも通えないのだ。恋をして、悩むことも出来ないのだ。それは人生を奪われたのと同じ事。そういう悲劇を繰り返してはならない。戦争も原発事故も同じ。共謀罪や規制改革とやらで人生が台無しになるのは、いつも弱者なのである。国民を守るための「安全第一」という「規制」を壊してはならない!それが岩盤規制であることこそ、今の日本にとって必要なことである。

今日の写真1
3年前の僕の誕生日の川掃除です。左が文夫(五中4期生)で右が哲雄(五中7期生)です。哲雄は最近、忙しくてなかなか来られません。

今日の写真2
久しぶりに紀(五中3期生)が我が家に来てくれて・・・お母さんと対面。紀は我が家に2年間居候をしていたので、家族そのものなんです。紀に会いたいなあ・・・

今日の写真3
左から、僕(五中1期生〜10期生の担任)直弘、文夫(五中4期生)、哲雄(五中7期生)
賢二、祐晴(五中4期生)です。多分、写真を撮ったのは智(五中4期生)だと思います。
*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・

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