8月21日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第233弾! 2017年8月21日(月)たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第233弾! 2017年8月21日(月)たかやん

夏休み31日目
『お母さん、何やってんの?』「そこにある箱を取りたいの」『分かったから、危ないから止めて』「わかった」『今、俺が取るから・・』ところが母さんは僕の制止を聞かず、椅子に乗って、整理ダンスの上の箱か何かを取ろうとして・・・『危ない!』僕は椅子から落ちそうになった母さんを支えて・・・『もう、危ないんだから!何やってんの!!』「ごめんなさい」『はい、これのことかな?』「そう」その箱の中に何が入っているかは分からなかったが、母さんは嬉しそうにその箱を受け取った。母さんは少し耳が遠くなり、少し記憶も怪しくなり・・・母さんの体を支えながら、(あれ?お母さん、車椅子じゃなかったっけ!?)そう思ったところで目が覚めた。最近、母さんのところに行ってないから・・そのことが気になっているのかも知れない。今朝の5時過ぎのお話。

準備
今日から夏期講習が再開される。朝から、午前中一杯、その準備で忙しかった。この1週間が勝負である。

夏期講習第4週目国語&現代社会
「相対主義という罪」  東京新聞 8.20日朝刊(本音のコラムから・・」  

米国のトランプ大統領が窮地に陥っている。白人至上主義の挑発に対する市民の反対運動について、両方を非難したことに対して、共和党の政治家を含む各方面から批判の声が上がっている。
 トランプ発言は無知な相対主義の典型である。
 民主主義社会において言論は自由であり、意見は多様でなければならない。しかし、異なった意見を持つ人々は、人間の尊厳を守るという前提を共有しなければならない。この前提を否定する者は、民主主義社会に居場所を持たない。これがアメリカの常識である。
 これに対して、トランプ大統領はリングの上でフェアプレーをする選手と、リングの外で反則を繰り返すならず者を同列に扱った。アメリカの指導者として失格である。
 同じ構図は日本にもある。日本でも、差別を公然と唱道する動きが続いている。安倍首相は基本的人権の尊重という基本的価値を欧米と共有するとしばしば言うが、行動が伴っていない。排外主義者によるヘイトスピーチに対して、我が国の指導者が厳しく批判したり、人権を否定されている少数者の側に寄り添う発言をしたりしたという例を、私は寡聞にして知らない。
 人間の尊厳を守ることについて、私たちは妥協してはならない。この原則については、不倶戴天の敵がいることもやむを得ない。(山口二郎 法政大教授)
*アメリカにはKKKという組織が依然として存在している。ヨーロッパにはネオナチという組織が存在している。日本にはアイヌを迫害してきた歴史があり、沖縄人を見下してきた歴史がある。勿論、部落に対する差別も朝鮮の人達に対するヘイトスピーチもまた今の日本で起きていることである。人種差別はアメリカだけの問題ではないのだ。白人も黒人も我々黄色人種も染色体が46本ある「ホモサピエンス」という1つの種だということを、君たちだけは大人になっても忘れないで欲しい。

夕方
少しだけ庭でテニスをしてジムに行って・・・7キロ走って・・・ベンチと腹筋・背筋をやって、お風呂で世界一周のトレーニングと英語の暗誦をやって、家に戻ってきたのだった。これで8月に入って87キロ。100キロは楽勝かも・・・。


夜は中学生の塾。まずは子どもたちの愚痴を聞くことからスタートする。そう言えば、昔から子どもたちの愚痴をよく聞いていた気がする。教室で理科準備室で・・・子どもたちは「友達のこと」「先生のこと」「親のこと」「兄弟(姉妹)のこと」愚痴る、愚痴る・・・それを聞くのも僕の仕事だったような気がする。散々愚痴を聞いて、心が和んだところでお勉強が始まる訳で・・・あっという間に2時間が終わってしまった。「なんか、時間が過ぎるの早く感じた」「凄く短かった!」楽しい時間程、あっという間に過ぎていく訳で・・・

教師を目指す人へのメッセージ
第二十七歩「アダルトチルドレン」
機能不全な家庭に育ち、自分や自分の周りの人たちに問題を引き起こし、生きづらさを抱えている人のことをアダルトチルドレン(AC)という。機能不全の家庭というのは要するにこどもを傷つける家族のことで、例えば虐待の起こる家族、仲が悪く怒りの爆発する家族、愛の無い冷たい家族、秘密があまりにも多い家族、親とこの関係が逆転している家族、子どもを過度に甘やかし、溺愛する家族。依存症にとらわれている家族のことをいうのだそうだ。
実際、僕の周りにはアダルトチルドレンがたくさんいるし、アダルトチルドレンになりそうな子供たちもたくさんいる。それだけ機能不全な家庭がたくさんあるということで、多分その率は年々増え続けるのではないかと思う。
「自分が父親の代わりになれれば・・・」そう思ったことは何度もあるし、実際そのつもりで子供たちと接したこともある。でもどんなにそう思っても、父親にはなれないし、幼児期の記憶まで消すことはできないというのが結論だ。
僕らにできることは自分の子どもをアダルトチルドレンにしないこと。それしかないと思う。「教育は愛」だし、子ども達は「教師」との出会いで素晴らしい奇跡を起すものだが、それでも家庭の力はそれ以上に影響を及ぼすということを肝に銘じておいたほうがいい。だからといって、何でも家庭のせいにするのはいけない。家庭で苦しいからこそ、学校では心が開放される子達もたくさんいるのだから。
*困ったことに、学校の教師にもアダルトチルドレンはいるのだ。校長も教頭も例外では無い。勿論、保護者にもPTAの役員にもアダルトチルドレンはいる訳で・・・みんなで協力して、子どもたちをアダルトチルドレンにしないようにすることが大切な訳で・・・
学芸大
たかやん塾の卒業生がこの4月に学芸大に入学した。僕の人生を変えてくれた河合先生も学芸大なら、高校の時に僕に影響を与えてくれた川島先生も学芸大。僕にとって学芸大は特別な大学なのである。お父さんの話では「学校の先生になりたい」そう言って受験したのだそうだ。頑張り屋の彼女はきっと素敵な先生になるだろう。僕のように「いい加減」な教師にはならい筈だ。学校だろうが塾だろうが、教え子達が「教師」という道を歩いてくれる・・・僕らにとって、それ程幸せなことはない。

子宮頸がんワクチン1357 
痛みのある人生を生きるのは辛い。打つまでは健康そのものだった女子中高生達の苦痛の叫びが届かないようでは人間ではない!「精神的なものじゃないの?」「摂取により健康被害が生じたとは言えない」という医者や国は、「いじめがあったとは認められない」という、どこかの学校や教育委員会と同じで、被害者に寄り添う共感能力に欠けている。自民党の人相の悪い国会議員達と同じだ。副反応に悩む子達は運動もできなければ、学校にも通えないのだ。恋をして、悩むことも出来ないのだ。それは人生を奪われたのと同じ事。そういう悲劇を繰り返してはならない。戦争も原発事故も同じ。共謀罪や規制改革とやらで人生が台無しになるのは、いつも弱者なのである。国民を守るための「安全第一」という「規制」を壊してはならない!それが岩盤規制であることが今の日本には必要なことなのだ。子どもたちを守る規制がしっかりしていれば、この悲劇は起こらなかったのだから・・。

今日の写真1.2.3
ひとみも僕も足は速かったですね。二人とも学年で1番ではなかったけれど、かなり速い方だったと思います。空は水の中ではやたら速かったのですが、陸の上ではまだまだのようです。でも、自分のDNAが本気で走っているのを見るのはワクワクします。空は素晴らしい指導者に出会えたので、どこかで爆発してくれそうな気がしている空父です。

*この日記を読んだ人が今日一日、幸せな気持ちになりますように・・・

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