10月21日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第294弾!  2019年10月21日(月) たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第294弾!  2019年10月21日(月) たかやん

2時半
お腹が痛くて目を覚ましてしまった。(何を食べた?)いやいや、変なものは食べてないし、アルコールも飲んでない。だとすると・・・風邪を引いたのだと思った。早起きして、仕事をしようと思ったのだが・・・4時、再びお腹が痛くなり・・・頭も痛くなり・・・鼻水が出て、クシャミが出て・・・やっぱり風邪だな。夕方までには治さないとね。

7時過ぎ
空を東久留米に送っていく。空も親知らずが痛み出し・・・痛み止めを飲んでの登校である。抜くと1週間は練習も出来ないし、可哀そうである。

参った・・・
久しぶりに体調を崩した。鼻がムズムズして、クシャミ連発。塾までに治さないといけないし、うつしちゃいけないし・・・・気合で直したのだった。


19時からは塾。水曜日に校長会テストがあるので、3年生だけ3時間の塾である。何があろうと、実力だけはつけてやらないと・・・・。「ねえねえ聞いて」『ん?』「今日ね“プリント出してないのお前だけだぞ。ノート出してないのお前だけだぞ。内申大丈夫なのか?”って言われたの。」『受験生に内申って言葉使うんだ・・・よくないねえ。』「その先生、1年生の時、生徒の机思い切り蹴っ飛ばして・・その席の隣の女の子泣いてましたよ」『だろうなあ・・・弱い生徒には強い教師っているのよ。』1年生に強気な暴力的な態度で接する教師は2.3年生には「内申」で脅すようになる。常に自分が生徒の上に居ないと気が済まないタイプが生徒指導や学年主任で目立つ学校は怖い。教師集団も子ども達も常に委縮するからである。
後半は1年〜3年まで揃っての塾。風邪を引いて体調が悪かったことなど、すっかり忘れてしまったのだった。


教師を目指す人へのメッセージ 
 第579弾!     不登校と自死の激増 
本音のコラム(10.20東京新聞から)      前川喜平(現代教育行政研究所代表)

10月17日に文部科学省が発表した不登校等の調査結果は驚くべきものだった。2018年度の不登校小中学生の数は16万4528人で、前年度比14.2%増。12年度と比べれば6年で約1.5倍。激増だ。
 最も多い要因は「家庭に係る状況」で37.6%。次いで「いじめを除く友人関係をめぐる問題」27.8%。「学業の不振」21.6%。一方、「教職員との関係をめぐる問題」は3.1%、「いじめ」は0.6%しかない。学校からの報告だから、学校に都合のいいバイアスであるとみるべきであろう。
 不登校は「子どもの学校への不適応」ではなく「学校の子どもへの不適応」と考えるべきだ。家庭に問題があったとしても、学校が安心して過ごせる場所なら不登校は起こらない。しかし近年、「○○学校スタンダード」という画一的な行動を求められたり、自己犠牲を良しとする道徳を押し付けられたり、学力テストに追われたりして、学校が子どもたちにとって居心地の悪い場所に変わってきていると感じる。
 同じ文科省調査では、18年度の小中高生の自殺者は332人で、前年度比32.8%増だった。悲しむべき数字だ。何としても自死だけは思いとどまらせたい。自死を選ぶのは家庭にも学校にも居場所を失った子どもだ。彼らには温かい居場所が必要なのだ。

*昨日の東京新聞のコラムです。流石前川喜平です。よく見ています。不登校の原因の「いじめ」が0.6%の訳がありません。「教職員との関係をめぐる問題」が3.1%の訳がないのです。文科省の調査に対して、いかに学校が自分本位に考えているかがよく分かります。不登校を「家庭」のせいにしてしまっているのですから、どうしようもありません。前川喜平は文科省のトップに居ながら、そこを見抜いています。文科省のトップがこういう人だったら、安心なのですが・・・安倍晋三に忖度するような人がトップではアウトです。
「○○学校スタンダード」で思い出したのは、「〇中BASIC」という掲示でした。そう、市内の学校でも前川喜平のいうことが行われていたのです。そこにはこういう言葉が書いてありました。

生活BASIC・・・名札をつけ、第一ボタンをしめる。授業開始、終了のあいさつを心を込めて行う。チャイム着席、チャイム黒板。時と場に応じた適切な言葉遣い。
家庭BASIC・・・家庭学習1時間、朝ごはん100%、忘れ物ゼロ、着こなしの見届け。そして、学習BASICには・・・
授業時のあいさつ、学習環境の整備、聴く姿勢、発言の仕方、とあります。これだけでも息が詰まりそうですが・・・
給食BASIC・・・10分前チャイムで教室に入り着席、全員着席後に配膳、白衣・帽子の着用100%、下膳後、机を戻し「ごちそうさま」
清掃BASIC・・・ジャージに着替え、全員そろって始めの会、心を込めて隅々まで、清掃後の反省会。と、○○スタンダードが数多く掲げてあります。教師も生徒もそれが当たり前で毎日を過ごしているのでしょう。それに従えない子達はどうなるのか・・・そこが問題です。この「○○スタンダード」と「○○BASIC」一見、悪いことは無いように見えますが・・・僕が生徒だったら、キツイですね。そして、教師だったら・・・もっとキツイ。そんなことどうでもいいから、温かいクラスを作るぞ!そう子ども達や後輩達に言いそうです。

家庭BASIC・・・家庭学習1時間、朝ごはん100%、忘れ物ゼロ、着こなしの見届けだけ見ても、家庭学習1時間→中一の僕にはとてもそんなことは出来ませんでした。朝ごはん100%は出来たとしても、忘れ物ゼロは完全にアウト。着こなし?そんなものを見ている程、家庭に余裕がある家がどれだけあるか。今の親はそんなに暇ではありませんよ。

前川喜平は“自死を選ぶのは家庭にも学校にも居場所を失った子どもだ。彼らには温かい居場所が必要なのだ。”と、言っています。僕はちょこっと違います。21年間の学校経験と21年間の塾長としての経験だけですが・・・大変な家庭環境の子達は沢山います。だから、学校がセーフティーネットにならないといけない。そう思っているんです。家庭がセーフティーネットの時代はとっくに終わっています。子ども達に何か問題があった時に「家庭」に責任を押し付けてはいけないのです。
 学校こそが、子ども達のセーフティーネットです。だから、あなた方は「先生」と呼ばれるのです。「○○学校スタンダード」や「〇中BASIC」で表面しか見られなくなったら、終わりですよ。学校が子ども達にとって、そしてあなた達にとって、どういうところであれば、「息苦しくないか」考えてくださいね。

今日の写真1
これがその「〇中BASIC」です。子ども達が違和感を感じてくれるといいのですが・・・。そして、先生達の中にも違和感を感じられる人が増えていくと・・・学校は居心地がよくなると思います。居心地がよくなれば、学校に笑顔が増えます。これが当たり前という教師が増えると、笑顔は減っていきそうです。大きなお世話カモ知れませんが・・・こんなこと書くと、益々嫌われてしまうだろうけど・・・そんなことを言えるのも僕しかいないでしょうから・・・。どうしても、いい学校になって欲しいので、敢えて書いています。

今日の写真2
初めて川掃除に参加してくれた3歳と1歳の兄弟が可愛かったですねえ。もう2時間ずっとニヤニヤしていました。

今日の写真3
ゴミ拾いにかなり集中していた兄弟でしたが、途中の公園ではブランコに乗って大はしゃぎ。僕はそれを見て、またニヤニヤ・・・子ども達って傍にいてくれるだけで、周りの大人は幸せになれるんですね。ジェームズ、アラン・・・そしてモッコ。ありがとうね。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・・


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