10月8日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第281弾!  2019年10月8日(火) たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第281弾!  2019年10月8日(火) たかやん

駅立ちのお知らせ
志木駅南口は10日木曜日の5時半〜8時半。清瀬駅北口、南口は15日の週になります。174弾〜177弾を配布します。

5時半
今日から兵庫と大阪に視察という訳で、ゆっくり5時半に起きて、お風呂で「風呂勉」軽く英語のtrainingをした後、視察の準備に入る。東京駅集合は8時50分。空と一緒に車で東久留米まで送ってもらい、満員電車に乗り込んだのだった。

マナー
いつものようにナイキのバックパックを背中にしょって、電車に乗ったのだが・・・バックパックを前に抱えて乗っている人が多く・・・僕も前に抱えることに。電車の中はスマホを覗き込む人で溢れていた。僕の前の人も世この人もスマホに夢中。そこで電車が揺れると、どうしても僕も背中から強い力で押されて、僕の体が少し動き・・・僕のバックパックがスマホをいじる腕に当たる訳で・・・すると、押し返してくるのだ。こっちは左右前後から押されても、受け止めているのに・・・もう、彼はスマホの世界だけが大事なのだろう。彼はやっぱり悪い人相をしていた。悪い人相を見ながら池袋まで行くのは時間の無駄なので、「英会話」のテキストを取り出して、そこに集中したのだった。

読書
池袋から丸の内線で東京へ。新幹線の18番ホームには僕と部長が最後に到着したようだった。出発まで20分以上時間があったので、自動販売機で水を買って・・・新幹線に乗車した。隣はカサジ。二人とも大半を読書をして過ごした訳で・・・・

新大阪
カサジと二人で昼食。全然お腹は空いてなかったのだが・・・二人で「出汁茶漬け」のお店に入って・・・僕は「ハーフ&ハーフ」を注文。1000円で美味しそうな茶漬けが2杯出てきて・・・大満足であった。

本屋
待ち合わせの時間、カサジと二人で本屋へ。『絶対に買わないようにしないと・・・』「買わないよ。読む本持って来たからね」そう言っていたのだが、僕は気がついたら2冊手にしていた訳で・・・何をやっているんだろうねえ。

西宮
兵庫県の西宮市役所に到着。そこで、「オンサイト」「オフサイト」という言葉の意味を初めて知った。大雨の時に、水を流すのではなく、「一時貯める」という考え方である。「オフサイト」の方は時間もお金もかかるのだが、「オンサイト」の方は時間もお金も余りかからなくてやれるので、市内の学校や公園は勿論、我がマンションの駐車場や屋上でもやれる溢水対策で・・実に面白いと思った。

現場
その後、大規模貯水管の現地を視察した。そのオフサイト施設の規模の大きさ、立て坑の深さ、その工法の凄さを見て・・・感激したのだった。そして、工法について、個人的に現場監督の松本さんに質問、詳しく説明をしてもらって・・・日本の土木技術のレベルの高さを学んだのだった。いやあ、本当に勉強になりました。今までの視察の中で一番印象的な視察だったかも知れません。これは新座市は勿論、他の市も学んでそれを生かして欲しい・・・そう思った訳で・・・

ヘルメット
現場ではヘルメットを着用することになって、勿論、僕も被ったのだが・・・最後にヘルメットを脱いだ時に、中にあった紙の帽子がそのまま頭にくっついて・・・大爆笑。余りにも受けたので、僕はその紙の帽子を帰りのバスの中は勿論、電車に乗ってホテルに着くまで、ずっと被っていったのだった。かなり、おかしな格好だったのに・・大阪の人は誰一人笑う人がおらず・・・ちょっとガッカリしたのだった。

多喜志
夕飯の後の自由時間。ホテルまで多喜志が来てくれて・・・外で2時間程、話をした。勿論、今日もアルコールは口にしていない。お互いの子ども達のこと、親のこと。亡くなってしまった友達のこと、そして、俺達の人生のこと・・・話は尽きなかったが、二人とも明日は仕事なので、切り上げて、ホテルに戻ったのだった。

ペンギンモバイルワイハイ
今回の視察にはモバイルワイハイを携帯してきた。これがなかなか便利なのである。スマホは勿論、パソコンも常にネットに繋がるのだ。そして、この日記もアップできる訳で・・・栄治に感謝、感謝である。

教師を目指す人へのメッセージ  第565弾!   道徳の授業

僕が専門の「理科」だけでなく「国語」や「数学」そして「英語」や「体育」を教えた・・・というと驚く人はそんなにいないのですが、「道徳」を教えたと言うと、「どうやって」「それはないだろう」という人がたくさんいます。実は僕は「道徳の授業」が大好きだったのです。そして、誰にも負けなかった・・・そう思っています。今日は昔々の「教師を目指す人へのメッセージ」からの抜粋です。

“僕は道徳の授業が好きだった。宗教、哲学、心理学の本を読みまくり、感動したことを子供達に話すのが好きだった。職員室の片隅にある「道徳の本」を使って授業をしたことは一度もない。やはり自分で消化したものでないと、人に伝えるのは難しいものなのだ。
教員になったばかりの頃は、「道徳」の時間を持て余していた。何をしたらいいか分からず、「席替え」の時間に使ったり、「体育祭」や「合唱コンクール」の練習に使ったり…。だから子供達も道徳の時間は息抜きの時間くらいにしか考えていなかったと思う。

道徳というのは「人の生き方」を教える時間だと思っている。人生は楽しいだけではない。苦しい時もたくさんある。その苦しい時にどう考えて生きていけばいいのか…その答えが道徳の中にあると思う。僕は学校の道徳の教科書は使ったことがないが、自分だけの道徳の教科書はたくさん使った。ある時は死んだ父の「詩集」がそうだったし、ある時は星野富広の「絵と詩」がそうだった。自分の心が動かない教科書で子どもを教育することなど不可能なのだ。自分が感動して、涙が出たものが本物の教科書なのだと思う。

涙と言えば、授業で子供達が泣いた時、僕は物凄いショックを覚えた。勿論理科の授業ではない。国語の授業を受け持った時の話だ。僕の副担任の国語の先生が切迫流産で数週間学校を休んだことがあった。その時に代わりに「国語」の授業をやったのだ。丁度「詩」の授業だった。僕は父の詩集を教材にした。そして僕自身の書いた詩も…。その授業で子供達が泣いたのだ。授業で子供達が泣く…僕には想像できないことだった。理科の実験で子供達がどんなに感動しても、涙を流す子はいない。それが国語の授業ではたくさんいたのだ。

もう一つの涙は「歌」である。僕はギターを弾くのが好きで子供達の前でよく歌を歌った。子供達も一緒に歌った。毎日のように歌った。その歌をクラス解散の時に歌うのである。卒業式の時もあれば、終業式の時もある。歌った歌であればあるほど、子供達は涙を流す。歌で記憶が蘇るのだ。勿論結婚式でもそうだ。中学を卒業してから10年以上過ぎていても、心がその歌を覚えているのだ。それに比べて理科の授業を覚えている子の少ないこと。僕の授業は「詩」や「歌」に完全に負けていたのだ。

そして最後の涙は「言葉」だ。言葉の力を侮ってはいけない。良い言葉は子供達に力をつけるが、悪い言葉は子供達から自信と可能性を奪っていく。子供達は大人の言葉で自信を深め、大人の言葉で傷ついていく。プロの教師は自分の言葉に責任を持たなくてはいけない。ヤクザのような言葉を使う体育の教師をたくさん見てきたが、学校にはヤクザはいらない。子どもの可能性を奪い、傷つけるだけなら教師をしている意味がない。言葉の力は強い。良い意味でも悪い意味でも強い。プロの教師はそのことを肝に銘じていなければいけない。貴方の言葉で人一人の人生が決まってしまうことがあるのだから…。
本を読もう。子供たちに「良い言葉」という栄養を与えるために本を読もう。そして自分自身も元気になろう。「良い言葉」は大人でさえ元気にする力を持っている。どんどん本を読んで、良い言葉を自分のものにしよう。そして、それを子ども達に伝えていこう。”
  

今日の写真1
西宮市役所で「雨水浸水対策」について、学んでいるところです。パソコンをバスの中に置いてきてしまったので、鉛筆でメモをしています。余りにも素晴らしい内容だったので、みんなで質問をしまくり・・・大幅に時間が長引いてしまいました。

今日の写真2
壮大な立て坑の作業工程を丁寧に説明してくれた戸崎組の松本さんです。どういう方法で立て坑をくり抜き、浮き上がってこようとする鉄板壁を、どうやって浮かないように固定しているか・・・目に見えない部分のことについても、分かり易く説明して頂きました。感謝、感謝です。

今日の写真3
ヘルメットの中に在った紙の帽子をそのまま被っていたら大うけしました。笑いを堪える鈴木秀一さんとのツーショットです。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・

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