11月2日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第306弾!  2019年11月2日(土) たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第306弾!  2019年11月2日(土) たかやん

余裕
朝勉をしているとみんなが起きてきた。7時過ぎ、空を送って東久留米へ。今朝も余裕で電車に乗っていった。よしよしである。

石神井
久しぶりに高校のOB会に出席した。昨年まで大学のOB対抗戦と重なっていて、高校のOB会には参加できないでいたのだ。今日は現役の高校生と試合をするということで、楽しみにしていた訳で・・・・

ボールボーイ
僕らの時代は2面だったコートがオムニ4面のコートになっていて・・・高校生たちは、あのローラーも引かず、ラインを描くことも、寒い季節に菰を掛けることもなく、「羨ましいよねえ」とおじさん達は話をしていたのだが・・・昔との一番の違いは・・・ボールボーイが付いていないことだった。僕らの時代、高校生達はもう独楽鼠のようにコート中を走り回り、ボールを拾い、「ボール行きます!」とボールを投げ、また走って定位置に戻る・・・それが基本だったのだ。だから、コートにボールが落ちていることも、他のコートからボールが入って気がつかずに怪我をすることもなかったし、練習している方は練習に集中できるシステムだったのだが・・・それが無い。そうすると、ボールが沢山落ちているコートでボールと踏んずけないように練習をするという状態になる訳で・・・ちょっと信じられない状態の練習を見てしまったのだった。

試合
最初、高校生達はおじさん達に(勝てる)と思っていたらしい。50歳も離れているのだ。俺が高校生でも、そんなジジイに負ける訳ない・・・そう思うだろう。最初に僕と組んだ楠美さんなどは57歳も離れていた訳で・・・彼らはガンガン打ってくるのだが、速いボールには慣れている訳で・・・僕らは高校生相手に「全勝」したのだった。

後輩
50歳年下の後輩達は可愛かった。「来年も来るから、リベンジするんだぞ」「しっかり練習するんだよ」と言うと、笑顔で「絶対に来てください」と言ってくれた。そんな彼らに「一生懸命」を渡すと「凄い、後で全部読みます!」とも言ってくれた。読んでメッセージくれたら嬉しいなあ・・・・。


夕方は塾。明日の北辰テストに備えての特別塾である。3年生だけの2時間はなかなか内容の濃いものになった訳で・・・明日のテスト、頑張って欲しいなあ・・・。

教師を目指す人へのメッセージ  第590弾!    中間テスト

理科のテストが出来上がったのは朝の6時。夜中の12時過ぎから作り始めて、3枚は出来ていたのだが、気がついたら寝ていて・・・5時過ぎに目が覚め、何とか4枚目を書いた。子ども達を叩き起こし、朝ごはん。昨夜のおでんが美味い。
7時過ぎ、学校に行く途中で渉と洋志に会う。『うっす』幸枝にも会った。笑顔いっぱいで手を振ってくれる幸枝。いっぺんに爽やかな気分になる・・・
*テストは当日作るようにしていました。早く作ると、授業中に喋ってしまいそうだからです。当日できたインクの匂いがするテストを子ども達はどう思っていたのか・・・それは分かりません。授業に集中していれば、解けるテストを心掛けていました。授業に集中していれば、テストが出来る→理科が好きになる→更に授業に集中する→テストの点数がもっと上がる→勉強することが楽しくなる→入試問題も出来るようになる→高校に行っても理科の授業についていけるようになる。→もっと理科の勉強をしたくなる。
まあ、そんなサイクルを期待してテストを作り、授業をしていました。

20分で印刷し教室へ。紗都子、尚代、こころ、真弓、良子、一将、大介、かおり、純一、史彦・・・結構来ていた。『オラオラ、静かにしろよ。俺が勉強すんだから!』こころと一将に教科書と地図帳を借り、『ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ビルマ、マレーシア、フィリピン・・・ねえ、シンガポールってどこ?』何のことはない、俺が一番煩い・・・『OK.バッチグーだ。全部覚えたぞ!』「先生、ハンディー100点にしない?」と大介。今度のテストで90点ハンディーでうどんを賭けているのだ。『男に二言は無い!』と俺。
*担任と生徒がテストの点数で賭け事をする・・・今なら「事件」になるかも知れませんね。僕はどんな不純な動機でも「やる気」になればいい、そう思っていました。その考えは今も変わっていません。入試でも、よく「うどん」を賭けていましたねえ。『お前が落ちたら、うどんを100杯奢る。受かったら、1杯奢れ!』そんな賭けをして、子ども達をリラックスさせていたのだと思います。

社会
いよいよ始まった。配った途端「なにこれ、難しい」「わかんねえよ」の声。『黙ってやらんかい!』
あと10分。「はあ、駄目だ!」と大介。大あくびする尚代、睡眠・・恭央、勝。壁に寄り掛かる達也。廊下ではジャイアンが給食台を洗っている。『こら、試験中だってえのに煩いぞ!』と俺。笑ってごまかすジャイアン。あと6分。爪をじっと見る千春。シャーペンを回し損ね、落っことす健吾。消しゴムを回す喜子、智は目に涙をためて欠伸・・・。ああ眠い。問題用紙を窓ガラスに貼り付け、カーテンの代わりにしているのはめぐみ。幸子は背中をピッと伸ばして、まだ集中している。社長、腕組みをしてため息。ふっふっふ、今度は俺の勝ちだ。昨日は一日中むくれていた由美、今日はなかなかいい顔している。ゴングじゃなくて、チャイムが鳴り、1時間目が終了。「全部埋めたよ、偉い?」とニコニコの尚代。『ふーん、尚代、地名の所、中国って書いてあるよ。』「え?いけないの・・・」『だって、中国についての質問だよ。都市名を聴いてるんだよ。』「なーんだ」それでも笑っている尚代。今朝の幸枝といい、笑顔が素敵だ。
*今は世界のどの国の位置も全て覚えていますが・・・当時はあやふやだったんですね。

English
開始から15経過。終わっているのは智と俺だけ。終わっているのは智と俺だけ。あとはみんな集中している。恒志の格好がうける。ワイシャツをブレザーの上に広げ、胸にはアクセサリーをつけ、足は裸足。田舎っぺって感じである。そういやあ俺もいつもジャージ、田舎の先生だねえ・・・。まいっか、田舎っぺ同士で・・・田舎っぺって英語でなんて言うんだろう。
明日は数学と国語。国語に燃えてみるか。社長、覚悟しておけよ!
『一生懸命』幻の学級通信 第123弾!新座市立第六中学校 1年4組 1991年10月18日  から
*今の学校だったら、恒志は生きていけなかったかも知れませんね。僕はアクセサリーには興味がありませんでした。「弱い者虐め」だけは絶対に許しませんでしたが、髪型やアクセサリーなどには全く目がいかなかったのです。

今日の写真1
石神井の2年先輩の丹羽光さんです。実は光さんの弟の創と僕は小学校・中学校の親友。僕はしょっちゅう光さんの家に遊びに行ってました。生まれて初めて、友達の家に泊まったのも光さんの家でした。その光さんが石神井高校テニス部でインターハイに行ったと聞いて、僕は石神井に行こうと思ったのです。詰まり、光さんがいなかったら、僕は石神井に行くことはなかったし、硬式テニスをやることもありませんでした。僕の人生を変えたのは、創と光さんだったんです。

今日の写真2
その光さんと初めて組んでダブルスをやりました。相手は女子のNO1.二ツ蛛@万裕ちゃんと沼生 ひなたちゃんの二人です。男子には楽勝だったのですが、この二人はなかなか強く、大接戦になりました。最後はおじさん(おじいちゃん?)二人が勝ったのですが・・・来年は余程頑張らないと危ないかもです。

今日の写真3
真ん中が杉原さんです。光さんも杉原さんも僕が1年生の時の3年生なので、1年生の時は口をきける状態ではなかったのですが、今は普通に話せます。杉原さんの奥様は同じテニス部の1年先輩なので、家に遊びに行くこともあります。丹羽光さんのダブルスのパートナーが鍛治さんで、その鍛治さんが滅法テニスが強くて憧れていたのですが・・・一浪して慶應に入りました。その時、この先輩達が、「あのバカが慶応に入れたんだから、誰でも入れるぞ」と言ったんです。それを聞いて、僕は「鍛治さんが入れたんだから、慶應は楽勝だな」と気が楽になりました。それで慶應の経済を滑り止めにしたのです。もう50年近く前のお話です。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・・

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