6月29日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第180弾  2019年6月29日(土) たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第180弾  2019年6月29日(土) たかやん

朝勉506
6時過ぎ・・・目が覚めて、「経済」のお勉強。場所は親族控室、みんながまだ寝ている間の朝勉である。

お風呂
控室には超豪華なお風呂があって・・・僕は頭をバリカンで刈って、髭を剃って・・・お風呂に入った。何だか立派なホテルに泊まっているような、そんな錯覚におちいったのだった。

朝ごはん
近くの星野コーヒーまで歩いて行った。猛おじちゃんと玲子おばちゃんと兄達矢と長男亮の5人である。僕はコーヒーとトーストのモーニングサービスを選択したのだった。

10時過ぎ
富山の法福寺から来てくれた、関口住職が「引導を渡す」儀式をしてくれました。兄達矢と二人だけで見守りました。

喪主2
喪主は忙しい。係の人は兎に角「喪主様」「喪主様」と言ってくる訳で・・・「あだ名を喪主様にしよう」という兄貴。勝手にしてくれい!!

猛彦と友和
昨夜は五中1期生の猛彦と友和も来てくれた。僕と8歳しか違わない教え子達である。友和は「365日の内、360日は先生の家にいたんだ」と言っていたが、友和も猛彦も、本当に我が家に居る時間が長かった。そして、母さんのことも父さんのことも知っている子達である。15歳の子達がもう57歳になるのだ。母さんが94歳になる訳である。

宏美と真由美
告別式には五中4期生の宏美と真由美も来てくれた。2年持ち上がった子達は本当に近い存在な訳で・・・有難かった訳で・・・担任は幸せである。

喪主の挨拶
議会と同じで、勿論、原稿などはない。ただ、今回の挨拶で普通の喪主がしないことを僕は考えてはいた。随分前から考えてはいたのだが、木曜日の夜にやることを決めた訳で・・・・それをパソコンでやるか、スマホでやるか、果たしてやれるのか・・・担当者に相談してみなければ分からなかった訳で・・・・母さんの半生を語った後、僕は徐にスマホを取り出した。そして、3月20日のサニーライフの母さんの部屋での僕と母さんの会話を流しはじめたのだ。母さんが「今度生まれ変わったら、学校の先生になる」と僕に言った時の二人の会話である。母さんと僕の会話を聴いて、あちこちで泣く人が続出した。というか、話をしている当の喪主もそれを聴きながら泣いていた訳で・・・・何とか、いい告別式が出来たと思っている。

帰りのバスの中で・・・
火葬場からの帰りのバスの中、大声で話をし続ける「おじさん」が一人。ヨレヨレのスーツに汚れた靴。母さんの葬儀だというのに、何ていう格好で来るんだ!ま、それはまだいいとして・・・・詰まらない話を延々と聞かされる僕らは、苦痛でしかなかった。だって、俺は遺骨を抱えているのだから・・・「がはははは!」と笑う声に、俺と亮はうんざり。母さんが死んだというのに、いったい何が楽しいと言うのだ・・・
そして、僕は母さんの遺骨に話しかけていた。「お母さん、煩くてごめんね」「本当に恥ずかしいね」「でも、お母さんは優しいから、きっと笑ってるんだよね。」僕らのイライラはピークに達していたが、母さんはそれでも笑顔のままでいてくれた。

帰宅
そして、母さんは我が家に戻ってきた。久しぶりに自分の部屋に帰って来たのだ。
『お母さん、帰ってきたよ。』『お帰りなさい、お母さん。』写真の中の母さんはいつも笑顔だ。母さんの隣には、この写真を撮った時一緒だった、紀がいる。そして、黒目川の遊歩道の桜と僕がいるのである。


クタクタになってバタンキューといきたいところだが、「期末テスト前」の子ども達を放っておくことは出来ない訳で・・・夜は塾。しかし、頭の回転が鈍くなっていたらしく、数学の糞簡単な連立方程式をホワイトボードで解いていると・・・「たかやん、それ間違ってる・・・」『お・・・』「たかやんが間違えた!!」と、みんな大喜び。1万回やっても間違えようのない問題で間違えた訳で・・・・「睡眠負債」とはこういう状態を言うのだと思った。


教師を目指す人へのメッセージ   第465弾!   3分

 我が塾にはストップウォッチがあります。「エレベーター計算」をやるときに、3分を測る為です。「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」のどの計算も「3分」が制限時間になります。3分という負荷を掛けることで、子ども達の「集中力」が鍛えられます。スタートは4桁の計算を出来る子は「1分」を切るようになります。どんな子でも「3分」を切れるようになり、そして「自分の記録を更新していくこと」で、自信がついていきます。
 ここで注意しなくてはならないことがあります。それは、どんな子であっても「否定」しないことです。3分どころか、4分、5分でも出来ない子がいる。中学生でも高校生でも3分を切れない子はいます。ストップウォッチは我が塾の必需品ですが、使い方を間違えるとそれは「凶器」になります。
 教え子の娘が小学生になりました。担任の女性の先生は「体育の着替え」や「帰りの支度」などにストップウォッチを使い「3分間で出来なければ駄目」と、小学1年生に毎日プレッシャーをかけているのだそうです。「規律が第一」と小学校1年生から鍛えている積りになっているのでしょう。「帝国陸軍」の教官にでもなった気でいるのでしょうか。
 その先生はこの酷暑の中、「トイレに行きたくなるから、水は2口まで」と制限をかけています。「無知」もここまでいくと、言葉がありません。トイレに行かせないのは「体罰」以外の何ものでもありません。我慢することが「美徳」とでも思っているのでしょうか。
恐ろしいのは、こういう教師の存在を認めている学校があるということです。親からクレームが来ても、「子どもの立場」で考えられず、「教師の立場」や「学校の対面」を優先しているのです。僕が校長であれば、速攻で指導を入れ、心が入れ替わらなかったら、担任を外します。こういう教師が「虐め」を誘発し、「不登校」の原因にもなるのです。
 昔の話ではありませんよ。今、現在のK小学校のお話です。皆さんは、こういう馬鹿教師にはならないでくださいね。「規律」と称した「虐待」ですから・・・・。


今日の写真1
引導を渡す儀式をしているところです。富山から来てくれた関口住職には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。四十九日もよろしくお願いします。

今日の写真2
孫のあきです。高校1年生になりました。昔の僕とよく似ています。地頭がいいので、将来が楽しみです。

今日の写真3
右からイトちん、安孝です。五中の10期生のテニス部です。安孝は舟見の家にも行ったことがあるので、母さんに対する気持ちは大変なものがあります。優しい教え子達に感謝、感謝です。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・

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