9月16日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記  第259弾!  2019年9月16日(月) たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記  第259弾!  2019年9月16日(月) たかやん

5時半
外は雨・・・千葉に住んでいる叔父と美佐子先生のことが心配になる。こっちに降ってもいいから、千葉には降らないで・・・と、祈る。国も東電も千葉のことを少しは考えてよ!

朝勉
まだ暗い中、スタンドを付けて、少しだけ化学基礎で朝勉。少しだけでも続けることが大事な訳で・・・6時からは基礎英語1・2・3と英会話。それで、今朝の朝勉は終わり。

東京電力と原発事故 (東京新聞 9月15日の朝刊から・・・)
2008年7月の社内会議で防潮堤建設などの対策が、武藤副社長の判断で見送られた。と男性社員が2018年4月の法定で証言した。津波対策が先送りされたのは「経営悪化」。新潟県中越地震で柏崎刈羽原発が停止した影響が重くのしかかっていたのだ。防潮堤には100億円程かかり、原子炉停止が必要になることもある。別の幹部も「福島第一の停止はなんとか避けたかった」と証言している。
東北電力は津波想定の見直しを進めていたが、東電はあろうことか、東北電力にメールを送り、津波対策を見直す報告書を書き換えるように圧力をかけたのだ。こうしたメールのやりとりは公判で明らかになった。対策の不十分さは政府、国会、民間、東電の4つの事故調査委員会もそれぞれ指摘している。特に国会事故調は「明らかな人災」と強い言葉で批判している。「東電は手順書を作っても生かせなかった。原発を運転する資格があったとは言えない」と事故調のメンバーの1人は言っている。そして「規制する側の国も東電に忖度して一体となり、安全対策がゆるんでいたことが問題だ」とも・・・。
 *先日、前環境大臣は放射性トリチウムを含む汚染水を「太平洋に流して希釈すべき」とアホ発言した。自民党のこうした企業寄りの発言やものの考え方は何も今に始まったことではない。自分達が国会議員なることが「目的」である彼らには、国民の生命、そして「日本という国への信頼」を揺るがすような問題に本気で取り組む気もなければ力もないのだ。 そんな彼らには他の国の政府を批判する資格などないのである。そして、千葉県を襲っている停電の復旧に全く対応できてない東電の体質が問題である。台風の停電にさえ対応できない会社に「原発事故」の対応は勿論、「原発の運転」も出来る訳がないのだ。そして、台風被害よりも「内閣改造」が大切な安倍政権、安倍政権に「忖度」するメディアの体質もまた同じ穴のムジナである。


19時からは塾。中三の娘、どうも元気がない。土曜日は体育祭、日曜日は妹のダンスの発表会、今日は都心でお買い物と3日間、「勉強」から遠ざかっていたらしい。そりゃあ、何もしないでここに来たら、テンションは下がるよねえ。「不安で勉強が手につかない」と言う気持ちも分からないではないけれど・・・娘!娘よそんなことを言っている場合ではないのだよ。
後半は息子達との集団塾。これがまた、みんなでかなり集中した訳で・・・どうしちゃったの?というくらい、やる気になっていた息子達。1年から3年まで全学年が揃っての、男だけの塾はなかなかいい感じだった訳で・・・・目が輝いた息子達を見て、こっちまでやる気になったのだった。


教師を目指す人へのメッセージ  第543弾!   読書

久しぶりに夜中の2時過ぎまで本を読んだ。この間、母さんが来た時に「この本面白いわよ」と言ってた本を思い出して、読み始めたら止まらなくなったのだ。

中二になるまで俺は本を読んだことがなかった。家では父さんも母さんも小さいお兄ちゃんもみんなかなりの量の本を読んでいたが、俺は遊ぶのに夢中で本どころではなかったのだ。
中二になり、福良、井戸佐代子、江崎リエという友達に会った。3人とも俺より遥かに賢く、そして、もの凄い量の本を読んでいた。2年G組では福良と佐代子が並んで座わり、俺とリエちゃんが、その後ろに並んで座っていた。3人は直ぐ本の話をする。漱石だの康成だの鴎外だの、龍之介だの・・・聞いたことはあるけれど、読んだことのない作家の名前がポンポン出てくる。そして、その作品の名前が果てしなく出てくるのだ。俺は恥ずかしかった。

福良が言う。「高邑、本を読めよ」『面白いか?』「そりゃあ面白いさ」『本当か』「例えば、そうだなあ、乱歩なんかはどうかな」『ランポ?』「江戸川乱歩さ」『エドガワランポ・・・』
そうして、俺は生まれて初めて、一冊の本を最初から最後まで読み通した。乱歩の本は凄かった。ゾクゾクっとくる感覚が堪らなかった。
 はじめの内は漢字が読めず、読めても意味が分からなかったりで、なかなか進まなかったが、「読めなきゃ飛ばして読めばいい」という父さんの言葉を信じて、読んでいるうちに、どんどん読むようになった。
 “十五少年漂流記”“ロビンソン・クルーソー”“トム・ソーヤーの冒険”“ダルタニャン物語”“モンテクリスト伯”家は貧乏だったが、本だけはいくらでもあった。「朋矢が本を読むようになった!」と周りの大人たちがビックリしていた。そして、みんな自分が読んで面白かった本を俺に教えてくれるようになった。
 一番影響を受けたのは、小さいお兄ちゃんである。小さいお兄ちゃんが「面白い」と言った本は必ずと言っていい程面白く、心がウキウキ、ドキドキするのだ。
本は楽しい。どこにでも持ち運びが自由で、好きな時に読め、時が経つのを忘れることがで
きる。いい本に巡りあった時の気持ちは、恋をしている時の気持ちに似ている。うん、似ている・・・。

257558円
これが、今月の俺の給料である。色々引かれてこうなる。昔の父さんの給料と比べると、多すぎるような気もするし、保険会社に勤めているお兄ちゃん達に比べると、少なすぎるような気もする。でも、何でもいいんだ。楽しいんだから・・・・。

『一生懸命』幻の学級通信 第60弾! 新座市立第六中学校1年4組 1991.6.21から
*僕にとって、テニス部の仲間だった福良と幼馴染の井戸ポンプ(佐代子)そして、リエさんの存在は本当に大きなものでした。人との出会いが人生を変えることは体験していますが、「読書」と「勉強」に全く縁の無かった僕が本を読み始め、そして勉強し始めたのは、間違いなくこの2年生の時の偶然の「席」と、その時僕の周りにいた友達の影響なのです。
「遊びの天才」が「本」と「学び」の世界に引き込まれていった瞬間でした。勿論、りえちゃんに惚れてしまったことが一番の動機だったかも知れません。でも、いいことをするのに「不純」も「純」もないのです。

今日の写真1・2・3
我々の時代にはなかった、五中名物「よさこいソーラン」です。練習をして、練習をして、練習をして・・・こうして、踊るのですから、一生の思い出になるでしょうね。子ども達の表情まで掲載できないのが残念です。でも、子ども達の頑張りと真剣さは伝わると思います。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・

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