7月21日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第203弾!2020年7月21日(火)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第203弾!2020年7月21日(火)  たかやん


久しぶりに至の家に遊びに行った。勿論、ヒロミ姉ちゃんの顔が見たくなったのだ。久しぶりに至と酒を飲んで、人生を語って・・・気がついたら、我が家だった。時計を見ると真夜中の2時半。夢の続きを見るべく・・・直ぐに眠りに入ったのだった。

5時
起床は5時。中学生達は今日明日で定期テスト。みんな頑張っているから、俺も頑張らないとね。問題集とYouTubeで高校数学のお勉強と。

緊急事態発生
朝、モッコからライン電話が来た。口調が切羽詰まっていた。「緊急事態発生」である。確かに緊急事態だったが、同じマンションに仲間がいるということはいいことで・・・・「緊急事態発生」の時に、お互いの名前が直ぐに浮かぶというのも実にいいことである。そして、「緊急事態」は無事に回避されたのだった。


今日の塾は15時から。「サッカーの練習の前に行きたい」とやる気満々の中二の息子が張り切って来た。スポーツもいいのだが、定期テストの前の日くらいは「練習をオフ」にできないものかねえ・・・。年間364日も練習をさせてきた俺が言うのはおかしいけれど・・・
スポーツの指導者は「やり抜いて勝つこと」と同時に、「学ぶこと」の大切さを子ども達に伝えて欲しいと思うのだ。
部活をやりながら、勉強も付き合ってきた顧問としては、どうしても一言言いたくなる訳で・・・・子ども達には無限の可能性があるのだ。スポーツもいいが、怪我をしたり、負けたりして諦めなくてはならないこともある筈。その時に勉強が全くできないでは困る訳で・・・・定期テスト前くらいは休めるようなクラブチームであって欲しい。そう思うのである。

教師を目指す人・若い先生へのメッセージ 第848弾!   がんば!!

 今、新座市の職員の5分の2が非正規雇用です。みなさんが市役所に来て、顔を合わせる市の職員の40%が「非正規雇用」だということです。ちょっと前まで3分の1でしたが、少しずつ増えてきています。日本中どこでも、非正規雇用の公務員が増えてきました。学校もその例外ではありません。学校では4分の1が非正規雇用の先生というデータがあります。これはなかなかキツイ数字です。何故かと言うと「非正規雇用」というのは実に不安定な状態だからです。不安定な状態の先生が子ども達に毎日接するのですから、やはり影響は出てくるでしょう。誰だって、「未来が見えない」「来年の自分が見えない」状態は不安になって当たり前です。しかし、子ども達の前ではそんな顔はできません。非正規雇用だろうが何だろうがプロなのですから・・・。
 来年度の埼玉県教員採用試験の要項には「明るくて」「子どもが好きな」「あなたが」「必要です」と書いてあります。でも、それだけでは試験に落ちる訳で・・・今年の一次試験は7月12日でしたね。そう、新学期が始まって、自分も子ども達も不安いっぱいの時期に、「採用試験」の勉強をしなくてはならないのですから、「非正規雇用」の先生達は大変です。
 この一次試験を逃すと、暫く立ち直れない状態で「夏休み」に突入し、やるせない気持ちで2学期を迎えなくてはなりません。勿論、子ども達がいるのですから「手抜き」はできません。そうこうしてるうちに3月になり、今の学校に残れるかが決まります。残れればまだ気持ちに余裕ができますから、春休みから勉強ができます。でも、そこで異動が決まると・・・どこの学校になるか分からない不安との戦いがはじまります。そして、4月から新しい環境で再スタートを切らなくてはいけないのです。4月から、自分に与えられた仕事を精一杯やりながら、「採用試験」に再挑戦するのですから、本当に大変です。「非正規雇用」と言っても、「正規雇用」と仕事の内容は同じ。やんちゃ坊主の対応もモンスターペアレントの対応も同じ、管理職に「気をつかう」のは正規雇用の倍かも知れません。それなのに、6月のボーナスは悲しいくらいの差がでます。(ざけんなよ!)って叫びたくなります。
 「正規雇用」よりもまともな授業をしていても、「正規雇用」よりも子ども達に寄り添っていても、給料は勿論、ボーナスも半分以下じゃあ・・・「自己否定」したくもなります。
そんな6月が採用試験の前の月にあるのです。教材研究は毎日やらないといけない。でも、「採用試験」はもう落ちたくない。自分よりも「若い正規雇用」が、自分よりも「評価」されているのですから、頭にもくるし、焦りもします。
 このままでは「結婚」も難しい・・・職場に素敵な人がいても、「対等」ではないと感じるし、かといって「非正規雇用同士」だと、未来のことが不安になります。
 僕自身は幸いなことに「非正規雇用」の経験がありません。超ラッキーにも現役で採用されたからです。しかし、僕の周りに「素晴らしい」非正規雇用の後輩達がいつもいました。何でこの子が「非正規」なんだ!何であいつが「正規」なのに・・・・
 だから、頑張って欲しいのです。「明るくて」「子どもが好きな」「あなた」に頑張って欲しいのです。どんなに不安定でも、あなたを待っている子ども達が日本のどこかにいる。そう信じて、隙間時間を利用して「採用試験」の勉強をして欲しい。
 そんな時間はないと言うかも知れません。でも・・・どんなに忙しくても、「新卒で中三の担任をやり、2年生の授業もやる」よりはいいでしょう。23歳の僕と比べたら、今のあなた達の方がマシなハズです。当の僕が今でも考えただけで、ゾッとし冷や汗がでるのですから・・・どうか、未来に出会う子ども達のことを想像してください。そして、それを頼りに「隙間時間」を上手に使って、勉強を続けてください。そういう意味でも「課題」はなるべく出さない方がいい。自分の時間と子ども達の「隙間時間」を確保するには多すぎる課題は禁物です。子ども達の幸せは自分の幸せです。問題集の答えを写すことでは、子ども達の「学力」は1ミリも上がらないし、あなた方の「指導力」も全く上がりません。
がんば!「明るくて」「子どもが好きな」「あなた」が採用試験に合格することを祈っています。「明るくて」「子どもが好きな」「あなた」がんば!

今日の写真1
六中の10年目。僕の最後の緑ジャージのクラス、3年1組です。壁に「目指せ100曲」と書いてあります。4月にこの子達と約束したんです。100曲歌うぞって・・・・その約束が守られることはありませんでしたが・・・・。1曲をみんなで覚えるのに時間がかかったんです。ま、半分の50曲はいったような気がしますが・・・・。

今日の写真2
その緑ジャージの3年前のテニス部のメンバーです。この二人、元々はサッカー少年だったのですが、途中からテニスコートに登場し・・・全国大会のメンバーに入った頑張り屋です。僕の最初の選挙の時、一緒にポスターを張ってくれた恩人でもあります。それにしても、この二人、何を嬉しそうに話をしているのでしょうね・・・。何となく分かるような気もしますが・・・


今日の写真3
六中で3年間、担任した子達が何人かいますが、その一人由美です。これは由美が1年生の時の写真です。1年生でバレー部のエースだったのですが、冬前にテニス部に入部。3年生の時には全国で1番速いサービスを打つ女子選手になっていました。個人戦で全国3位は五中、六中を通しての最高成績です。柔道とバレーボールとテニス・・・そのどれを取っても一流でした。現在の六中は女子でもズボンを履いていいルールですが、もう何十年も前にこの子はお兄ちゃんのズボンを履いて登校しました。勿論、担任はそれを許可しましたよ。だって、生徒手帳には女子はスカートを履くこととは書いてなかったですから・・・・。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・・。

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