8月25日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第238弾!2020年8月25日(火)  たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第238弾!2020年8月25日(火)  たかやん

4時半過ぎ
今日は長男亮の誕生日。あの日から、今日まで生きてくれたことが嬉しい。あの日、清瀬の小児病院の駐車場で泣いた日から・・・・


小さい頃から、僕がやることを何でも真似る子だった。テニス・サッカー・将棋・囲碁・麻雀・ギター・・・何でもやろうとした。父親の僕が若かったせいもある。そこが、空とはえらい違いかも知れない。そして、何も欲しがらない子だった。「あれを買って」「あそこに連れて行って」と言った記憶がない。父親が貧しいことを知っていて気を遣っていたのかも知れない。両親が別れることになったとき、俺についてきてくれた時も、父親が独りになったら可哀想だからと俺を選んでくれたような気がする。

そんな亮に心臓の病気が見つかって・・・「もう運動ができない」そう医者から宣告された日、僕は清瀬の小児病院の駐車場で声を上げて泣いた。「テニスで全国大会に行って優勝する」と言っていた亮から、「運動」を取り上げなくてはならなかったからだ。小学生の亮にそれを宣告することの残酷さを想像するだけで胸が痛くて、痛くて・・・・。

出会い
堀之内病院でも清瀬の小児病院でも「運動はできません」と言われたが、同僚の古庄先生から日大病院の原田先生を紹介されて・・・藁をもすがる思いで日大へ行った。日大病院の原田先生に「体育の運動程度ならやってもいいですよ」と言われた時は、神様に会ったような気がした。日大病院の原田先生との出会いがあったから、亮は六中のテニス部に入り、夢だった全国大会に行くことができたのだ。そして、全国でも関東でも優勝して・・・
高校にもテニスで入って・・・でも、亮の心臓はそれ以上はもたなかった。もう悲鳴をあげていたのだ。テニスが出来ない日々が続いて・・・・そして、高校を1年で退学・・・・亮は仲が良かった先輩達と別れ、俺の元に帰ってきた。そして、高校2年になる筈の歳に「大検」を受けて、一発で合格。小さい頃、お風呂の中で二人で将棋をすると・・・直ぐに俺より強くなったっけ・・・。頭の中に将棋盤が入っていたのだと思う。
朝からそんなことを思い出した父であった。

宿題
高2の娘からの宿題に燃える。娘達は突然、色々な無理難題を言ってくるのだが、それに応えようとする自分が面白い訳で・・・

ダスキン武蔵野
お昼過ぎにダスキン武蔵野の坂本さんが来てくれた。初めて会ったのだが、この人は仕事が出来る人だ・・・と直感で分かった。そして、3時間後。我が家のお風呂はピカピカになった。お風呂掃除とエアコン掃除はプロに任せるようにしている。その方が遥かに綺麗になるし、自分の時間は確保されて、お金が回るからだ。お金が回れば、それが誰かの収入になり、誰かの家庭を支えることになる・・・。今日も最高の仕事をしてくれたダスキン武蔵野の坂本さんに感謝、感謝である。

打ち合わせ
そして、地元の業者の方とマンションの消防設備点検の打ち合わせ。僕らが地元の業者に拘るのは我々の大切な管理費を大切に使いたいから。地元の業者さんとの信頼関係こそが、いい仕事に繋がると考えているからだ。その打ち合わせも無事終わって・・・・


夜は塾。中二の息子との個別対応の塾。息子から学校での面白い話を聞かされて・・・大笑い。「授業で寝ちゃった」『駄目だろ、寝たら・・・』「でも、詰まらなくて・・・」『そういう時は自分で面白くするんだよ。』「どうやって?」『それはだなあ・・・俺はこうやって、こうやって、こうやって面白くしたんだ。』「えーっ」
後半は中三と中二の息子達との集団塾。リクエストに応えて久しぶりに理科の授業をやる。やっぱり授業は楽しい。授業をすると幸せに感じる訳で・・・英語や数学の質問にこたえて・・・今日の大切な時間は終わったのだった。

イラストレーター
空が絵を描いて、パソコンに取り込んで・・・色を付けている。『え?俺のパソコンってそんなことできるんだ・・・』そう、それを僕のデスクトップでやっていた訳で・・・それが余りにも上手過ぎて、ちょっとビックリしたのである。

教師を目指す人・若い先生へのメッセージ 第884弾!   素質31

「祐二以外に印象に残った子はいなかったんですか?」『一杯いたよ。出席番号順に全員の名前を言いたいくらい・・・』「全員覚えているんですか?」『当たり前だろう。担任なんだから・・・』「その中でも記憶に残る子は?」『みっちゃんかな。』「男の子ですか」『いや、綺麗で頭が良くておとなしい女の子だよ。』「なんで記憶に残ってるんですか」『3組は本当に楽しいクラスだったからね、クラス替えをしないで持ち上がろうって言ったんだ。でも却下されて・・・クラス替え。』「みっちゃんは?」『2年4組』「タカヤンは?」『俺は2年1組。』「残念ですね」『ああ、しょうがないんだよ。俺は最初の3年4組の時もそうだったけど・・・いつも余り物のクラスしか担任できなかったんだ。』「え?余り物ですか?」『ああ、その時も新任が3人いて、女の先生が3人いて・・・久しぶりの担任が1人いて・・・俺と亨と誠が最後まで残って・・・その中でも俺が最後で・・・』「じゃあ、みっちゃんのクラスは選べなかったんですね」『ああ、速攻で取られてたね。』「それで、どうなったんですか」
『2年生になって最初の日に泣いて怒ったんだ。』「え?」『何で私は1組じゃないんだ。何で私を取ってくれなかったんだ!ってね。』「それ・・担任としては嬉しいことじゃないですか。」『いやいや、その怒りが長かったんだよ。みっちゃんは結局、1年間、口をきいてくれなかったんだ。』「えーっ!1年間もですか・・・」『正確に言うと、卒業するまで・・・っていうか、卒業してからも・・・』「それは凄い・・・・余程頭にきたんですね」『俺だって、出来ることならみっちゃんを担任したかったよ。だって、可愛くて、頭が良くて、おとなしいんだから・・・1組の女の子達とはえらい違いな訳よ・・』「1組にはそういう子はいなかったんですか」『綺麗で、頭がよくて、おとなしい子?・・・いなかったな。』「そんなこと言っていいんですか?」『だって、本当のことだから・・・可愛い子はいたよ。頭がいい子もね。でも、おとなしい子は・・・1組には・・・ねえ。』「怒りますよ。1組の子達」『女の子はおっかないから、怒るだろうねえ・・・お前も本気で教師を目指すなら、気をつけないといかんよ。』「はい」『みっちゃんと笑顔で話せる日が来るといいなあ・・・』「怒ってないでしょ・・・」『そうかなあ・・・そうだといいんだがなあ・・・』「みっちゃん、何歳なんですか・・・」『55歳くらいかな・・・』「・・・・・・」

今日の写真1
母さんは友達をつくのが上手でした。いつも笑顔だったからかも知れませんね。友達をつくるのが下手糞な子達には参考になるかも・・・

今日の写真2
僕の背中をさすってくれた栗原内科クリニックのスタッフのみなさんです。胃カメラが全く苦しくなかったのには驚きました。感謝、感謝です。

今日の写真3
狭山が丘高校のサードは五中で空の同級生の小山君。決勝戦でも守備に打撃に大活躍でした。駅でもいつも笑顔で挨拶してくれる爽やかな小山君です。

*この日記を読んだ全ての人が幸せな気持ちになりますように・・・・。

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