Diary 2006. 1
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1月11日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第11弾! 

「たかやん議員日記」2006.第11弾!  1月11日(水)

キティーホーク
米空母キティーホークの乗員が日本人の女性を殺害した。その女性の葬儀に制服姿の軍人達が100名以上参加したニュースをテレビで見た。彼らの姿も異様だったが、アメリカの軍人に日本の民間人が殺されたことに対する静けさの方が気になった。
アメリカの若い兵隊達は、まともな教育を受けていない者が多い。そう言ったのはアメリカ人の友達。徴兵制の無い今のアメリカでは、まともな教育を受けた人が志願することは殆どないのかも知れない。そういう彼らが武器を持って世界中に散らばっていく・・・・
日本はそういう国と歩調を合わせていこうとしているのだ。

自衛隊
豪雪の新潟や長野へ陸自のヘリコプターが救援物資を運ぶ姿をニュースで見た。これぞ人道支援のお手本である。困った人がいたら助けに行く。日本の自衛隊はそこに存在価値があるのだと思う。だから国民から愛されてきたのだ。自衛隊は海外へ行くことはない。世界第4位の軍事予算をまずは日本国民の為に、日本で今困っているたくさんの人のために使うことだ。僕は自衛隊が好きだ。それは自衛隊だから・・・。国民の為に存在してきたと思っているから。その自衛隊が日本軍になることには賛成できない。アメリカの巨大軍需産業にこれ以上ふりまわされてはいけない。

新聞
成人式で須田市長が「新聞を読んでください!」と新成人達に話していた。最近、我が家のお袋さんがテレビを見なくなってきた。新聞を読んでいるのだ。どうも、かなり時間をかけて読んでいるらしい。いいことだと思う。スポーツは勿論、政治や教育のことを話題にすることが多くなってきたのだ。お袋は若いときに「学校を出でいなくても、新聞を隅から隅まで読めば学校の勉強に負けないよ。」と言われたそうだ。10代の時に言われた言葉が今でも残っているらしい。言葉の力は凄いと思う。


1月12日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第12弾! 

「たかやん議員日記」2006.第12弾!  1月12日(木)

公民館
Tさんという方から電話があった。「公民館で活動をしているお年寄り達が、先日の料金有料化で活動ができなる方達が増えてきています。」という内容だった。そうだと思う。健康であるためには、体を動かすだけでは駄目なのだ。頭も心も使って、幸せを感じてこそ、人は健康でいられるのだ。そういう意味でも、社会教育の存在価値は大きい。もともと市民の税金で建てた物を、市民が使ったからといって、使用料を取るのは税金の二重取りだと思われてもしょうがない。お金持ちには大した金額ではなくても、毎週、あるいは毎月活動している市民にとっては、その使用料が大きく負担になってしまうのだ。“街づくりは道路から”ではなくて、“街づくりは人作りから”ではないだろうか。学校教育の水準を高くし、社会教育を活性化させていことが今、望まれているのだと思う。

テニスコート
カナダでもアメリカでも公営のテニスコートはただが当たり前だった。料金があったとしても本当に驚くほど安い。市民の税金で、市民の為に造ったのだから使ってもらって当たり前という感覚だ。日本はそれがどうも違う。上から「使わせてやっているのだから、料金は払え。」という感じなのだ。新座市のコートだって、「コート整備は自分でしろ。管理人に文句を言うと、次から使わせないぞ!」という態度なのだ。せめて“市民のみなさまの税金で造らせて頂ました。料金を多少頂きますが、どうぞ使ってください。”という態度になれないのかなあと思う。市営のグランドも運動場も市長や議員が造ってやったものではない。市民の税金で市民の為に、市民の代表者が決定し、造ったのだ。市民はもっとおおいばりで市の施設を使えるようにならないとおかしい。


1月13日 (金)  「たかやん議員日記」2006.第13弾! 

「たかやん議員日記」2006.第13弾!   1月13日(金)

13日の金曜日
最近、朝起きるのが楽しみである。今日はあれをして、これをして・・・と考えるだけで楽しいのだ。そういう意味では前の晩からワクワクしているのかも知れない。今の僕には一日の生活で嫌なことがあまりない。料理を時々作るのも、洗い物を時々するのも悪くないし、みんなで行く買い物も楽しい。塾は勿論楽しい。教員時代に嫌で嫌でしょうがなかった「学年会議」や「職員会議」もない。毎日あった朝練が無くなった分、本をたくさん読めるようになった。何といっても休日が自由に使えるようになったことが大きいと思う。子供たちとテニスをする時間は殆ど無くなったけど、その分自分の時間が大幅に増えたのだ。学校を辞めて、クラスは無くなったけど、塾に行けば子供たちに会え、一緒に勉強ができるし、テニスやサッカーがいっしょに出来る。教え子達はいつもそばにいる。何といっても束縛された時間が無くなったのが大きいのだ。その分、時間をどう使うか考えるようになった。議員としての活動もあるし、勉強もある。特に財政のことはもっともっと知らないといけない。好きな語学ばかりやっている訳にはいかないのだ。でも自分で選んだ勉強なのだから、どんな勉強でもやっぱり楽しい訳で・・・・毎朝、遠足の朝のような気持ちで起きるのがいいと思っていたので、それにかなり近づいてきたのかも知れない。そりゃあ悩み事はたくさんあるけれど、その悩みに集中しなくなってきたのも、オッサンになってきた証拠なのかも知れない。

ジャンクメール
最近ふざけたメールが多すぎる。削除するのに時間がかかってしょうがない。時々間違って、必要なメールまで削除してしまったりするから困る・・・・。

一区切り
当選してから、もう2年が過ぎようとしている。もう新人議員などと言ってはいられない。次の2年が、最後の2年になるかも知れないのだ。いろいろな意味で区切りをつけて、来月からの議会に備えなくてはいけない。


1月14日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第14弾!

「たかやん議員日記」2006.第14弾!  1月14日(土)

新しい手袋
雨がいつ降ってくるか分らない空の下で、テニスをやった。新しい手袋はなかなかいい感じであっという間に汗をかいた。土日はみんなでいい汗をかく。これが基本だ。ゴミは古い手袋で拾った。新しい手袋はテニス専用にしよう・・・。

ポスター
東久留米の市長選のポスターを見ていると、知らない人が「東久留米は駄目だよ。財政難なんてもんじゃあないよ。もうじき破綻するよ、この市は・・・」とブツブツ話しかけてきた。「大きな企業がないからねえ。税収がないのよ・・」「マンションばかり建てたって、駄目なんだよ!」と僕らを見ていう。他人事ではないなあと思った。選挙のポスターか・・・次回はどんなポスターにするかな?

昔の夢
久しぶりの雨で外へ出ることができなくなって、やったことは卓球とピアノ。小さい卓球台を買ったのだ。僕の小さい頃の夢はピアノを買うことと、卓球台を買うことだった。貧乏だったから、ピアノのあるよその家が羨ましかった。卓球台は1000円ちょっと。ピアノはカメラよりも安いものだけど、僕のような下手っぴいには丁度いいだろう。空が寝てから、卓球は奥さんとやって5連勝。ピアノは買ってから初めて1時間以上練習した。イマジンのイメージがやっとつかめたかも・・・・。乾燥していた空気がこの雨で少しは湿った気がする。こういう雨もたまにはいい。そして音楽は本当にいい。人を幸せな気分にさせるから・・・・。僕もそういう曲を作れるようになったらいいなあ・・・。

高安先生
僕が小さい頃、西戸山幼稚園でオルガン教室の先生だったのが高安先生。僕が音楽を好きなのは多分、この先生のトレーニングのお陰だと思う。だけど小学生になった僕はオルガンの練習が嫌いで、いつも外で遊んでいたくて、サボってばかり・・・とうとう行かなくなってしまった。すると先生がお菓子を持って我が家にやってきた。「君がいないと、寂しいよ。」と言って。その一言で僕はオルガンを再開した。先生も好きだったが、お菓子作戦に負けたのだ。三人兄弟で楽譜が読めるのは僕だけ。そのお陰で体育と音楽だけはずっと「5」だった。腕白坊主をオルガン教室に通わせてくれたお袋に感謝である。
西戸山小学校の音楽の先生でもあった高安先生は、普段は優しいけれど怒ると恐い先生だった。卒業式の歌の練習のときに、隣りの友達とふざけていると・・・・とつぜん僕らの方にやってきて、頭と頭をゴツン!目から火が出るほど痛かった。


1月15日 (日)  「たかやん議員日記」2006.第15弾!

「たかやん議員日記」2006.第15弾!  1月15日(日)

トレーニング
今朝は一人でサッカーをやったドリブルとリフティングの練習をしていたら、汗びっしょりになった。公園の空気は気持ちよかった。早起きして得をした気分になった。
その後は新豊テニスクラブでテニスをした。高校の後輩のOさんとシングルス。久しぶりのシングルスの試合はなかなか面白かった。そしてダブルスも1試合。石神井コンビは母娘のペアーに2−6で負けた。「たかやん!」と後ろから声がかかった。五中時代キャプテンだったA君だった。「なんか見たことのあるサーブだなあと思ったら、やっぱりそうでした。」とA君。奥さんと娘さんがスクールに通っているらしい。そう言えばジュニアのスクールは大盛況でラケットを初めて握った子供たちが、一生懸命コーチの言うことを聞きながらテニスをしていた。小さな子達はみんな昔の六中の1年生と同じ目をしていた・・・・。そして教えるコーチの目も六中のOBの子達と同じように温かい目だった。

今日も家でピアノを弾いた。ジョン・レノンが段々身近になっていく感じがした。面白いのは、全然出来なかったことが少しずつだけど出来るようになっていくこと。いろいろ自分なりに工夫してトレーニングをすることが大事なのだと思う。左手しか出来なかったのが、右手も一緒に動くようになり、歌も少し歌えるようになってきた。これも昔習った高安先生のお陰だろう。小さい頃に習ったことは大きくなっても忘れないのかも知れない。僕が高安先生に習ったのは、きっと音楽の楽しさだったのだ。

空が公園の坂を一人で登り、一人で滑り降りるようになった。ちょっと前までは一人では何もできなかったのに・・・・。言葉の進歩も凄い。「パパ、こっちに来て!」「ハイは?」
「はい」という返事を強要するのだ。「見て見て!」と自分で描いた絵の感想を求めたり・・・空には毎日がもの凄いトレーニングなのだろう。そして何でもかんでも吸収してしまうのだ。小学生や中学生にもきっとこういう能力があるはずなんだがなあ・・・・。もしかしたら大人にもあるのかも知れない。そんなことを考えた一日だった。

趣味
須田市長が成人式で「趣味を持ってください。」と言っていた。その通りだと思う。人間は仕事以外に何か楽しみがあったほうがいいのだ。勿論仕事が生きがいであってもいいし、楽しいに越したことはない。だけれども仕事以外にちょっとした楽しみがあると、それが仕事にもプラスになっていくような気がする。世の中の人がみんなそういうちょっとした楽しみがあるといいなあと思う。だって楽しいことがある人は、悪いことをしようとは思わないだろうから・・・。ただ経済的に苦しくなると、趣味どころではなくなる。時間的にも、金銭的にも余裕がなくなるからだ。これから増税が僕らに重くのしかかってくる・・・・。


1月16日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第16弾!

「たかやん議員日記」2006.第16弾!   1月16日(月)

発熱
空が熱を出した。数日前から顔に発疹ができて、少し心配していたのだが・・・。今朝は5時に目覚ましで起き、さあ仕事と思っていたが、熱が出ているせいか明け方にもぐずる空を置いては行けなかった。
午前中に小児科に連れて行くとインフルエンザ用のマスクをした子達がたくさんいた。空は発疹なので「隔離室」へ・・・・・・。でも結果は水疱瘡とかではなくて、湿疹。熱は風邪からくる熱らしかった。空が病気になりあらためて健康のありがたさを痛感した。兎に角家族が健康でいられることが一番である。
病院から帰ってくると、どうも体調がおかしい。塾へ行く前に空の隣りで2時間ほど寝てしまった。どうやら風邪がうつっていたらしい。
*病院に行っても窓口払いが無いので、本当に楽である。診察も薬もタダなのだから・・・。


保育園で痛ましい事故が起きた。「軒下で遊んでは行けません!」と口でいくら言っても、子供たちは言う通りには動かない。屋根から雪が落ちることを想定しなかった保育園に全面的に責任があると僕は思う。中学生も小学生も先生の言った通りに動く子達ばかりではない。ましてや保育園に通う子達が、悪戯盛りの幼児たちが大人のいいなりになる訳がないのだ。親は保育園を信頼して子どもを預けるのだ。保育園、幼稚園、学校と言っても、結局は人なのだ。陵平が死んでしまったのも、先生達の言葉が陵平の心に雪崩を起こしたのだ。子供たちを預かる人間の一人として、子供たちの命を預かっているのだと肝に銘じておかなくてはいかない。


1月17日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第17弾! 

「たかやん議員日記」2006.第17弾!  1月17日(火)

阪神淡路大震災
11年前の今日、僕と小学校六年生の亮は二人でパジェロの中にいた。現役の中学校の教師が住む家が無くて、車の中で息子と二人で生活していたのだから笑ってしまう。その日の朝は特に寒くて、気温はマイナス5度。二人で天体観測をした後、亮は直ぐに寝てしまうのだが、僕はいつも寒くて寝られない。本を読みながら日本酒を飲んで、温かくなった亮の足の熱を感じながら、何とか寝るという状態だった。普通離婚すると子供たちは母親というケースが多いようだが、我が家の子達は娘が母親を選び、息子が父親を選んだ。もっとも娘と一緒だったら車で生活しようとは思わなかっただろうし、あの息子だったからこそできたことだと思う。それ程僕らは一心同体だったような気がする。24時間毎日のように父子が一緒というのは息が詰まるはずだが、僕らは学校に行く以外は本当に一緒にいた。車の中での100日間は辛い日々でもあったが、あの時の神戸の人たちに比べたら屁のようなものだったのだと思う。僕らは水も飲めたし、トイレにも行けた。何より、車の中で寝袋で寝ることができたのだから・・・・。あの日は神戸もマイナス5度。その気温で外で毛布に包まっていた人たち・・・寒くて眠れるわけがなかったと思う。そして何より家族を失った悲しみは計り知れないだろう・・・。僕らはそういう意味では本当に幸せな家族だったのだ。車の中での生活は約100日間。「亮、神戸の人たちのことを思えば、俺達は本当に幸せだぞ!」「そうだね。」僕と息子にとっては忘れられないいい思い出である。

宮崎勉
彼と僕らは有明の森テニスコートで遭遇している。あの夏、有明の中学生のテニス大会に彼は現れた。女の子のスコート姿をローアングルから写真を撮っている男がいるので、注意してください。という連絡が本部に入ったのだ。僕らがその男をコートから追い出し、「おかしな奴が最近多いね。」と話した後、彼は別の場所で犯行に及んだのだ。もう17年前の話なのだ・・・・殺された女の子達は生きていれば成人式を迎える年頃。彼を何度殺しても誰も生き返らないのが悲しい。

政治献金
テレビで証人喚問を見た。国会議員に政治献金をし、質問にはまともに答えられない証人がそこにはいた。営利目的の企業が政治家に金を渡す。儲かる以外に何があるというのだ。それが合法だということ自体がおかしいと思う。「記憶にございません。」とか「認識しておりません」とか議会の答弁特有の言葉がでてきて、笑ってしまった。「記憶にはあるけど、言わないよ。認識してたけど、しているとは言えないよ。」ということだろう。大体パーティーをやって金を作ろう何ていうのはまともな人間の考えることじゃあない。普通パーティーを開いたら、主催者がお客を招待するものだろう。みんな汗を流して働いているのだ。人の弱みに付け込んで、上手い汁を吸う・・・そんな政治家はもういらない。


1月18日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第18弾! 

「たかやん議員日記」2006.第18弾!  1月18日(水)

小野伸二
僕が一番好きなサッカー選手は小野伸二。その小野がオランダから帰って来るという。僕はレッズが誕生した時から・・・・森監督と落合コーチの時代から練習を見て、応援してきた。だから小野がレッズに帰って来てくれるのは本当に嬉しい。一方でヨーロッパでまだまだ活躍して欲しいという気持もあるのだが・・・・兎に角、毎週彼のプレーを見ることができるのは幸せである。僕は彼のテクニックは勿論好きなのだが、彼の表情が好きなのだ。最近のテレビに出てくるのは人相の悪い人ばかり・・・・国会中継がいい例だ。そして今日はライブドア。お金持ちには貧相な人が多いのは気のせいだろうか・・・・。日本のトップからして、いかんものなあ・・・・。

セントラルパーク
ピアノでイマジンの練習をしていることを書いたら、昔、僕の英語の先生だったゆみさんから熱いメールが来た。

いつも楽しみにして読ませてもらってます。
ジョン・レノンが殺された時、NYにいたので、セントラルパークの追悼集会にキャンドル持って参加しました。他にも数え切れないほどの素晴らしいミュージシャンがいます。でも彼ほど常に先を歩いて、人々に愛と平和を訴え続けて、彼の死後年々そのメッセージの重さが強くなっていっているアーティストはいないような気がします。
ベートーベンやショパンやモーツアルトも偉大ですが、一般の労働者や庶民に向けて、自然体で訴えかけた彼は,私の一番好きなアーティストです。中でもこの”Imagine” と ”Love”はいつ聞いても涙が溢れてきます。simple なメロディーにsimpleな歌詞、でも人として生まれたからには、知っててほしい原点だと思います。人間が愚かにも生きている物を殺傷する武器を作って、売って、買って、使った結果、彼が命を奪われたその意味の深さははかり知れないと思います。すみません、つい、熱くなって・・・またね。ゆみ
* 僕らも9.11の直ぐ後の9.17にニューヨークへ行った。セントラルパークのストロベリーフィールズにも行った。ジョン・レノンは間違いなく人々の心の中に生きていると思った。そして悲しい事件が起きるたびに、人々の心を癒す歌を思い出させてくれると思った。いつの世も、金持ちの馬鹿が戦争を始める。


1月19日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第19弾!

「たかやん議員日記」2006.第19弾!  1月19日(木)

授業参観1
今日は小学校の授業参観に行ってきた。最初に見たのは理科の授業。「電磁石」の実験だったのだが・・・・・。余りのひどい授業に飽きれてしまった。
その専科の先生は白衣を着ていたが、もしかしたら理科の知識が全く無いのでは・・・そう思うほどひどかった。電磁石と方位磁針を子供たちに渡すのはいいのだが、「今日は自由にやってください。」と最初に宣言。(おいおい、大丈夫かよ・・)と思っていたら、案の定子供たちは電磁石を使って、方位磁針をクルクルまわし始めた。力の強い、電磁石を方位磁針に付ければ、磁極が変化することなど当たり前な訳で・・・電磁石のどっちがN極かなんてことは分からなくなってしまう訳で・・・。そして、「今日は自由にやってください。」と言いながら、「駄目だよ、そんなことしちゃあ!」と直ぐにストップさせるのだ。
20分程、そういう実験を繰り返した後、検流計を使って電流の向きを調べる実験を一人でやって見せていた。検流計が学校に1台しかないのにも驚いたが、その検流計を直接繋いで電流を流したのには驚いた。勿論検流計の針は振り切れ、ブルブルいっていた訳で・・・そういうのを見た子供たちが、中学校に入ってきて、計器を壊していくのだと思った。
最後の締めは2時間目のまとめ。「さあ、みんな何が分かったかな?自分の言葉で言ってみて。」とかっこいいことを言ったのだが、最初の女の子が「電磁石にはN極とS極があることが分りました。」と言うと、「え?それだけ?あれだけ時間を使って、それだけ?」ときた。僕なら、「いいねえ、そうだね。電磁石にはN極とS極があるんだね。みんな確認するよ。はい、大きな声で言ってみよう!」小学生だったら、それくらいのことはすると思う。そして「はい、他にはどうかな?」とできるだけ沢山の子どもに発言のチャンスを与えるのが普通だ。ところがこの先生は、その女の子を含めて、たったの3人の発言で終わらせてまとめに入ってしまったのだ。挙句の果てに「鉄心の向きを変えても、N極とS極は変化しないんですね。」と自分で答えを言ってしまった。その答えをいえる子は何人もいたのに・・・・そして言った言葉が「電流はプラス極からN極に流れるんですね。」(馬鹿・・・・)小学生は先生の言うことを信じるものなのだ。教育実習生でもこんなひどいまとめはやらない。その上、時間を20分も余らせて、「時間が余ったので、次回の授業の予告をします。」と言ったのには愕然とした。(こらこら、20分あったら、実験だって、発言だってできただろ?)これじゃあ、理科嫌いな小学生が増えてもしょうがない。僕は教育委員貝の指導主事ではないので、余り細かいことはいいたくないが、実験室の戸棚にもその先生のいい加減さは出ていた。ラベル通りに入っているものが一つもないのだ。「三角フラスコ」「ビーカー」「試験官」とラベルは貼ってあるのに、全く別のものが入っている。こういうことも子供たちはやがて真似していくのだ。貧困な実験に、貧困な授業。理科が大好きな子供たちでも大嫌いになってしまいそうな気がした。



1月20日 (金)  「たかやん議員日記」2006.第20弾! 

「たかやん議員日記」2006.第20弾!  1月20日(金)

科学センターのM先生からのメール
昨日の日記に理科専科の授業参観の話を書いたら、早速メールが来た。もと校長だったM先生の話には信憑性がある。そして科学する心を感じる。実験を通じて理科が大好きになっていく子供たちの姿が見える。

理科専科の授業なのにお粗末な限りですね。
いや、専科でないほうが。。。もっとましな授業が出来るかもしれません。
専科でないほうがいいのかもしれません。
と言うのは、専科とは名ばかりで、実質は普通の先生なんですよ。
もしかすると、学校によっては担任を任せられないダメ先生の場合のあります。
音楽などは専門性が問われますが。。。理科は軽んじられていますね。

科学センターでは、12月から3単位で「電気の科学」をやっています。
今日、その最後の講座の準備をしてきました。
まず、電磁石をつくる。
*巻く回数を変えるとどうなるか。。。
*巻く場所を変えたらどうなるか。。。幅広く巻くか、狭い範囲に巻くか。。。

次に、流す電流の向きを変えるとN極、S極にどんな変化が表れるか。
この時、方位磁針に電磁石を近づけすぎないこと。。。
ゆっくり静かに近づけさせること。。。また、何故、そうするかを教えること。

それから、コイルに磁石を入れたり出したりするとどうなるか。
検流計が1台しかないので、実物投影機を使って、テレビに写すことにした。
また、人がかがんで通ることの出来る大きなコイルがあるので、
そこを強力な磁石を持って通ると電流が流れるのは。。。を考えさせる。
地球の磁場でも検流計は振れるのですね。
コイルの中を磁石が動くと電流が流れることをつかませる。

最後は、簡単なコイルモーターを作成作成させます。
電流と磁石の応用です。
安全ピンの輪の部分を利用して、簡単に作れます。
簡単に作れるコイルモーターにたどり着くまでに2週間ほど教材作成に
時間をかけました。


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