ずいずいずっころばし やっと文化祭の合唱の本格的な練習に入った。文化祭まであと10日ちょっと。それまでに3曲をこなさなくてはいけない。合唱は2曲。“すいずいずころばし”と“I’m working on the rail road”だ。先週から始まったパートごとの練習で何とか歌にはなってきた。(和子、純子、和秋、かおり)の家の方、大変迷惑をおかけしました。協力して頂いてありがとうございました。これからも、もしかしたらあるかも知れませんが、よろしくお願いします。歌は心である。心が集まってハーモニーになる。みんなの力を集めて、素晴らしいハーモニーを作っていこう。
練習 19日(金)の6時間目は音楽室で合唱の練習。“ずいずいずっころばし”は歌らしくなったものの“I’ve been working on the rail road”の方はアルト、バスの音の外れがなかなかのもので、何回もピアノの前に集めなくてはならなかった。そして、今度は体育館へ行って舞台の上でやったのだが、初めのうちは声が小さくてどうにもならない。全体的に言って女子の声には元気があり、男子にはない。たまに元気があっても音が外れる。指揮をやっている担任はやけになって『いいからどなれ!!音なんか外れたっていい!』と叫ぶ。不思議なもので、怒鳴って歌っている内に音が段々とれるようになってきた。 そして土曜日の放課後に歌った歌は“合唱”らしかった。ピアノの伴奏もかおりが工夫してくれて・・・やってて楽しくなってきた。さあ、あと4日、頑張ろうぜ。
『一生懸命』幻の学級通信第48弾! 1984年新座市立第五中学校1年1組 1984年10月24日(水) 10月23日毎10時41分 今日は結構楽しかったな。朝7時に起き(正確にはテニス部の子に起こされ)練習に行き、練習をやり過ぎて朝ご飯を食べる時間がなく、しょうがないから弁当を作ってもらって、朝の職員打ち合わせのときに隠れながら食べていたら、甲神先生に冷たく笑われ、それでも食べていたら和子、かおり、真奈美にしっかり見つかり「先生!誰が作ったの?」『うん?』「早く学活に行こうよ」『おう、わかった。合唱の練習やったか?』「うん」てな訳で・・・教室に行くと、なんとなく爽やかであり、みんながニコニコしている訳で・・・・。 5時間目。体育館でリハーサルのリハーサルをやった。6組が見ているというのに失敗ばかり。志茂先生には「安心したよ」と言われる始末。とにかく笑ってばかりで、指揮者も思わず笑ってしまった訳で・・・6時間目は縄跳び集会。担任も半袖短パンで頑張りました。縄跳びを跳びながら歌を歌ったのだが、やけに楽しかった。そして、リハーサル。やっぱり緊張する訳で、指揮者もまったく笑うことなく30分間、しっかりと頑張ったのでした。リハーサルが終わって、テニスコートに行ったらもう真っ暗。ミーティングをちょっとやって、家に帰る。6時からはナイター練習。練習は9時まで続く。ナイター練習が終わり、子ども達をそれぞれの家まで送り届けたら、もう10時を過ぎていた。風呂に入り、夕食を食べ、ほっと一息ついたところでこれを書き始める。今11時18分。これからラケットのガットを2本張って、寝ることになりそうだ。 つぶやき @ まず電話が鳴り(そうモーニングコールという奴ですな)次に直接起こしに来る奴がいるのです。Aこれには参りました。いつも朝練から8時10分頃戻り、8時24分頃家を出るのだが、今日家に帰ったのは8時20分頃だったのです。Bこの頃何人もお迎えに来るので、誰が誰だかよくわからないのです。一番来るのはかおりと真奈美だね。C6組も文化祭で合唱をやるのです。D生徒には「短パン・半袖でやれ!」というのに、殆どの先生が暖かそうな格好をしてやっているのが実情で・・・EI’ve been working on the rail roadを男子全員と歌ったのです。F夕食抜きでやるのだから、これはもうバカ。G1本張るのに約40分。しんどいけど、張りあがるのが楽しみで・・・H指揮者『おい、あづさと亜希子。2列目へ行け。環と真由美1番前。』(あづさと亜希子が一番前は嫌だと言ったので・・)満寿子「なんで代わるの?」指揮者。『環が可愛いからだよ。』環(大きく頷いて)「納得」一同、大笑い。 エージ! 文化祭の発表。ハーモニカをやめ、歌をもう一曲やることになった。長渕の歌で“おいらの家まで”1組が1学期から歌っている、みんなが大好きな歌だ。(一部紹介すると)「女好きはおいらの悪い癖、でも遊びなんかじゃないよー!機嫌直して!(エージ!)来いよ、来いよ、おいらの家までー」途中全員で(エージ!)と叫ぶのが1組のミソ。いろんな奴の名前が挙がったのですが・・・隆志とかトモヤんとかタカヤンとか・・・ま、結局、英二が一番相応しいということになり、(エージ!)の大合唱になったという訳です。 ともや *@学校の隣に家があると・・・こういうことが起こるんだろうなあ。通勤時間が10秒というのは楽だったけれど・・・ね。わざわざ学校の隣に引っ越してくる教師って・・・普通いないだろうなあ・・・・(笑)。
文化祭当日 舞台発表の時が近づく。はじめは2年4組の合奏だ。石井宇人先生を中心に実に見事な演奏をしている。ギター、オルガン、ドラム、縦笛、ピアノ、サックス・・・素晴らしい。クラスが団結して、よほど練習したのだろう。放送室で見ていたら、@段々緊張してきた。2番目は2年10組の“西遊記”だ。音楽が・・・出ない。おかしい!出ない。これには慌てた。バックミュージックが出ないのだ。「テープ逆さじゃん」「巻き戻ししてない」「接触は?」誰かがひょいとout put levelのつまみを回す。出た!Aホッと一息だ。この劇もなかなかのものだった。劇が終わりに近づく。担任『準備委員長!制服貸してくれ!』委員長「は?」担任『随分長いな、お前の足。』委員長、ニヤニヤ笑う。担任『おい、ベルトきつくて締まらないぜ。』委員長「大丈夫ですよ。どこでもとまるやつだから。」五中の制服を着て1組の出番を待つ。 終わった!1組が舞台の裏に来る。はじめ俺を見ても誰も気がつかない。担任『気合を入れてやるぞ!マジでやるぞ!』「キャーッ!どうしたのそのカッコ」「セールスマンみたい」「俺、絶対笑っちゃうよ。」「ウッソーッ」みんなゲタゲタ笑っている。亜希子だけが「可愛い!」思わず、いい子いい子してあげた。舞台の幕があく。指揮者が舞台の中央に進む。一瞬のどよめき。「タカヤーン!!」2組の女子の叫び声。礼をしてみんなの顔を見る。もう笑いはない。みんな俺の方を見ている。かおりに合図する。さあ、いよいよ始まるんだ。1曲目。“I’ve been working on the rail road”だ。男子の声がやや小さい。そして音のズレ。(ええい、しょうがない。頑張るっきゃない)何とか終わった。B2曲目は”ずいずいずっころばし“だ。和子と真理のソロ(デュエットか)が歌う。女の子が歌い、男子が歌う。なかなかいいぞ。突然、指揮を間違える。が、みんなが上手くカバーしてくれて、何とか乗り切る。拍手が起こる。緊張感が高まってきた。C3曲目、”俺らの家まで“ギターを弾きながら、みんなの顔を見る。笑顔がかえってくる・・・・終わった。全員が立って・・・担任『礼!』拍手が起こる。幕が閉まらないのに帰ろうとする。まだ緊張しているのだ。幕が閉まる。「ヤッター!」「キャーッ!」「ワァーッ!」全員の叫び声。こうして1組の舞台は終わった。終わってみればなんのことはない。一番間違えたのは俺だった訳で・・・Dああ緊張したなあ。もう指揮者はこりごり。 終わってから・・鮫ちゃん「もう、間違えるんだもん」担任『分かった?』鮫ちゃん「あ、間違えるなぁと思ったら、間違えるんだもん。」担任『もう、凄い緊張してたんだよ。』 @ うんこしたくなっちゃって・・・Aこの頃になるとピタっと止まったね、うんこ。Bかおりも初めの音を出すのを忘れて・・・・Cマイク3本のうち、1本が突然壊れてしまい、まあ大変だった。Dこれを書いている今も、まだ緊張している訳で・・・俺って気が小さいんだなあ〜。 *鮫との会話が面白い。これを読まなければ全く忘れていた。やっぱり記録は大事である。文化祭でギター弾いてたんだねえ。ピアノを弾いて歌ったのは覚えていたんだけど・・・ギターを弾いてクラス全員で歌ったのは・・・鮫は覚えているかなあ・・・。