Diary 2004. 10
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10月11日 (月)  「たかやん議員日記」2004.第208弾! 

「たかやん議員日記」2004.第208弾!  10月11日(月)

視察
明日から2泊3日の視察である。文教経済常任委員会の視察では宝塚市の「宝塚手塚治虫記念館」、堺市の「堺市教育アシストネット」、松原市の「松原市立セフティースクールサポート事業」、そして八尾市の「中小企業地域振興基本条例」を勉強して帰ってくることになっている。

新座市の財政がこれだけ苦しいのだから、そんなに遠くへ行かなくても・・・と僕は思う。僕が視察で一番行きたいところは新座市。勉強したいことは「教育特区の英会話」だ。新座市の全小中学校の「英会話」の授業を見て回っても、お金は一円もかからない。そして全てのクラスを見てまわれれば、新座市の小中学校の実態がある程度分かるはずだ。

予算をいくらかけても、プログラムを全部委託しているようじゃあ本物の「教育特区」とは言えない。新座市の頭脳を結集してAETの頭脳も結集して「新座市」独自の英会話をやることに意味があるのだ。お金をかけなくてもできることはたくさんある。視察も特区も・・・・。

14日の夜まで日記はお休みします。勿論大阪で書きますから待っていてください。
たかやん


10月12日 (火)  「たかやん議員日記」2004.第209弾!

「たかやん議員日記」2004.第209弾!  10月12日(火)

のぞみ111
東京駅に着くとほとんどの人がもう来ていた。僕はコロコロ転がすタイプのバッグを持って行ったのだが、他の人はみんな小さなバッグだけ。不思議に思っていると・・・・「何が入っているの?」と逆に聞かれてしまった。
僕のバッグの中にはYシャツ2枚、シャツ2枚、トランクス2枚、靴下2足、タオル1枚、本2冊、Tシャツ1枚、短パン、洗面道具とMD、DVDプレーヤーが入っていた。ジャージの上下を持っていこうかなと思っていたのだが、入らないのでやめたのだ。

グリーン車
新幹線の中ではほとんどDVDを見ていた。英語の勉強とサッカーの勉強を兼ねて、ベッカムのサッカースクールというDVDを見ていたのだ。子ども達のベッカムに対する質問がかわいくて、なかなか面白かった。

宝塚
最初の視察は宝塚の「手塚治虫記念館」。市役所の人が駅まで迎えに来てくれて、歩いて向った。僕は天海祐希が好きなので、この辺を歩いていたんだなあ・・・とちょっと嬉しかった。東京は雨のようだったが、宝塚は晴れ。10月だというのに汗をかきながらの視察が始まった。

手塚治虫記念館
新座市にも「アトム記念館」をつくろうという動きがあるようだが、この「手塚治虫記念館」はなかなかのものだった。3階建て(正確に地下1階地上2階。)派手総工費は約20億。年間20万人以上入るが、経営としては大赤字だとのことだった。こういう記念館は新しいときはそこそこ人が入るが、時間がたつと飽きられてしまうのだそうだ。でも手塚治虫の写真や直筆の漫画や絵や日記、成績表には驚いた。彼は医学部を卒業して、医学博士だったのだ。ここの2階には手塚治虫の本が置いてあり、自由に読むことができた。他の人達が映画を鑑賞しているあいだ、僕はひさしぶりの「アドルフに告ぐ」の世界に入っていた。新座市で「アトム記念館」をつくってもあの資料は入ってこないだろうし、年間20万人来るとは思えないし、仮にそれだけ来たとしても大赤字では意味はないだろう。

大阪のホテル
ホテルまでは大阪駅から歩いて5分とのことだったが、軽く15分はかかった。部屋はシングルだとういことだったが、グレードアップしてツインに一人ということになっていた。夕飯の後は隣りの部屋の小池さんの部屋で二人で語った。彼は煙草が嫌いな僕に気をつかってくれて、僕がいる間は1本も吸わないでいてくれた。



10月13日 (水)  「たかやん議員日記」2004.第210弾! 

「たかやん議員日記」2004.第210弾!  10月13日(水)

大阪と東京
驚いたことがいくつかある。まず大阪の人たちは東京の人たちよりも歩き方が遅いということだ。駅の地下道であるくスピードが東京と全然違うのだ。とにかくゆっくり流れている。電車の中で携帯でメールをやっている人も少ない。ウォークマンを聞いている人もすくない。エスカレーターは右側に乗って、左側を空けておく。本当に不思議な光景なのだ。たぶんみんな気付いてないと思うのだけど、そうなのだ。女子高生の雰囲気も東京の子達より清楚な感じがした。下手糞なお化粧をしている子が少ないからかも知れない。駅前地下街のレストランではひれカツのことをヘレカツというし、東京とは別世界なのである。

仁徳天皇陵
生まれて初めて仁徳天皇陵を肉眼で見た。あの有名な前方後円墳である。ピラミッドと秦始皇帝陵と並ぶ世界三大古墳である。正式名称は「百舌鳥耳原中陵」(もずみみはらなかのみささぎ)というらしい。この堺市には色んな観光資源(古墳だけでもかなりの数がある。)があって、観光マップもちゃんとある。でもその観光マップがあっても丸一日では全然回りきれないようなところである。こういう歴史のあるところで「観光都市」を目指すのなら成功する可能性もあるだろうが、今の新座でそれをやろうというのは「無理」だろう。大体新座には宿泊施設も大駐車場もない。平林寺意外にはこれといったものがないのだ。池田のダチョウ牧場には可能性があるとは思うが・・・・・。




10月14日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第211弾!

「たかやん議員日記」2004.第211弾!  10月14日(木)

朝ごはん
ホテルでの朝ごはんはバイキング?方式だった。みんな一緒に起きるわけではないので、各自バラバラで食べるのだが、先に食べ終わった平八さんがいつも僕に付き合ってくれたのが嬉しかった。ちなみにこの文教委員会の最高齢は平八さんで、最年少は僕。まだ知り合ってから間もないのに僕は平気で「平八さん!」と呼んでいる。

視察最終日の午後は八尾市だった。昔全国大会で当たったことがあるので、ちょっと懐かしい感じがした。人口は274448人で新座市よりもかなり多いが堺市ほどではない。でもこの堺市の「中小企業地域経済振興基本条例」はなかなかのものだった。役所が役人が先頭きって、本気でやらないかんのですわ!大事なのは本気になることでっせ!担当課長の説明には迫力があり、そして魅力があった。「役人にしておくのはもったいない!」と誰かがつぶやいていたが・・・・今こそこういう人が役人でぐいぐい引っ張っていてく必要があるのだと思う。企業と大学と役所と銀行が協力していかなあ・・・・という言葉が心に残った。我々には情報がありますねん。それをどんどん流していくんですわ。そして市全体が元気になっていくというわけでんねんな。
大いに参考になった堺市の地域経済振興基本条例であった。


この視察の間、本を5冊も買ってしまった。全部で7冊。帰りの荷物が重いわけである。その内の4冊はホテルや移動中の電車の中で読み終わってしまった。あと3冊はこれから楽むことにしよう。

初めての視察が終わった。色んな市が日本全国で同じような視察をしているのだろう。僕らはかなり真面目にした積もりだけど、それでも無駄はあったと思う。予算があるから使うのではなくて、どうしてもここへ行きたいから、予算をつけるというようにしていかないと、本末転倒の「視察」が後を絶たくなるのだ。市の財政は苦しいのだ。一回の視察でかかる費用は約100万。4つの委員会で400万・・・・考え時だと思う。


10月15日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第212弾! 

「たかやん議員日記」2004.第212弾!  10月15日(金)

日本語特区
隣りの東京世田谷では「日本語特区」を国に申請するらしい。「英会話」よりも「英語」よりも「日本語」ということらしい。僕はどちらでもいいと思う。基本さえできていれば、英会話をやっている子どもが「日本語」に燃えていくこともあるだろうし、日本語特区で勉強している子達が言葉の奥の深さに触れて、英語などの外国語に目覚めていくこともあるだろう。
だけれども、どっちが先かと聞かれたら、間違いなく日本語つまり母国語が先と答えると思う。それほど今の子ども達の「日本語力」は低くなってきている。小学校で習う漢字が読めない。勿論書けない。そういう中学生がたくさんいるのだ。昔から「読み書き算盤」というが、脳みその基礎は確かにそれだと思う。
テレビの影響も大きいだろう。年間の総授業時間よりもテレビを見る時間の方が長いといわれているほど、学校で勉強する時間は短くなってしまったからだ。「テレビのチャンネル権を子どもに与えるということは、こどもに自動車を運転させるのと同じだ。」という人がいるが、同感である。新座市だけでも週休二日をやめて、私立と同じように土曜日は授業にするくらいの覚悟がないと特区の成果などは出てこないと思う。



10月16日 (土)  「たかやん議員日記」2004.第213弾! 

「たかやん議員日記」2004.第213弾!   10月16日(土)

母の誕生日
今日は母の80回目の誕生日だ。電話をすると「みんなから電話がきたわよ。」と嬉しそうだった。子どもは勿論孫達からもたくさん電話がきたのだ。「60歳までは絶対に生きないと、と思っていたのよ。」と母さん。僕は母さんが29歳の時の子だから、僕ら兄弟が全員しっかりした大人になるまでは死ねないと思っていたらしい。57歳で死んだ父さんもよく言っていた。「たくさんの戦友達が死んでいったんだ。」「戦後の人生はおまけのようなものだ。」と。おまけでもいい。母さんには長生きしてもらいたい。また一緒に散歩したり、麻雀したりしようね、母さん。そうそう小学校しか出ていない母さんが2冊の本を出してから随分経つね。父さんも随分出したみたいだけど、今度は僕の番だよ。もうすぐできるからね。楽しみにしていてね、母さん。


10月17日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第214弾! 

「たかやん議員日記」2004.第214弾!   10月17日(日)

金八
テレビの金八がまた始まったらしい。それを見た現役の中学教師が「いくらなんでもあれはないよな・・・」と言っていたが、新座市内の子ども達からの情報では似たようなものらしい。「授業中に教室で煙草を吸っている奴がいる。」という話まであるのだ。流石に(勘弁してくれよ)と思うが複数の子達からの情報だから事実のようだ。学校も教育委員会もこういう情報は隠したがるものだ。(もしかしたら情報をつかんでいないなんてこともあるが・・・)だけどこういうことは隠してもしょうがないのだ。子ども達の口に蓋はできないから・・・。
こういう挑発的な態度は今までにも市内の学校であったことだ。挑発に乗れば「暴力事件」になってしまうだろうし、無視していれば関係はさらに悪くなる。ここでプロの出番なのだ。こういうときにどうするか・・・そこで本当の差がでてくるのだ。新座市のプロの教師達に期待したい。


10月18日 (月)  「たかやん議員日記」2004.第215弾! 

「たかやん議員日記」2004.第215弾!   10月18日(月)

朝食
どうも最近の子ども達の朝食が貧しくなってきたように感じる。食べない子は論外としてもパンだけとか、スープだけとかいう朝ごはんも結構ある。朝ごはんに和食という子が少なってきたのは気のせいではないだろう。(僕の勘では10人に1人くらいだと思う。)

ごはん・味噌汁・オクラ納豆・生卵・ほうれん草の胡麻和え・海苔・鮭というメニューを作るのに僕は10分で十分だ。いくらのんびり作っても15分もあればできる。何人前作ってもかかる時間は同じようなものだから、朝いつもより20分も早く起きればこの程度の和食を子ども達に食べさせることができるのだ。

子ども達の学力低下、体力低下の原因の一つにこの貧しい朝食があると思う。子ども達は「いい栄養」と「いい言葉」で成長するのだ。日本全体が裕福になったはずなのに、食事が粗末になってしまったのは何故だろう。親は確かに子ども達にお金をかけるようになった。だけど時間はかけないようになったのかもしれない。

親の愛情は「ビタミンI(愛)だ。」と言った友人がいたが、その通りだと思う。ビタミンIで一杯の朝ごはんを子ども達に食べさせてあげたいものである。


10月19日 (火)  「たかやん議員日記」2004.第216弾!

「たかやん議員日記」2004.第216弾!   10月19日(火)

銀行と郵便局
U銀行へ行った。送金をお願いすると「電信にしますか?文書にしますか?」『いくらですか?』と聞くと「105円違います。」『いや、そうではなくていくらといくらですか?』「電信が六百・・・」
銀行の手数料はどうしてこんなに高いのだろう。銀行の経営がおかしくなるたびに公的資金(国民の金)をいったい、いくら銀行につぎ込んだのだろう・・・なんだかちょっと気分が悪くなった。

一方郵便局は確かにぱっとしない。制服もダサいし、受付に若くてきれいなお姉さんは少ない。でも日本全国津々浦々に存在し、保険と貯金と配達を同時にしてくれるのだ。お年寄りや体の不自由な人が車なしで行けるのは銀行ではなくて、郵便局だ。今郵政民営化が叫ばれているが、僕は大反対である。郵便局が銀行のようになってはいけない。今僕達が信用できるのは銀行ではなくて郵便局だと思う。


10月20日 (水)  「たかやん議員日記」2004.第217弾! 

「たかやん議員日記」2004.第217弾!  10月20日(水)

団会議
今日は10時から団会議だった。色々とやることがあったので8時半頃に行った。まず教育委員会の田村先生に「適応指導教室」のことを聞いた。現在は10名ほどのこどもたちが通っているらしい。来週にも見学をさせてもらえるとのことだった。学校訪問の方は3週間以上前に申し込んだのだが、まだ回答がない。普段の授業を見せたくないという気持ちは分かるが、それでは進歩もない。「地域に開かれた学校」が言葉だけになって欲しくない。

視察の資料を整理して、11月の「刷新の会市政報告会」の準備をする。10時過ぎ?全員集合。それから「平成17年度新座市予算編成にあたっての政策要望」の話し合いが続いた。とにかくみんなが新座市のこの財政状態に危機感を持っているのだ。

台風
また台風がきている。『馬鹿野郎!梅雨に台風文部省』は有名だが、本当に馬鹿野郎といいたくなる。きっと日本中で亡くなる人があるのだろう。富山の母のことが心配になる。ひとりきりのお年寄りが日本中で不安な夜を迎えようとしている。


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